145mは無理だった

この記事は約 3 分で読めます。 投稿から 10年。最終更新から 4年経過。
作成に約 46 分かかりました。
slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
このブログはAmazon他のサービスを通じて収入を得ています。

歩き方をフォローする

145mは歩けなかった


歩けていないので気が進みませんが、今月はまだ3回しか更新していないので前回145m張った時のことで更新します。

先週末、145m張ってきました。
歩く気満々だったのですが、全然だめでした。この日のために綱爺さんにも来てもらったのに、がっくりです。

以前、試しに一人で途中まで引いて張ったのですが、あまりの重労働に途中でダウン。100mクラスの時は時間はかかっても特にきつくなかったのに、40m少々伸びただけでもこんなに違うんかい。100mなら非力な自分でも全く一人でも大丈夫ですけど、140mは・・・。自分的にはいっぱいいっぱいです。自分の中で一人で正常に張れる限界は120m台までとしておきます。140mも張れないことはないと思うけど、早くから準備して余裕をもった方がいいと思います。
今回は試し張りの懲りて、綱爺さんに声をかけて来てもらいました。二人だと、準備も早いし引くのも楽。極楽です。一人増えるだけで全然違う。
最初ライングリップで引いて、それからメインプーリーシステムで引きました。しかし、ライングリップでの引きが甘くて、見る見るうちにロープを消費してリミットまで行ってしまいました。前回の試し張りでこのくらいでいいかなと思ったんですけど、がっくり。
プーリーでの折り返しの数は最終的にはメイン5個、サブ5個の計10個です。クランプは最終的には二つ。メイン(6:1)、サブ(4:1)、サブサブ(3:1)の計72倍力でした。30から72にしたら、格段に楽でした。でも引く量が多くて時間がかかかってしまう~。やっぱり作業量は同じなんですよね!

難しさ


↑145mと50mライン二つ張りました。

ラインは地面につかないので、一応歩けるテンションはあったんですけど、無理でした。でも、チャレンジするごとに距離がアップして半分近くまで行きました。しかーし。そこを突破しても後半を歩ける予感は全くなし。中盤に入ると足がガクガク。どんどん余裕がなくなって落ちました。この距離だと中盤区間が長すぎます。あれはきつい。それに、中盤の手前が技術的に一番難しいかもしれない。全く気が抜けません。自分の歩行の揺れがびよーんと飛んで行ってテンションの強い支点方面で増幅して、戻ってくる。ほんと恐ろしい。そしてこれは、不規則なんです。風の揺れなどはある程度規則的だけど、この不規則な揺れは100mオーバー特有の世界。だけど、何度もやるうちにコツもわかってきてなんとかたまに乗りこなせるようになりました。

ですが、その不規則な揺れを我慢して進んで中盤に突入しても、そこまでにかなり体力と精神力を消費してしまっています。中盤は、自分自身が起こす揺れは前後に分散するからか、中心部に重みがあるからかわかりませんが不規則な揺れは起こりません。だけど、中盤は、前後左右の揺れがすごい。ゆっくりと大きな周期でラインが動きます。これをコントロールするのは相当きつい。しかも後半は揺れが後ろから襲ってくることになります。

ってことで今回は撃沈でした。しかも綱爺さんが足を負傷。全治二週間とのことですが、自分が誘っただけに申し訳ない気持ち。次はいつ張れることやら。なかなか時間がないのです~。

歩けなかたったけど、いろいろ勉強になりました。

やっぱ余裕を見て引き込み区間は準備すべき。いや、余裕だと思ったんだけどなぁ。めざせ、伸長限界。この長さだと、張った後にクリープ現象でどんどん伸びていきます。後で追加で締める余裕は必須。