テントのカビ取りはカビホワイトを使え、綺麗になって仰天

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歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
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中古で安いと思ったらカビテントだった

奥のテントが中古で5400円で買ったテンマクデザインツードアドーム3

テンマクデザインツードアドーム3を近所の中古屋で見つけて買いました。買う前に、状態を袋から出して軽くチェックしたのですがフレームが新品同様、ペグも未使用、本体生地も綺麗。これはお買い得だと思い買いました。

しかし、購入後試し張りしたら気付く。フライがカビ。フライの状態はノーチェックでした。より繊細なテント本体の方が綺麗ならフライも綺麗と思うじゃないですかー。

ほぼ全面にカビ

フライしかカビていないということは、雨で撤収して別々に保管されていたんでしょうね。

テンマクデザインツードアドーム3

カビは見えないな

MSRのエリクサーとほぼ同じうお座フレームのテント。ヘリノックスで有名なDACポールが採用されています。ポールは特殊な形状で二本が接続。本体は吊り下げタイプでフルクローズできるタイプ。エリクサーはメッシュ部分がありますが、このテントはメッシュは入り口二つだけ開け閉めできます。フライは少し違うけど、基本的に同じ。

使ってみてとてもいいと思った。ほぼ中の壁が垂直で四角い中身のテントって感じ。気になるのはフライの天井部分が平らで傾斜が無いから雨がひどかったら本体と接触しそう(フライはなるべくピン張りにする、フライとポールをちゃんとベルクロで留める)、ポールが比較的長いのに区切りが短く折りたたみの回数が多い。

廃番品なのでほとんど情報が無いです。販売数も少なかったんでしょう。重さは2.8㎏なんですが、これより少し広いアライテントの山岳テントエアライズ3が2kgなのを考えるとまずまず軽量なテントで山岳テントと言っても差し支えない軽さ。しかも、本家エリクサーと重さはほぼ同じ。

とりあえず洗濯機で洗ったがカビは取れず

帰宅後とりあえず洗濯機に洗剤を入れて洗ったけど、多少の効果はありました。少しカビが薄くなった気がする。しかしながら、カビは普通に健在。

幸いフライが緑なのでカビはそんなに目立たない。

カビホワイトというカビ取りの定番製品を使用してみた

【検証】カビソフト除去スプレーでテントのカビはどこまで落ちる? | キャンプ・アウトドア情報メディアhinata
本記事では、カビソフト除去スプレーでテントのカビがどこまで落ちるかを検証。カビの落とし方や生えさせないコツを紹介します。
【カビソフト除去スプレーでテントのカビ取りレビュー】黒カビだらけが…消えた!
あおちゃん こんにちは、ファミリーキャンパーのあおちゃんです。   あおちゃん キャンプって楽しいー! この日も、川遊びをして、美味しい料理を食べて、それはそれは楽しいキャンプでし...

↑上記サイトを参考にカビホワイトを購入したのですが、どちらもテント本体に使用されています。フライシートじゃないんだよあなぁ。

カビホワイト カビソフト除去スプレー カビ取り剤[木材・畳・すのこ・マットレス・カーテン] (450ml)
ビーワンコーポレーション
¥1,480 (¥3 / ml)(2024/04/25 05:58時点)
いくつか種類があるけど、緑色のラベルを選んでください。

この製品はよくある次亜塩素酸ナトリウムの製品ですが、揮発して成分が消えるタイプ。次亜塩素酸は基本的に乾燥や日光で分解されやすいので、その特性を利用した製品です。

正直、ピューラックスなどをスプレーしても同じ効果がでそうですけど、濃度等も不明ですので調整されたこの製品は買う価値があります。

まず、家のマットレスについた黒カビにスプレーしました。一回でほぼ綺麗に取れました。自然乾燥だけでもokなのでとてもお手軽。半日ほど日光に当てれば匂いも消えた。1年以上マットレスの裏側が僅かに黒かったのですが、すっきり綺麗になりました。普通に、ハウスキーピング用としては優れた製品で、売れている理由も納得。

そしていよいよテントのフライシートに使います。が、、、このテントのカビはフライシートのほぼ全面なのです。フライシートは裏面にポリのコーティングがあるので、カビホワイトでは確実にダメージを与えそうな予感・・・。

うっすら黒カビが見える。だろうか。

カビホワイトは結構濃度が高めの印象なので、とりあえず、防水が関係なささそうな白い換気部分のメッシュにだけスプレーしてみました。

こんな感じの黒カビに3回スプレーしました。3回だけだけど結構びちょびちょ。30分後に水拭きしたタオルで念入りに拭いて終了。

きれいさっぱり黒カビ消えた。10分くらいで消えてくる。消えた時点で水拭きしたらいいだろう。

黒カビは完璧に消え去っています。ま、メッシュ部分だけですけど、この箇所は白くてカビが目立っていたので消えてさっぱりしました。

残る問題は緑のフライシート本体部分なんですが、フライシートの裏面コーティングのダメージが心配なのでほおっておくことにしました。

フライ部分の黒カビはとりあえず放置。洗ったらだいぶ目立たなくなってはいる(シリコン系の撥水スプレーした方がイイ)ので、これで良しとしよう。防水性の方が大事だしね。

テントのカビの落とし方

以下に手順を書くのでテントのカビで困っている人は試してみてください。普通に家で使うのにも便利ですよ。屋外でやってくださいね。カビホワイトは複数種類がありますが、今回使ったのはソフトってやつです。

  • カビホワイト(カビソフト除去スプレー)緑を入手する450mlで1000-1500円。
  • テントを広げカビの表裏どちらかをチェックする。
  • 色落ちや相性を見るために、一度少量で試す。
  • カビにスプレーする。軽めにスプレーする感じ。薄いカビなら2倍に薄めて使う。今回は現役で使った。
  • 30分後に水で濡らしたタオルで拭く
  • 成分を抜くために完全に乾燥させる。可能なら日光にしばらく当てる(日光分解が進むので)。
  • 1日後、塩素臭が消えているようであればたたんでシュウの袋に入れる(急ぐ必要がければふんわり風通しのいいとこで保存しよう)。
Q
カビキラーはダメですか?
A

カビホワイトとカビキラーは主成分は同じですが、乾燥だけでも無害化するカビホワイトの方が適しています。また、濃度に関してもカビホワイトの方が適しているでしょう。

Q
ハイターやオキシクリーンでカビは落ちますか?
A

粉末タイプのハイターに漬け込むことも試したことありますが、多少薄くなったかなという程度でした。オキシクリーンは試したことは無いですが、全体的なカビを落す場合は適しているかもしれません。

Q
アルコールでカビは落ちますか?
A

アルコールは予防にはなりますが、黒カビを落すことは不可能です。テントの黒カビ落しにアルコールを使うのは無駄です。