DODライダーズタンデムテントの良い点・悪い点レビュー

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新しく買ったテントはDODのライダーズタンデムテントT3-485


DODの4人用ワンタッチテント(ライダーズタンデムテント)を購入しました。
ロースタイルキャンプにはピッタリで素早く張れる面白テントなのでレビューします。
傘のような構造のポールを持ちワンタッチで立ち上げられます。ワンタッチと聞くと簡易テントのようにも聞こえますが、ライダーズテントは細かいこだわりや工夫が詰め込められた唯一無二の存在のテント。
しかも価格が安く3万以下で買える。定価は¥28,800だったと思う。

202105追記:廃番のようで、独自のスタイルからかプレミアム価格?メルカリ等でお探しください

購入までの経緯

4人家族なので4人でキャンプに行くことが通常だったのですが、最近は3人で行くことも多くなりました。
色んな事情で。ま、よくある暑いとか虫とか疲れるとか。遠いとか。

3人でスノーピークのアメニティドーム使っていたのですが、テントが大きすぎる。特にテント本体。寝るだけなのに。
かと言ってアメニティドームのSサイズは芸がないし。

ということで、テント探し開始。
条件としては4人用で前室が大きく(タープ張りたくないから)、フライシートだけでも自立できること。そしてお値段。
実はこれにかなうテントはあまりない。特にフライシートだけで自立という部分。

マニアックな品や廃番品、豪華な2ルームシェルターとか面白そうなものはいくつかあったものの、実際にはほとんど選択肢はなくてDODのタンデムテントか、他に二種類くらいしかありませんでした。

二回張ったのでレビューしてみます。

スペックや張り方

まずはスペック確認

DOD公式サイトより
組立サイズ(外寸)(約)W2300×D3550×H1400mm
インナーサイズ(約)W2150×D1950×H1150mm
収納サイズ(約)直径200×長さ650mm
重量(付属品含む)(約)5.4kg
収容可能人数大人4名
最低耐水圧3000mm
材質アウターテント:75Dポリエステル(PUコーティング)
インナーテント:ポリエステル通気性生地
フロア:210Dポリステル(PUコーティング)
ポール:アルミ合金
付属品ペグ、ロープ、ポール、キャリーバッグ

テントのコンセプトとしては2人ツーリング用テント。
本体サイズや重量を抑えながらも、ワンタッチで立てられる。
天井が低く、前室が大きい半自立フライ+インナーテント。

規格では4人用になります。
天井が低いモデルですので実際には3人くらいまででしょうが、大人2人、子供2人でも泊まれないことは無い。

Y型アルミペグ付属。
前室用の細い追加ポールも付属しているのが地味にうれしい。
重さは5.4㎏なのでファイミリー用で前室が広い4人用としては軽い部類に入る。

最大の特徴はワンタッチテントという存在であること。ポール、フライ、インナー一体型。吊り下げ式でインナーのみ取り外しが可能。
前室は広い。確かにバイクも置ける。
フライシートにポールの差込口があるので、インナーテントなしでも自立可能。しかし、四隅はペグダウンしないと潰れる。

http://www.dod.camp/product/t3_485/

以下使用レビュー

張り方

傘を開く原理と同じ。カバーの下に中心部がある。

ポールを伸ばし、スリーブに通して立ち上げる作業が無いのはやはり美点です。エイィ!とテント立ち上がり完了。
少し潰れ気味になるのでペグダウンで四隅を確定させます。
ワンタッチ部分とは別に前室用を確保するためのポールを組み立ててスリーブに通しフックで吊るして前室を立ち上げて、前方二カ所ペグダウン。ペグは最低でも6本打つ。打てないと前室は自立できない。
入り口を跳ね上げるならさらに付属のポールと細引き、ペグで固定。

ベンチレーションは3か所、ジッパーを空けて上に巻き上げることが可能。メッシュがあるが、フルオープンは無理。
裏側には雨の日でもベンチレーション開けられるように工夫されているが、フルオープンは無理。

インナーテントはメッス部分が大きめなタイプが付属。

※追記→最新型ではインナー部分のグランドシートが最初から付属するようになりました。グランドシートはバックルで四隅に固定できるために、つぶれ気味になってペグで調整するという手間がなくなりました。

撤収

無理やりポールを下に二本下げる(シールが貼ってある)とポールのツッパリが外れてテントがつぶれる。
収納はまず、ポールを全部きれいに折り曲げ、あとは本体をそれに巻いていく。全てをまとめて収納するという都合上、綺麗に折って巻いて収納することができないので嵩張る。だが、収納袋は少し余裕があるので、普通に入る。

テントが乾いているならとても速い。濡れている場合はインナーを外して別にしたほうが、後のメンテがしやすい。

良い点

グレーのテントも良いね
  • 一気にメインポールを立ち上げられる
  • 撤収も早い(乱暴に丸めるだけ、つーかそれしかできない)
  • 天井が低くロースタイルにピッタリ
  • 前室が広く、跳ね上げられ、ポールも付属
  • なんかカッコいい
  • 四角い窓がナイス
  • 価格が安い

ワンタッチ機構は確かに速い。紐をぐっと上げるだけ。
ワンタッチテントとしてはデカすぎる大きさなので女性は一人だとやりにくいかもしれない。開いたときにすべてのポールが伸ばせなかった場合は、あとからその部分だけエイと伸ばせばよい。
収納は深く考えずに折り曲げたポールに巻くだけ。綺麗に折って巻き巻きとか面倒じゃ。収納が問題という意見もあるが、乱暴に丸めていくしか方法がない。だって、ポールとフライとインナーが全部一体になっているんですよ・・・。

居住空間的の形状は好み。天井が低くてインナーの面積は少ないが、寝るには十分。大人3人でもok。前室が大きい方が嬉しい。
タープなしのテントに合わせて強制的に道具も減らす羽目になるが、それがいいんですよ。

グレーの本体と赤のポールの組み合わせがツーリングっぽい。なんとなく。

特徴的なベンチレーション用の窓。プライバシーも確保。
雨の日もベンチレーション可能

悪い点

  • 風の通りが悪い(夏は暑い)
  • インナーテントが二面メッシュなので冬は寒い(は?!なんなんこれ!)
  • ポールの接続樹脂の耐久性が不安(なんとなく)
  • ポールが細く強風だと簡単に折れそう・・・。風の強いキャンプ場は避けよう。
  • 収納サイズがデカめ
  • ポールとフライが外せない(メンテナンスしにくい。乾かすときなど不便)
  • メッシュが貧弱
  • 縫製の品質が残念。値段を考えると仕方ない。

夏場は暑く風を入れようと思っても、入ってこない。裏口がなくフルオープンできないから。
ベンチレーションはすべてメッシュなので、フルオープンにできたらなぁと思う。

インナーはほぼ半分がメッシュ。
少しビックリ。冬大丈夫かな?

収納はポール一体型の構造上、なんとなく丸めて突っ込むしかない。濡れた場合には後日物干しで乾かすなどのことはやり難いので、もう一度テントを立てて乾かすことになる。
メッシュが貧弱で網目がもろい。安っぽいメッシュで簡単に網目が乱れる。

この後ろの窓がフルオープンできたら涼しいのに。惜しい。とわいえ、夏場は寝るときまで暑いわけではない。そう思えば夏場暑いという点はあんまり問題にはならないかな。
入り口はフルクローズできるが、インナーの四面のうち二面がメッシュ。夏場の暑さよりも問題なのが、冬の寒さ。なんでインナー二面がメッシュなのさ・・・。メッシュも出入り口のようにフルローズもできるようにしてほしい。それができないなら別売りで冬用のコットンインナーでも用意してくれたら神!!!なんだけど。

その他

撥水性のなどは普通。気持ちよく雨が流れるような撥水性能は無いけど、まぁこんなもん。構造的には前室部分の雨が流れにくいのだが、問題というほどでもない。
フライはシームテープあるし、インナーのボトムもバスタブ型。特に問題は見当たらず。

テントの形的には風に比較的強そう。ペグダウン箇所も増やせる。ただ、ポールの接続の樹脂部分がなんとなく弱そうなので、強風ではベコっとつぶれそうな気がしないでもない。形状は風には強いのだが、ワンタッチテントの構造上風には弱いのは間違いない。これは注意してほしい。

縫製の質は低い。縫い直しの箇所があったり、インナーテントの小さなバックルの向きが逆だったりする(何か所もある)。フライのゴムの通し方も統一されていない。縫製の質の低さは一目でわかるのだが、値段相応ってことかもしれない。

アイデアで少し快適


跳ね上げ用のポールを一本だけ使いや風をしのぎつつ、入り口を開ける。

雨の日の収納について

このテントは通常、フライとインナーテント、ポールがすべて接続したまま使いますが、インナーテントは外せます。
雨の日の収納はインナーテントをはずして収納しましょう。
一緒にしたままだと、収納の際にインナーを濡らしてしまうことになるし、濡れていると全体が重いです。乾かすときもインナーテントだけ物干しで干せます。

フライだけで張るとどう?

このテントは珍しいテントで、ポールエンドをフライシートの四隅に差し込む構造となっています。
なので、一応フライだけで立てられます。
しかし、インナーが無いと外にポールが膨らんでいびつな形になってしまいます。先に二カ所ほどペグダウンして立ち上げ、調整しながらペグを打ちます。
前室はペグなしには保てないのでペグが必要。

ペグさえ打てれば問題なくフライだけで立てられます。
雨をしのぐシェルター的な使い方も可能です。
なかに二人用くらいのインナーテントを張ってカンガルースタイルにも出来るかも。

運動会でフライシートだけで立てる。問題なく使えたけど、暑かった。暑かったよ。
工夫次第では面白い使い方も可能。

どんな人にお勧め?

ロースタイルで広々

大人二人用で車やバイクでキャンプする人にはピッタリ。豪華なキャンプじゃなく、こじんまりと楽しむ人向け。

そして大人一人、子供1~3人にもピッタリ。大人二人は余裕。三人も可能。狭いの我慢すれば大人二人子供二人も可能といえば可能。
テント立てるの早いし、撤収も気合で丸めるだけ。
タープも必要ない。最小限の道具で楽しもう。

ロースタイルにピッタリ!
イスなんていらん。レジャーシートだ。

もちろんタープと組み合わせてもいい。低めに張るとクールかも。冬は使えません!。インナーテントの半分がメッシュなので寒すぎます。


機能性を考えると値段は安い。だけど細かい仕上げの品質は悪い。そんなテント。

最新型ではグランドシート付属

自分がかったのはシートは付属していませんでしたが、最新型は付属しているようです。ストラップもついているので、設営時に開きすぎてつぶれ気味になるのも防げるみたいです。


インナーテントのサイズは215㎝×195㎝です。4人用とされるシートと概ね同じサイズ。
DODには専用グランドシートはありません。3人用だとすこし小さい。5人用はデカい。

ベージュ色の色違いもあるのだけど、もう売ってないみたい。
自分がグレー買ったときはまだ売ってたんだけど。



二人用もある。

何度も使って 追記2020

人気があるかどうかは知りませんが、時折品切れしているようです。さらに最新型ではグランドシートも付属。これで2万円台半ばの値段ですからお買い得とはいえるでしょう。
個人的には春夏秋に使うテントとしてはとても好きなテントです。ワンタッチ云々というより、サイズ感が素晴らしい!タープは不要です。実用3人のテントとしては理想的な形状。オートキャンプでの大人二人用としては理想的なサイズ感。
前室がガッツリ広くタープが必要ないので小型リビングシェルのような感じ。ワンタッチ機構ではなく、通常のポールを採用したドームテントでもこのサイズで作ってほしいくらい。このサイズ感でもっと高品位な商品にしたら絶対ヒットすると思う。

惜しいのは冬の寒さ。問題となるのは冬の夜。11月の九州で使いましたが、マジで寒いです。インナー二面メッシュは伊達じゃない!!!

本州の秋でも寒いと思う。インナーが半分メッシュじゃなくてかったらマジで最強のテントといっても良いくらいなのに、何をどうしてインナーテントをこんな風にしたのか意味わからない・・・(まぁ、インナーがメッシュのテントは結構沢山あるのですが・・・)。ベンチレーションといえば聞えはいいけど、あんなな広い面積要らないし、閉めれるようにしてほしかったなぁ。ツーリング用ってことの判断なのかなぁ。

でもバイクツーリング用のテントとしては収納サイズがデカすぎるから山岳テントの方がいいのかもしれない。どうしても広い前室が欲しいならこれを選ぶのはあり。

理想としてはこの構造でワンタッチ機能(ポールの接合の部品が貧弱)を廃止して普通のテントにしてほしい。そしてインナーの二面メッシュをやめてほしい。これだけで3人以下なら神テントなんだけどなぁ。

追記20210530 ポール壊れた

張るたびに思うのが、ポールの接合部分の貧弱さ。今回ついに破損レベル。一か所のポールが少しの力で折れ曲がってつぶれてしまう。テントにあたるとベコ!!。風も何も吹いていませんよ。曲げ伸ばしの摩耗で壊れたと思われます。まだ10回も張ってないですよ。このテント。

仕方なく、ビニールテープで固定するととりあえずは大丈夫。強風だとすべてがベコってなりそう。

ポールの弱さは欠陥品レベル。ライダーズシリーズのワンタッチタイプは買わない方がイイ。典型的な安物買いの銭失い。絶対風が吹かないとわかっているなら今後も持ち出そうと思うけど、風の強さはいくら天気予報確認したとしても当日にならないとわかりません。風の強かった時のために別テントも持っていく!!なんてことは不可能ですから、今後使う気は起きない。
廃番?欠品?か何かは知りませんが、メルカリで中古品が4万以上で売られていますが、購入は回避すべき。コンセプト的に無理のある商品です。この形状で通常のテントしてほしい!!軽く丈夫になります。


キャンプおすすめ
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slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年よりスラックライン乗ってます。日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ、登山Ⅲ、山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員など。アウトドア好きでキャンプ、星、植物好き。

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