スラックライン初心者だって大丈夫、失敗しないおすすめランキング

この記事は約 11 分で読めます。 投稿から 6年。最終更新から 1年経過。
作成に約 189 分かかりました。
slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
このブログはAmazon他のサービスを通じて収入を得ています。

歩き方をフォローする

スラックライン選びのポイント

公園に張った5cm幅のスラックラインキット。

まずは、スラックライン選びのポイントからを説明していきます。
ここで紹介するスラックラインキットを買えば主に公園などに張って楽しむことができます。張る環境として直径30㎝以上の丈夫な木が二本必要です。

スラックラインをスポーツとして楽しむ人はこのスラックラインキットを買うのが一般的です。

フィットネスやイベント用としてはスラックラックという平均台のように乗れるものがあります。野外では乗らずに家でしか乗る気が無い人はこちらを買いましょう。

自宅の庭や部屋(室内)でのスラックラインについて紹介
自宅でスラックラインをやる方法はいくつかあるので紹介します。求めるレベルにもよりますが、やれないこともないはずです。自分の場合は、スラックラインを当初、家の室内や庭でやるなんて夢に...

ラインをどう使うか?

とりあえず体験したいのか?
家族で乗って笑えればokなのか?
キャンプ場でワイワイやりたいのか?
派手なトリックなどに挑戦したいのか?
リア充アピールのためのに見栄え重視か?
何処に張るのか?

などでおすすめラインが変わってきます。

ラインが変わるといっても、現実的にはメーカー品である「GIBBON(ギボン)」なのか、その他の二択で、ギボンを選ぶ場合にラインの伸縮性や長さ、必要な張りの強さで種類が選べます。

どのように楽しんでいきたいか?を考えてみましょう。

ラインの種類は何が違うの?長さは?


アマゾンで売っているスラックラインキットはどれも同じ構造と思ってもらって大丈夫です。ほぼすべての幅は5㎝。

歩行ラインとラインを張るラチェットという器具がセットされた商品が基本ですが、物によっては木に巻くツリーウェアがセットになっているのもあります。ツリーウェアは必需品なので、セットなのはお勧め度が高くなります。

ツリーウェアは木の保護材ですが、自作が簡単です。
市販品は短いのが多くて長さが足りない場合が多いので自分は自作しています。

スラックラインは生地が薄いほど伸びて跳ねますが、耐久性に劣ります。
厚いラインほど丈夫ですが、伸縮性に劣ります。ですが、初心者には素直で乗りやすいラインです。

長さは通常のスラックラインキットは15mバウンストリック用などの長いのは30mです。
5cm幅なら素材はポリエステルが100%です。

価格かブランドか?

5cm幅のスラックラインという商品は世界的にGIBBON製が人気です。インスタなどで見るのはギボンラインが多いです。
ギボン(GIBBON、手長猿という意味)は日本では大会やイベントも数多く主催し、プロライダーのサポートもして日本でも世界でも最も存在感のあるスラックラインメーカーです。スラックラインの世界的な流行を生み出したメーカーでもあります。

GIBBON SLACKLINES JAPAN 公式サイト

他に、SLACKLINE INDUSTRIES(略してSI)です。
このメーカーはギボンが分裂して出来たような兄弟メーカーですので、ラインナップも似ています。アメリカではシェアが増えていますが、日本のアマゾンでは売っていません。欲しい場合はEXALERで買えます。

このようなメーカー品の他にも、格安アウトドアメーカーや無地のノーブランド品、新興ブランド品などがあります。
怪しい商品もあり、たとえば商品画像などがギボン製品からロゴを消したものとか、中国人が立ち上げた会社で日本メーカーの正規品と誤解を生みやすい表現で売られている商品があります。紛らわしくギボンと同じモデル名をつけてなりすましていたりと、初めての人にはややこしいかもしれません(ギボンサーファーラインとWCPサーファーラインを間違って買う人もいる)。

怪しげですのでお勧めしたくないのですが、それらの格安ラインで初めてギボン製品を買いなおしてハマってる人も一定数いるので、まず買ってみようかなとか、始めは安いのでなんてのもアリなのかもしれません。

イベントで使うとか、お客さんを乗せる、スポーツ施設や公共施設で張るなどの場合は、見た目や安全の観点からもしっかりとしたメーカーの物を選びましょう。時折見かけるのが、クライミングシムやトレーニング施設でノーブランドの安物を張ってる人々・・。個人でならともかく、お金を払っているお客さんを乗せるラインじゃないです(と、自分は思う)。

自分は最初ギボン製品を買ったのですが、自宅の庭に張りっぱなしにするためにノーブランド品を買ったことあります。張りっぱなしにすると劣化が早いので安いのを買いました。後に乗り味を求めてギボンに自然と変わっていきました。
ラインを増やした順番は、ギボンクラシック、ノーブランド、ギボンジブライン、サーファーライン、エレファント、1インチ。
サーファーラインはかなり使い込んで2本買いました。

以下、これからか始めたい人向けのおすすめランキング

ちなみに、ここで消化しているギボンラインは全部自分は持ってます。
どれもボロボロになるまで使っていますが、ハマると一本じゃ足りないので何本も買ってしまうんです。

第5位、ギボン サーファーライン

サーファーラインキットの最大の特徴は大型ラチェット(通称デカラチェ)採用という点です。
ギボンラインの中でも最も伸びて跳ねるクラスのラインとデカラチェによる張の強さによって、バウンストリックでは気持ち良く跳ねることが可能です。
とわいえ、支点間距離15m以上となるとデカラチェットひとつでは物足りなくなる人が多数。ラチェットを二つ使う方法やさらに大きなラチェットが使われます。このセットは追加でスリングとラチェットを追加するという発展性も秘めた長さのラインです。バウンストリックはラインや道具の破断も考えられる過酷なテンション量ですので、注意してください。

運動に自信がある人やガンガン跳ねて楽しみたい人に適していますが、長さが30mもあるので歩くだけでもとっても楽しめるラインです。ロングラインとしても楽しめます。
これひとつであれもこれも贅沢に楽しみたい人には良いかもしれません。30mという長さですが、10m以下でも張ることが可能ですので初心者にも対応できます。

まろやかな乗り心地はサーフィン系のトリックにもってこい。
様々なテンション・長さでスラックラインが楽しむことが出来る最上級スラックラインキットです。最初からこだわりたい性格の人にお勧めします。トリックはそこまでやる気ないよという人でも、歩くだけでも15mは比較的簡単ですのでどうぜ距離は物足りなくなる時期が来ますか最初から長いのもアリでしょう。

スペック

長さ30m(27.5m+2.5m)、重量7.2kg、ラインの強度30kN、大型ラチェットゴム印字、デザインに優れる

適応範囲

トリック入門者から本格的なトリック、ロングライン入門。

このラインと追加ラチェット、追加スリング、追加シャックル、マットと揃えたらほぼトップクラスのトリックライナーと同じ環境になります。

第4位、ギボン クラシックライン

ギボンスラックライン・ツリーウエア

ギボンのスラックラインきっとのはじまりはこのクラシックライン。
ヨーロッパで爆発的に売れたのがクラシックラインです。
これから派生してジブラインやサーファーなどが生まれました。

ラインが分厚いけど繊維は細かいので、裸足でも気持ちがいい。
耐久性があり、常設やイベントなどにも適しています。

伸縮性が他のラインよりも少なめなので、初めての人でも歩きやすいと評判です。
自分も最初の一本はこのクラシックラインでした。
現在デザインは3代目。

スペック

長さ15m(12.5m+2.5m)、重量5.2kg、ラインの強度40kN、ノーマルラチェット、高い強度と耐久性

適応範囲

スラックライン初心者、家族、イベント、初級トリック、スタティックトリック、ヨガ系

第3位 ギボン・ジブライン

ギボンのジブラインはジャンプラインとも言います。
5㎝幅でのエアートリックを世界的に広めた記念すべきモデル。このラインでの派手なトリックがYOUTUBEなどで広まり、現在のスラックラインの発展へとつながったと言っていいモデルです。デザインは現在二代目。

クラシックラインより少し薄く、サーファーより厚い。
バウンストリックが主流の現在では長さが微妙に足りませんが、例えば普通にライン上で前に小さくジャンプするような基礎トリックにはぴったりです。長さは足りないとはいえ、この長さでガンガン跳ねていた時代もあるのでトリック入門用としては優れています。

スラックラインは張る長さで難易度が調整できますので、全く初めての人でも6m程度から始めれば問題ありません。
つまり、初心者だけどトリックも興味あるかなという人にピッタリ。

重さや大きさも比較的軽い部類なので持ち運びも楽な方です。

ゴムの印字があり、グリップに優れています。
ゴム印字は使ううちに剥がれてきますが、最初は明らかにべた付き感があるのでグリップしやすいです。

ラチェットカバーもついており不意な怪我を防ぐことが来ます。

スペック

長さ15m(12.5m+2.5m)、重量2.5kg、ラインの強度30kN、ノーマルラチェット、ゴム印字、デザインに優れる、ラチェットカバー付き

適応範囲

初心者からトリック入門者まで。
トリック用ですが、本格的なお尻や胸で跳ねるバウンストリックには適しません。長さとラチェットのパワーが足りないからです。かといって無理な訳ではないです。自分もこれでバウンストリックを毎晩やっていました。

第2位、スラックティビティ オールラウンドセット

スラックラインリサーチという代理店から購入可能なSlacktivityという海外メーカーの初心者向けキットです。ライン幅37mm長さ15mを採用し、調整可能なスリングとカラビナ二枚、ラチェット、ツリーウェアがセットになっています。
パーツ単品でもそれぞれ活躍できる道具がセットとして考えると値段は安い。14980円。30mモデルもあります。自分は30mの方が好みかも。

スペック

長さ15m、重量不明、ラインの強度不明、ノーマル37mmラチェット、ツリーウェア付き調整スリング付きカラビナ二枚付き

適応範囲

スラックライン初心者、家族、初級トリック、スタティックトリック、ヨガ系、キャンプ、ロングラインなどへの発展性あり。

スイスで設計された樹木に優しいオールラウンドなスラックラインセット
スラックティビティのオールラウンドなスラックラインセットは、スイスで設計された樹木に優しい設計で、初心者でも安心して使用することができます。15mの長さで、バランスポーズからジャン...
・エクスペリエンス セット30m
ロングラインからトリックラインまで幅広く楽しめるスラックラインセット これからスラックラインを始める方にとって完璧なセット。樹木に優しい設計で初心者でも安心に使用する事ができます。...

第1位、マカコスラックラインズ

アメリカで最も売れているという触れ込みとともに2017年に日本に上陸して販売開始されたのがマカコスラックラインズです。
マカコとはキツネザルの意味。

ギボンが高いけど、あんまり安いラインはヤダ。という中間選択としてマカコのラインはいかがですか?

なんとこのラインの最大の特徴は、歩行ラインが16mもあることです。ラチェット側が2mですから合わせて18mのラインとなります。
ギボンのラインはメインラインは12.5m(+2.5mで合計15m)なので比べるとマカコの方が対応範囲が広いと言えます。
というのも公園の木などに張る場合に微妙ラインが足りなくて諦めるケースも時折遭遇するので、この+3mはでかい。

ラインのデザインもポップで公園やキャンプ場でも映えるでしょう。子供とファミリースラックラインするにはあっていると思います。

更に、スラックライン推進機構の推奨商品でもあり、数多くのスラックライン関連施設で使われているラインです。

一般社団法人スラックライン推進機構
スラックラインで地域(人・企業・行政)と共にイノベーションを起こし輝く人を創出する。

スペック

長さ18m(16m+2m)、重量2.5kg、ラインの強度4トン、ノーマルラチェット、ツリーウェア付き

適応範囲

スラックライン初心者、家族、初級トリック、スタティックトリック、ヨガ系、キャンプ

番外

とりあえず安ければ何でも良いよという方は、格安ノーブランドもあります。
実際にはこの種の安いラインで楽しんでいる人は多いようです。一定数のユーザーがいると思われます。

スラックラインは人が乗ると強い力がかかるので信頼できるメーカーのものをお勧めしますが、テレビでスラックラインが紹介されたりすると売り切れるのはこれら安い方なので人気なんでしょうね。

このようなラインからまず初めて後々ステップアップするという選択肢もありと思います。

ただ、ギボンと同じモデル名の紛らわしいものや、極端に安いのはラインが固すぎて痛い場合があります。
ひとまず安ラインで問題なさそうなのは以下のものです。