スラックラインライフを明るくするのは軽量ラインとヘビーラインのどちら?

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2018。
正月早々に、ぎっくり腰やってしまいました。
夕方急に傷むなあと思ってたら、徐々に違和感が大きくなり起き上がれない。

2日間寝たきり。
布団で寝ると傷むので、コタツで寝るいう腰に良いのか悪いのかよくわからない体験。
体が異常な状態になるとスラックラインのことを想像するだけで、体が痛くなる。ラインから飛び降りること想像しただけで腰が砕けそうな気分。

他のこと(山に登って山頂からベースジャンプするゲーム)に夢中にだったことも大きな理由でもありますが、1月も後半となってようやくブログ書く気分になりました。

去年の話をしたら鬼が笑いそうですが、忘れないうちに去年の12月30日のこと書いていきます。

slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
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張ったラインがこちら


工事で立ち入り禁止になり予定の箇所が張れなかったので今回張ったのはムーンウォーク148mとキルビルの84?86mくらい。
埼玉のkiyo4さんと張りました。キルビルもkiyo4さん所有のもの。

ムーンウォークはハイブリッド素材の軽量ラインで33/1m、キルビルは146g/1m。
両者の重さは4倍以上。

まず軽量ライン

長さ148mで高さは2.6mくらい。
調べたら前回166m張ったのが、1月のこと。つまり、これだけ長いのはほぼ一年ぶり。MPDのセット持ち出したのも一年ぶり。まさに宝の持ち腐れ。

166m。冬のロングライン。焚火とか。道具の話。
近所の公園へGO。 つなじいさんに声をかけたので来てくれました。 あと家族。アマゾン多め。 166mラインに3度目のトライ 168mと思ってたけど、距離計で測ると166mでした。 ...

まず自分が乗るけど一度さっぱり。すぐさまこれ歩けんラインやと頭が判断してしまった。こういう印象あると、ほんと歩き難くなるんだけど、その後何度のっても足が進まず。歩行のリズム姿勢も歩行リズムも0点。とりあえず落ちないようにしながら隙を見て歩を進めるような感じ。足もつってヘタリこむし散々な結果。

一方、いきなりkiyo4さんはラスト直前まで歩いてて、ほぼ歩行成功と言っていい位のレベル。

たぶん歩いている様子見るだけでも、どちらが上級者が一目瞭然だと思う。

重量ライン

自分は重いラインはあまり好きじゃない。
なぜなら、持ち運び重いし、かさばるしから。サクッと準備してサクッと張りたい。
それから歩き難さ。

持ち運びに関しては考慮しないとするなら、歩き難いというのが注目点だろう。

重いラインの歩き難さの理由は、ラインがその重みで振れてしまうことだ。
歩行のショックが反響したり増幅してライン自体が暴れる。
そこが味とも、面白さとも言えるんだけど。

kiyo4さんに聞くと、キルビルのような暴れるラインをそのままうまく歩くか、もしくは歩行のショックをなるべく出さずに歩くかの大雑把に2種類の歩き方あるらしい。

自分の頭に浮かんできたのは、これこそロデオラインではないかという感想。

本来ならテンションを抜いて垂らすラインをロデオというけど、あれって暴れ馬を手なずけて乗るというのが語源。手なずけるというのは理解できるけど、暴れ馬というよりやる気のない駄馬をどうにかして乗りこなすって感じじゃない???

killbill
今回は84m。
初めてのトライは1歩も歩けず。立っただけで暴れる。ロデオよロデオ。

アンカー近くはロデオ度が酷いので少し前から立ちあがって、どうにか5歩を越えた程度。

kiyo4さんは半分。
キルビルで84mはかなりムズイようだ。

笑える面白さがあり、一度乗るともっと乗ってみたいと欲しくなるライン。
精神統一して歩くというより、アクション性のあるゲーム感覚が味わえる。
根強いファンが存在するのも納得できる。

ライン、長さ、テンションが違うなら歩き方も違う

ライン、長さ、テンションが違うなら歩き方も違うってのは当たり前に聞こえるだろう。
その通りで、同じように歩くと歩きにくい。

今年一番実感したのは、緩めサグライン70m(サグ3.5m)台歩いて、その次の週に同じように通常ロング100m(2.5m)歩いた時だった。
サグラインを歩くときは一歩一歩に集中して歩を進める。
ゆっくりとか早くという意味ではなく、集中の度合。
とにかく一歩に集中してあるくと、気持ちがよい。面白い。新しい発見だった。

夏場はよくサグライン張っていたので、この感覚が楽しくて快感でもあった。
一歩、一歩だけ考えてゴールのことなど考えない。気がついたらゴール。

この感覚でいつも広場で張っている100mクラスのロングラインでを歩いたら、どうなるだろうとワクワクしていた。
そして100mで試したところ全然さっぱりだった。

歩き始めは集中して一歩一歩、歩けた。「目の前の一歩だけ考えて進むんだ」「それがいいんだ」「それがスラックラインの神髄だ」なんて考えていたわけ。

歩いていたけど、途中で気づいた。あれ全然進んでない!?
半分くらい進んだかと思ったら20m位だった。

「えー」歩きながらショックを受ける。
歩行ペースは確かにゆっくりではあったんだろうけど、あまりにも遅い。あまりにも進んでいない。

いつもより1割歩行スピード落として歩いただけなのに、いつもの2倍の時間を歩いている感覚。

集中すればいいってもんじゃないと。
ラインや、距離、テンションに応じた歩き方があるということだろう。

どれがベストかは人によっても違うし、それに対応できる具合も人によって違う。その違いを意識した方が良い人もいるかもしれないけど、無意識でやった方が良い人もいると思う。

ラインが違えば歩き方も違ってくる。人によっても違う。
というのは間違いないと思う。

細かい何だかんだは抜きにして、自分が乗っている今のラインに対応する能力が最強なのかもしれない。
対応力ね。


目の前のラインを渡り切るには、あらゆる状況に柔軟に対応する体と精神が必要だ。でも、構えてはダメ。構えたら不自然になる。

まぁそれができたら苦労しないよね的な結論。

あなたのスラックラインライフを明るくするのはどちら?

重いラインと軽量ライン。
世界的なロングでハイな風潮は軽量ラインといえる。

歩きやすさと扱いやすさは圧倒的に軽量ライン。

そこであえて重量ラインの良さが際立つ。
良さとは単純に難しさと扱いずらさ。

アメリカのアンディの庭には強めに張ったチェーンが張られていて、筋力トレーニングにおすすめと紹介されていたのを読んだことがある。
キルビルはそれに近いものがあるだろう。しかもチェーンとは違い微妙に伸び縮してラインに近い(というかラインだけど)。

どちら?という問いかけには明らかな答えがある。

その答えとは

「両方」

ムーンウォークもキルビルもslack.frで買えます。
kiyo4さんkillbillセッティングありがとうございました。

https://laboutique.slack.fr/en/flat-webbing/41-moonwalk.html

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今年は?

まず体のケアしないと。

そして気になるのが公園の状況。
何時も張っていた所の半分が立ち入り禁止となってしまった。

128mは張れるのでその距離がサクッと張れるプーリーシステムを考え中。
30mロープで張れるか試してみる。
30mロープで張った一番長いのは108m。

それから、冬季オリンピックがあるのでスラックラインがメディアで紹介される機会が増えるかもしれません。
葛西選手や渡部選手の活躍期待しましょう。