ひさびさにロングラインをしてきました

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slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
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ホームグラウンドが洪水でダメになったので場所の開拓

自宅から5分のスラックラインのホームグラウンドが7月11日から14日の九州北部豪雨でやられて未だにほとんど復旧工事が入っていません。自分がよく使った公園は3箇所あったんですが、どこも氾濫した堤防の内側にある河川公園です。自分の家は浸水などありませんでしたが、見渡す限りが行き場をなくした雨水でした。

山間部は被害が甚大で、道路さえ仮復旧程度ですから公園が後回しにされるのは仕方ないです。スラックラインを始めた頃よく張っていた公園は、土砂置き場になっており使える目処はほとんどたっていません。おそらく1年以上は立入禁止になるはずです。ロングもトリックも集まりもやっていた公園は、特に被害が大きくしかも広大な公園なんで元に戻るのはいつのことやら。天然記念物の公園とはいえ、ほとんど放置状態。でも、もともと治水目的の公園たちですから、これらの被害は仕方ないのかもしれません。むしろ、江戸時代に作った人々の事を考えると、立派に役目を果たしたと考えることができ誇らしい気もします。

自分がロングラインを買ったのは、これらの公園があるからでした。なので、これらの公園が使えないとなると他の場所探しをしないと行けない訳です。今回も、以前から目をつけていたとなり町の公園にメジャー片手に行ったのですが、ハズレ。さらに新しい別の公園もハズレ。新しい半分建設中の公園もダメもとで行ったけど、やっぱりハズレ。短いラインはともかく、ロングは好適地がぐっと少なくなります。木はなるべく太く、枝がじゃまにならず、他の利用者の邪魔にもならないロケーションは少ないです。
新しい公園はそのほとんどが、木が貧弱で張る気になれません。10年やそこらの公園じゃ、ちょっとまだ木が細いです。サクラは脆いし枝が邪魔なのでまったく使えません。樫の木の仲間は強度は申し分ないけど枝が邪魔。ケヤキやクスノキ、エノキ、ムクノキ、センダン、ユリの木、スズカケノキの仲間、各種針葉樹、このあたりが自分の近所ではロングが張れそうな木の種類です。

49mが張れた

そんで、今回張った場所はそこそこ近く。超ロングは無理でしたが、49mラインが張れました。木はどちらもケヤキ、ケヤキはホントスラックラインでは頼りになる木です。ロングラインは7月初旬以来なんで久々。メイン区間はダブルプーリが2つに、1インチプーリーが1つ。サブの引きこみ区間に大きめのダブルプーリーがあると張るのが楽、アッセンダーも減らせます。さらに中のリブ(ベケット)にも1インチプーリーつなげて使うことも可能です。その場合は、アンカー側にもダブルプーリーがあるとシンプルなレイアウトが実現できます(リギングプレートは窮屈になるので別のスリングを使ったらいい)。

最初は思うように歩けなかったけど、感覚をつかめば完歩できるようになりました。往復も成功。子供とか、お爺じゃんとかが話しかけてきて、興味津々でした。しかもおばあちゃん二人が、ロングラインのアンカー近くでライン越しに井戸端会議始めました。話しているときに歩いて近づいたら面白いなと、思いましたが自分が近づくと別のベンチに移動してしまいました。うーん惜しい。

ロングラインの道具。余分な道具も持ってきてしまった。

日暮れが迫り、ラウンドクルージングのホワイトマジックが光る