ロングラインの設置方式を解説している動画を探しました。
図で解説しているものはスラックエフアールのドキュメント資料があります。
興味がある人は参考にしてください。
- Longline Spannen mit dem slackPro lineGrip – tightening a longline with the slackPro lineGrip —-スラックプロのライングリップを利用したシステム。締め込みは作業用のウィンチを使って行っています。デジタル表示でテンションが計れるところはさすが作業用ウィンチです。かなりの利点だと思います。もちろん、ライングリップでも下の動画のようなシステムで締めこむことも可能です。
- How To Rig a Longline By Yourself —-70メートルのラインを本格的に複数のプリーの折り返し倍力システムで締め上げる方式です。ライディング用のラインとは別に、締め上げは片方からペツルのID?(ディッセンダー)とロープマン(ワイルドカントリー社のアッセンダー片方には進むが逆には進まない器具)を使って行います。ハンドルつきのアッセンダーは締め上げの取っ手として使いますが、システム自体には組み込まれていません。テンションの解除はIDのロックを緩める方法です。
- How to Setup a Long Slackline—–1番わかり易い動画です。短いし、道具の説明を最初にしてくれます。締め込みのアシストにハンドルつきのアッセンダー、最終的な追い込みのみにロープマンとプリーを繋げて使っています。ダブルプーリーはロックも可能なスラックラインブラザーズのプーリーですが、ロックはこれでは使われていません。締め込みの最終ロックはトラクションプリーと説明されています。トラクションプーリだとロスが少なそうですが、テンションが掛かった状態でも解除できるんでしょうか?リリース方法が解説でされていないので不明です。もしトラクションプーリーだとロックの解除方法と強度にご注意ください。
基本的なやり方は上の動画とほぼ一緒です。スマートにまとまっています。ラインは50mの長さです。 - Special longline set -up—-発想の転換です。車両のウインチで締め上げるシステムです。暴力的ですがある意味、現実的な方法といえるかもしれません 。車両で単にラインを引っ張るだけでわなく、締め込みの動力として捉えてるところが良心的です。
- How to Thread a Slackline—–中空ライン、いわゆるチューブラーテープを多くのロングラインを採用していますが、その中に別のテープを通す方法です。意味不明でしょうが紹介しておきます。
スラックラインがマイナーだった時代に、通常のテープ状のラインを強化する方法として使われた化石的な動画なのか???歩行用ラインを保護するためにチューブラーの中を通しているんだそうです。強度が強くなり、跳ねも強力になります。跳ねに特化したトリック用のラインなどはこのような構造を持ってうられています。バランスコミュニティにはこうやってつかうラインが売られていました。 - Slackline, Longline entspannen (55m) —–あらかじめリリース用にぐるぐる巻きにしたリリースシステムを作っておいて、それをゆっくり外してリリース。原始的だけど、ある意味安全なのかも。 それにしても回数が巻きすぎ。最終的に結んでいるからあれだけの回数になっているんだと思います。結ばずに別の方法使えばもう少しスマートにできると思います。
- slackline longline tension release-スラックライン-ロングラインのリリース—-ウインチを利用して張る際は、予めラインを巻いたリリースシステムを反対側に作っておいて、これで解除します。アンカーテープを緩める方法よりはだいぶ安心感があります。
- how to release a 90m 14kN longline – entlasten mit dem slackpro enlastungsanker—–90mのロングライン。あまり意味の無い緩める様子と思いがちだが、ロングラインは一気に緩めるとものすごいことになる。どうなるかは一番下の動画にて。ウインチ使うとこの方法か、上の動画のような方法になると思います。そういう意味ではプーリーでの締め込みは楽ですね。
※自分もこの方法を最初やってましたが、あまり長いラインだと解除がいろんな意味でたいへんです。慣れれば大したこと無いですが、もし始めてやるなら、予めシュミレーションしてやってください。2012-03-14
※原理的には同じ方法で自分がリリースしている動画があります。下の動画です。
250m longline mit 21kN abschneiden… studie an ankerpunkt – YouTube
この動画はロングラインの締め込みの強さを表している実験動画。切れたら大惨事です。案外乗ってる人には影響ないかもですが、ハイラインなら落下~。アンカー付近に人がいたら大怪我につながります。無関係な人も巻き込みかねません。
テンションを無節操にかけるのもやばいですね。どこかが引きちぎれる可能性があります。
実はこの現象はラチェットのリリースでも同じことがいえます。ロングラインに一発開放のラチェットが使われていないことはこの動画を見るとなぜだか理由がわかる気がします。テンション開放のことも考えてロングラインの締め込みシステムを組みましょう。
追加動画
How to Rig a Super Longline (potentially by yourself) from Jerry Miszewski on Vimeo.
Mantra Longline Webbing – YouTube