窪地公園のラスボス級63m、高さ4m、サグ3.5mのスラックラインブラザーズプーリーで張ったサグラインに挑む

この記事は約 4 分で読めます。 投稿から 6年。最終更新から 1年経過。
作成に約 62 分かかりました。

夏からハマっている窪地の公園に久々に行きました。
この公園では前回までは33mのサグ4mを張ってあれやこれや歩いたのですが、63mクラスに挑戦。

今回張ったのは長さは2倍になりますが、サグ(ラインの最大沈みこみ)は0.5mほど少なくなります。
33mの4だと、ナイロンならテンションアリだけどポリなら無し(ロデオ状態)という高さですが、今回はテンション無いと張れません。

ラインはムーンウォーク。

入所困難で今後手に入れないかもが心配な傑作プーリー

右側のシングルプーリーとアセンダー類はつかってません。

今回はSBプーリーを持ち出しました。
SBプーリーとはスラックラインブラザーズプーリー(slackline brothers pulley)のことです。

この会社は今現在休業中。
60mクラスまでは他の道具使うのがアホらしくなるくらいシンプルで良いシステムなんで非常に惜しい。

もう再発売ないのかとオーナーのアンディ・ルイスに聞いてみたら、9月に売るよとの答えをもらったのが8月。

ツナ爺情報によると12月に販売されるとのこと

結局そのまま販売再開されずに、サイトも閉鎖されてしまいした。

今はアンディのサイトにリダイレクトされてます。

http://www.slackline.com/

まだバランスコミュニティにはクラシックラインラインセットとして販売はされていますが、余計な道具がついてくるセット品になってしまいます。ロープも11mmじゃなくて10.5mmがついてくるし。10.5mmじゃ実力が発揮できない。

ロープは11mmでした。

http://www.balancecommunity.com/bc-classic-longline-kit

何かの機会に再版されないかな。
今のは歪んできてるし、ボルトはボロボロ。

高さは4m少々でこんな感じ

手前アンカーは傾斜が緩く、奥はきつい。
あまりに緩いと手前で接地してしまう。かと言って張ると中心部が高すぎて怖い。
最初張ったとき傾斜が急な方から歩いたら、これ歩けんでしょくらいの高度感。
張りなおしました。
高さは4mでサグは3.5mってところだと思います。
落ちたら盛大にラインが跳ね上がるのが楽しい瞬間。ナイロンだともっとテンションかけれるからスゲーだろうなと思う。

この公園は同じような長さで他のアンカーも使えるのでもっと緩く張れる場所もあるかも。

63mのサグ3.5mライン歩こう

テンションはSBプーリーをそのまま直引き。
人が乗らずに1.5kN程度かと。効率90で計算すると手元で50kgで引いた場合と計算も合います。
人が乗って2.5kN。
スラックジャックでもマルチプライヤー噛ませば張れるテンション。

苦戦って程には歩きづらくない。30mの4mラインの方が歩きづらい。
だけど歩行ペースは遅いので時間もかかって半分越えた箇所で落ちてしまう。

両側とも半分越えれるので歩けるはずと思い、伝家の宝刀である裸足でチャレンジ。
芝生はふかふか。ゴルフ場のように綺麗に刈られているから、眺めるだけでなんともイイ気分。

慎重ながらも歩を進めて歩行完了。
すぐさまターンしての往復チャレンジは失敗。
体力の消耗が激しい。特に下半身。

それにしても楽しいラインだ。ありきたりな言葉だけど。

アンカーを変えれば71mも張れる。
もうちょいサグ多めも張れるはず。
ライン替えもアリ。

今回の道具リスト

ムーンウォーク
デルタQL10*2
オーバルQL
iブロック*2
SBプーリーセット
11mmPMIセミスタティックロープ
アンカースリング20kN

63mサグラインのまとめ

33mのサグ4mを歩いていて、これより長く張って緩めのテンションアリだともう少し楽になるなと予感してました。
実際その通りで歩行難度は下がります。

今回はハイブリッドのムーンウォークで歩いたけど、ナイロンとかなら跳ね上がりすごくて豪快なラインになりそう。
伸びるラインの場合はテンションはそれなりに必要。
ポリならアンカーをも少し高くして更に緩めになる。

このあたりの調整が窪地形状を生かしたサグラインの面白さ。
最大サグ5mくらいまでは張れそうなんだけど、アンカーの高低差がありチグハグな設置になるのが惜しい。

お近くに窪地形状の公園があればぜ、ひぜひ張ってみてください。
下がれば下がるほど、笑顔も大きくなりますから。

Sag is swag! The bigger the sag, the bigger the smile.

Rodeoline/Sagline