ギボンのラインの良さを考えてみる

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ギボンは生地が柔らかい

ギボンスラックライン・ツリーウエア
ギボンのラインの良さはなんと言っても、ライン生地の柔らかさに尽きます。ヤフオクで売っている安いスラックラインキットは生地が硬く、さらにそれにテンションをかけるとさらに硬くなります。裸足だとラインのエッジで怪我する場合もありました。特に冬場は寒さもあってさらにラインが硬くなります。

ギボンはライン生地はどれもしなやかです。繊維の一本一本が細く柔らかく繊細。新品なら撫でても気持ち良いくらいです。特に生地が厚めのクラシックなんかは極上です。テンションをかけて張ると、さすがに少し硬くなりますが痛いほどではありません。生地が薄いジャンプラインも同様です。ドロップニーやダブルドロップニーのような足首をラインに掛ける技の場合でも痛くありません。ただ、コレは慣れが必要で痛くないポイントがあるのでそこで引っ掛けましょう。一番楽なのは靴を掛けることです。さて、このダブルドロップニーですがヤフオクキットだとうまいポイントで掛けないと、本当に足が痛いです。寒くなってまたまたま実感しました。ダブルではなく、ふつうのドロップニーくらいなら痛くは無いでしょう。でもやっぱり、痛いってひとは足とラインのポイントが違ってるんだと思います。繰り返し練習して痛くない座り方を探してください。

このギボンのライン生地の欠点としては痛みやすいってことかもしれません。普通にうまく巻いて使う分には大丈夫ですけど、斜めに巻いてしまったり何かを引っ掛けたりするとホツレます。遊ぶときの地面もラインを痛めることと関係しています。たとえば、大き目の砂を靴の裏につけた状態でラインに繰り返し乗っていたら、表面が傷むと思います。まぁ、でもいずれこういう表面の痛みは進んでくるし、ゴムコーティングだって野外で使うなら必ず禿げてくると思います。ラインが痛んだというより、使い込んだって表現が適切かもしれません。

スラックラインの初期に重要視されたのはチューブラータイプであることでした。中空で袋状になったラインのことです。幅は2.5cmのタイプは今でもコレを採用しているのが多いです。チューブーラーだとラインのエッジが無くなって安心ですし、よれるのでライン自体にコシがあって体勢維持につながることが想像できます。ギボンの超ロングライン用のプロラインも中空を採用しています。15mタイプもあの生地の柔らかさがあるからこそ5cmの一枚ラインを採用することになったんだと思います。もちろん幅2.5cmで一枚テープのラインもありますが、この利点は軽くて持ち運びに便利なのと安いって所です。超ロングラインの場合、どうしても長くなって値段が高くなるし特にトリックはあまりしないでしょうから一枚ものもアリだとはおもいます。

ラチェットについて

ギボンがラチェットタイプを出す前は、自分で適当にカラビナを使って折り返して引っ張って結んだり、摩擦締め込みキットを使って締め込んでいました。これらの欠点はあまり強く張れない事、一度固定すると締め増しもめんどくさい、ってとこです。今でも、トランゴなどが摩擦締め込み(プリミティブやチルキット)を採用しています。スラックエフアールも摩擦締め込みをラインアップしていたのですが、ラインナップから消えつつあります。代わりに、バオバブラインというラチェット採用で幅五センチのギボンの類似品を昨年出すに至りました。やっぱり、これからは幅は広いほうが売れるだろうし、ラチェットの手軽さは一度体感したものにとっては偉大なことに気づいたんだともいます。
初心者にとっては幅5cmも大きな魅力でしょうが、なによりラチェットでの締め込みの明快で単純なところが敷居を下げたのは間違いないと思います。それになんといってもテンションの強さが違いますから。欲を言えばもう少しロック板とギアを硬い素材にして耐久性を上げて欲しいかな。このラチェットを少し大きくすれば30mでも使えます。これはこれですごい事だと思います。だいぶ手間が省けるようになったんですから、しかもテンションは強いし。

まとめ

ギボンのライン生地が柔らかくフレンドリーなのはかなりの利点だ。しかも幅広ラチェットを採用して設置の煩わしさを解消し、初心者・子供でも設置できるようにしたことも素晴らしい。
もちろん、そのほかのメーカーも色々追従しています。生地を含め同等品もあるでしょう。ラチェットはどれも構造は同じです。新しいメーカーもヨーロッパでは出てきてるし、もっと出るでしょう。でも、パイオニアとしての評価は類似品が出るほど確固たるたるものになるのは事実だし、体験会やワールドカップを開いたりサポートライダー(サポートアスリート)を比較的多く抱えたりなんかもオンリーワンのキング的な評価を与えるには十分なポイントだと思います。とにかく、敷居を下げたて多くの類似品を生み出すに至りつつある存在であるのは確か。あとは、これを買う人がどう評価して買うかでしょうね。類似品でも実際問題なにも不都合は無い場合も多いと思いますから。

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