混雑知らずの広大なキャンプ場、その名は菊池高原ファミリーキャンプ場
今年のゴールデンウィークは何しようかね。
どこか行きたいけど子供二人の計四人になれば旅館やホテルは高い。
かと言って日帰りドライブは特に行きたい所も思い浮かばず。というのも、GWだから渋滞とか混雑が嫌。
それならキャンプ行こう。
広いキャンプ場。
料金は安く、次の日は14時まで滞在化
菊池高原ファミリーキャンプ場
一泊料金
車2000円、バイク600円。
大人500、小人300円。
この合計が支払金額となる。デイキャンプは半額程度の料金。
4人家族で3600円。
サイトのタイプは全面フリーオートになります。場内はどこでも車が通行できるタイプでサイトの横にもちろん駐車可能。区画分けなどもない全面フリー。
予約不要だけど予約も可能。通年営業ですが、オフシーズンなどは電話して確認することをお勧めします。
tel(0968)27-1228
電源は数台なら場所限定で使えるっぽいので、電源が欲しい時は予約したらいいでしょう。場所は固定されますがロケーションや地形の良いところですし、電源の追加料金は500円と安いので人気のようです。
イン・アウト
びっくり仰天なのが、インとアウトの時間。
なんと、インが午前10:00なのです。通常なら午後ですよね。
なんと午前中から入れる。
そして次の日のアウトは14:00。昼食すら可能。
4食できるんです。一泊キャンプで。次の日の朝に、もうその日の宿泊キャンパーがチェックインしてくるのが面白い。リピーターの人も多く、早く来て遅く帰る人が多いのんびり楽しめるキャンプ場です。
キャンプ場ではゆっくりすごしてほしい。そんなオーナーの心意気が伝わってきます。
なんと太っ腹なんでしょう。
朝早く来て、次の日の午後帰る。
奇跡のようなキャンプ場です。
場所は熊本県の菊池市。阿蘇の外輪山に登る道の菊池渓谷の数キロ手前から北上して上津江の方。ゴルフ場の近くです。
受付、ゴミ・トイレ
菊池市内から菊池の水の駅(TVのサスケみたいな施設あり)から菊池渓谷へ上がる道を途中から左に曲がり、ゴルフ場を過ぎて左に看板がある。
そこから細い道を3分ほど上がれば菊池高原ファミリーキャンプ場。
入口に受付があるので料金を支払い番号札をもらう。
番号札を帰りに返す。
トイレは汲み取り。炊事場は屋根があり広め。
管理棟のトイレは簡易水洗。
ゴミは持ち帰り。ゴミ袋は忘れないようにしましょう。
温泉は30分も走れば菊池市内の方にある。すぐ近くにも日帰り入浴できる温泉宿があったけど、日帰りが現在は不可能になっている。2024追記。
売店と自販機も無い
ワイルド系の何もないキャンプ場なので、自販機すら無い。当然ながら、カップ麺やガスなども売られていない。売店にはなにも売られていません!
パンフには薪200円とあったので、薪を買おうとしたが、もう売ってないから場内で拾ってくださいとのことだった。
本気で探せばいくらでもあるんだけど、すぐ燃える良い薪はあまり落ちていない。鉈や鋸あれば便利かも。いや、ノコギリがいいかもしれない。大きいのは持て余されてたくさん落ちている。
無くても遊びで焚火する人には薪拾いも含めて逆に楽しめる。
周辺が湿ってそうな時は薪は持参した方がよい。
斧や鉈、ノコギリを持っている人はぜひぜひ持っていこう!大活躍間違いなし。
エリア・設備
大まかに4エリアに分かれています。
一番下のエリアが平坦で人気度は高い。
上に行くほど整地が甘くてゴルフ場とか牧場のような起伏。
しかし、エリアは広くなるし展望もある。
水場とトイレは3か所あり、それは手前。各エリアには奥の森近くのスペースがあり、そこもまた雰囲気がいい。
最上部は、眺めがよく広いのだが高圧電線の鉄塔があるのが残念。鉄塔があることを除けば、抜群のロケーション。インスタにも最上部にテントを張り、遠くの景色と共に投稿されている画像が沢山あります。
サイトは全面芝生。
理想的な地面だが、傾斜地もあるテントはなるべく平らなところへ。
第一エリア
平坦なエリア。管理棟が近い。段ボールやそりがあれば斜面を滑れる。短いけど。
ファミリー人気は一番高いのかも。管理棟のきれいなトイレも使えるし。
奥は林。最奥部分は完全に隠れられるようなスペースになっている。
第2エリア
第2エリアも人気。ロケーションも平坦度も高い。
第2エリアは西側のAとBに別れる。Aは炊事場が近く、樹木が多くて人気エリアだ。奥のBエリアは電源サイトだが平坦だし使いやすい。電源は500円の追加料金がかかるが、冬場などは予約してゲットしておきたい場所。
第3エリア
最も広く起伏のあるエリア。
このキャンプ場のメインエリアといえる。広々して眺めもいいのだが、その分傾斜地が多い。ロケーションで選ぶならこの第3エリアがお勧め。だた平坦な場所は少ない。
奥側の森近くなんかも良さそう。
テントだけは傾斜地でもなるべく平たんな場所を探したい。
テーブルなどは下に何か挟めばどうにでもなるが、寝ている間に滑るのは気持ちよくはない。
それから下に苔があるところはあんまり選ばない方がいいかも。
第4エリア
第4エリアの入り口付近からはキャンプ場全体が見渡せる。
この日は靄で見えなかったが、遠方の眺めもよさそう。
この後ろにはまだサイトがあるが、大きな鉄塔がある。
鉄塔があるし、水場に遠くて人気はないが、眺めは一番良いし、エリア独占って感じになる。コアなソロキャンパーが多い。
自分の木を確保できるのは素晴らしい
サイト内にはケヤキやコナラの木が点在しており、奥の林には素晴らしいクヌギの林があります。
他にもブルーベリーやホオノキ、ミズキ、デーダマツなどなど木も見受けられました。
ホオノキは葉っぱもらって食器とかにできそう。
今回はテントのすぐ近くのコナラにライン張りました(というか木の近くにテント張った)。
この後、ほかの家族も遊べるように10mラインに差し替え。
もちろんハンモックはぜひ持っていきたい。
このように比較的大きなサイズの木の下を確保できるキャンプ場なのですここは。
通常のキャンプ場だと下にテントが入る大きさの木はなかなかありませんが、菊池高原ファミリーキャンプ場なら木の近くの場所はたくさんあります。
タープも持ってきていましたが、こ。れなら不必要と判断し張りませんでした。
夏場は?
キャンプ場内には大きな木が点在し、木陰を確保できる点は夏場の利点にもなります。
とわいえ、猛暑の時は暑いははず。。。たぶん。木の下を確保してタープも張りましょう。なるべく風通しがいいところ探してください。
夏場は泳ぎスポットの千畳河原か大場堰へレッツゴー!15分位。
スラックラインは?
スラックラインはもちろん他のキャンパーの邪魔にならないように。
夕方や次の日楽しむのが良いと思う。管理棟で聞いたらどうぞご自由にとのことでした。
自分なら朝に思い切って長いの張ってみたいと妄想。
平日や不人気シーズンなら余裕でできそうな気がする。
スラックラインはキャンプでしか遊ばないよよという人は安いのでどうぞ。
しかしスタイリッシュなキャンパーなら、ギボンだよね。たぶん。
今回は張ったのはスパイダーのマンバというナイロンラインをスラックジャックで。もうひとつはシンギングロックのポリ1インチ。
しかしながらキャンプ場ではガッツリとスラックラインする気には到底成れず。遊びくらいのちょっとしたラインが一番適しているのかもしれません。
ハンモックで連続回転
ハンモックで連続回転は可能in菊池高原ファミリーキャンプ場 – YouTube
長男がやり続けたらマスターしていました。
ハンモックの連続回転。
いきなりやっても失敗しますが、足を出して勢いをつけたら可能。
最高記録は10回らしい。
まとめ
連休中は良い場所はすぐ無くなるから場所取りのために早くチェックインしないと!というようなキャンプ場ではない。
菊池高原ファミリーキャンプ場は沢山いい場所があって迷うほど。
天気の良い連休中ですらまだまだ余裕がある。
今度はあの辺りに張りたいねなんて会話がいくらでもできる。
ボール遊びに、ハンモック、スラックライン。
どんな遊びも対応できる気がする。
スラックライナーとしては木があるのがすごい。ここは眺めていたら良い間隔のところとか点在しています。
キャンプ場って大きな木って少ないんですよ案外。牧場からキャンプ場になったのは数か所ありますが、そういうところは木がないんです。確かに広くて素晴らしいんだけど、何か物足りない。
スラックライナーでなくても九州のキャンパーならぜひ検討するべき奇跡のようなキャンプ場。
売店も自販機もないけど、思う存分遊べてのんびりできる贅沢なキャンプ場でした。
午前から次の日の午後まで。
おまけ キャンプ場から徒歩で観音岳(653m)に登れます
キャンプ場で時間があるとき1時間半もあれば往復できる山があります。観音岳(653m)です。登山口はキャンプ場への登り口までもどり、沢沿いの車道を100mほど進めばすぐに見えてきます。青年の家から学生が登山する山なので、道標や印も多いので軽い気持ちで登れます。大人なら登り30分、下り15分。暇な人は登ってみてください。だがしかし、頂上直下ではかなりの急登になるので、それなりにきついです。