連れていきたい場所
ローカルな公園の話題で恐縮ですが、今日58mラインを張った場所を紹介します。
遠くから来た友だちでスラックラインやってみたい!って人がいたらこの場所に連れていっています。短いのから長いライン(200mオーバー)、巨大ハンモックまで張れる素晴らしい場所です。皆さん大好きなBBQだって可能。
クスノキがこれほど集まった場所も珍しいでしょう。このようにロングラインも木々の間を縫って張れます。ひろばに300mに迫るようなかなーり長いラインも張れます。
実はこの場所は小説の舞台にもなっているような、300年以上前に作られた堤防の内側です。当時はクスノキの他に、多くの竹が植えられており、強固な堤防とするためにクスノキを中心とした黒々とした怖いほどの藪が維持されていました。今は、藪の雰囲気はなく公園として整備されています。下流には今も当時の面影のままクスノキと竹の藪が維持されています。
※滝口康彦-千間土居(新潮文庫-遺恨の譜)
この小説にはクスノキに綱を結びつて対岸へ渡る場面もある。講談社から同名の文庫本が出ているが収録作品が大きく違う。こんなこともあるんですね。
SBプーリーの欠点
リギングセンス抜群のスラックラインブラザーズプーリーを使用。今回はダブルマルチプライヤーの最後にもう一つプーリーを追加して4:2:4の32倍力です。カラビナにプーリー2つかければダブルプーリーっぽくつかえる。
毎度ながら惚れ惚れするような道具。。。だけど、家に帰ってメンテナンスしようと分解したらボルトが抜けない。むりやりはずすと組上がらない。軸のボルトが通せない。プレートが歪んでるやん。分解したのは買った時以来のことだったけど、ひえー。大きな原因はブレーキ内臓という構造上、テンション保持状態で90度傾くから。そして固定式サイドプレートだから。うーむ。むりやりゆがみを矯正しないと元に戻せないではないか。二年で寿命?いやいや、どうにかまだ使いたい。
※ちなみに、分解するには日本では使われていないサイズの六角レンチとスパナが必要です。スパナは1/2インチ、六角は3/16インチ。そこら辺のホームセンターでは売ってません。ご注意を。
SLACK9パーカー
今日は寒かったので丁度良かった。チェストバウンスの体勢を下から撮影。写ってるのは歩行テンション確保済みのラインなんだけどなんだか緩々に見える。
今回張らせてもらった木
両方ともクスノキでした。クスノキは最もスラックラインに適した樹木の一つ。自分はそう思います。
下のクスノキは根元から4本に分枝しています。通常クスノキは根元から分枝しません。なぜこういう姿になったかというと、一度切り倒されて切り株状態になり、そこから出てきたひこばえが長い年月をかけてここまで大きくなったと考えられます。この大きな公園でこのエリアだけ、このように分枝したクスノキを見ることが出来ます。何かの理由があって一度切り倒されたのでしょう。まだ小さい時期に洪水等で折られた可能性もあります。
スラックラインをやっていると樹木と親しくなれます。