先日、夕暮れ時にロングラインを楽しんできました。
一人でゆっくり!といっても二時間ほどです。
この場所は52m。
以下、断片的な小ネタ集ですが、ぜひ読んでみてください。
今話題のロングライン!何往復できる?
先日、山梨のギボンフェスティバルでロングラインの大会が開かれて盛り上がってましたね。そのおかげで最近ロングラインが話題みたい。せっかっくなので勝手に話題に乗っちゃいます。
ロングラインの大会?と最初は思ったけど、ああいう一発勝負だと慣れた人でも難しそうです。
人も多いとプレッシャーもあるだろうし。30mですら落ちる可能性も無きにしも非ず。実際、自分も普通に30mで落ちたりもします。なんやらかんやら自分自身で調整するという対応力が試されますね。九州でも長いのが歩ける人が増えつつあるので、集まってみんなで乗ってみたい気が大きくなります。今年の秋冬にでも!
自分のロングラインを貸し出している効果が出るのがすごーく楽しみです。
さてさて、先日のロングラインの話題。夕日が落ちはじめたころに準備が終わったので歩き始めました。とにかく落ちないように!とにかく落ちないように!と思いながらゆっくり歩いて52mクリア。そのまま歩き続けて3往復と少しのところで落下。
明らかに最初の片道が時間がかかりました。ぎこちない歩き。まさにプレッシャーであり緊張ですね。その後慣れてどんどん歩行ペースも上がったけど、集中力も途切れて気づいたら落ちてました。そのあと2往復して終わりにして撤収開始。
夕方とはいえ汗だく。
https://www.gibbon.co.jp/post/events?category=Cupギボンカップ2015。南アルプス大会が新クラスを加えての開催!
スラックラインブラザーズ
ランドクルージングのホワイトマジックというラインをスラックラインブラザーズプーリーを使って張りました。システム倍率的にはメイン4:1で、それにダブルマルチプライヤーを追加して20:1となります。
一人でもがんばれば70mくらいは歩行テンションが確保できるはずのシステム。比較的少ない道具で張れるからスラックラインブラザーズプーリーはお勧めです。送料も含めてもっと安くなればもっとロングやる人も増えるはずと思えるアイテム。
だだし、拡張性はあまりないので100mクラスを張りたい人は、通常のプーリーシステムをお勧めします。
セミ
着いたころはアブラゼミがたくさん鳴いていたのですが、準備しているうちに鳴き声が止みました。
三往復で落ちた時は丁度夕日が沈み終わったころ。それと同時にニイニイゼミが一斉に鳴き始めました。そして上からオシッコの雨。セミって鳴き始める時にオシッコをするんですね。お腹を震わせたら勝手に出ちゃうのかな?
面白い発見でした。スラックラインを歩きながらオシッコの雨を受けるというのは虫好きにとっては至福の瞬間。
歩幅を大きく?腰は捻る?いえいえ。
歩幅を大きくすれば早く歩けます。
ですけれども、落ちるリスクも増えます。個人的には余裕があるときは歩幅を大きくする意識は持っていてもイイと思います。リズムよく歩けるし気持ちもイイです。
歩幅を大きくする場合は、出す足を遠くにしようとすると腰をひねって前にだす感じになります。あからさまに歩幅を大きくしようとするとそうなっちゃうんです。これだとバランスが崩れやすくなります。だがしかし、腰をひねる動作は崩れたバランスをダイナミックにリカバリーするときには欠かせない動作でもあります。繊細なコントロールが必要にはなるでしょうが、「リカバリーしながら歩く」というロングラインの肝にも繋がるんです。余裕があるときは腰の捻り具合を適当に試しながら歩いたらイイかも!
いやいや。そんなリスクのある歩き方やってもしょうがないという気もします。でも、歩幅を大きくしたい。
そんな時は大胆に発想を転換しましょう。そうです。後ろ足を意識しましょう!
前足がライン居つく瞬間、微妙に後ろ足を伸ばします。ほんのわずかだけ前の足が歩幅が増えます。
歩行のショックは増えますが、これだと腰は捻る必要がありません。全体的なバランスを保ちつつも歩幅が少し伸びます。
後ろ足を伸ばす方がお勧めですけど、難しいラインだとそんなこと考える余裕はないわけでして結局のところどーでもいいことかも。。。要するに余裕があるときは、歩幅を大きくしてもイイかもねって話。
裸足でラインの温度を感じる
ひさびさに裸足で歩きました。
芝生じゃなくて普通の土ですので、最初はちょっと落ちるのが嫌な感じでしたが、歩いているうちに下は気にならなくなりました。
裸足だと日の当たるところのラインは温かくて、日陰は温かくありません。
裸足の方がラインの細かい状況が感じられて快適で贅沢。
他に何かネタは・・・
うーむ。
水筒に入れていた氷食べ過ぎてお腹を壊したとか・・・。
欲しい道具?
ナイロン1インチかな。
ナイロンなら乗り心地はどうでもいいのでフラットで軽いやつ。60mで十分。エレファントとかどうだろう。問題は価格。バランスコミュニティも高いし。ランクルのソニックはハイスペックすぎるし。frが安いけど、長いナイロンは売ってないんだよなぁ。チューブラーだけどランクルのWave 25mmあたりがちょうどいいかも。
このラインはホワイトマジックより軽いし安い。しかもアホみたいに伸びる。飽きたら中に19mm通してスレッディングラインにもできる。なんだか神ラインに思えてきたぞ。日本で乗ってる人いるのかな?って書いてて思ったけど、伸びる薄くて軽いスラックプロのポリエステルのアンカープ持ってたことを思い出した。これが60mだったら文句なしなのに持ってるのは40mなんだよね。
上を向いて歩こう
145mを歩くトレーニングとして短いラインで上を向いて歩いていました。顔を上に向けてラインを見ずに歩きます。
擬似的にラインの難易度をあげることが可能です。50mでも緊張感があります。時間もかかるし、常に不安定感があるので集中力も鍛えられると思う。夜ロングほど難しくないけど。
慣れの問題なので今では80m台でも上を見ながら普通に歩けます。ただし、不用意な落下事故は確実に増えます。下手な落ち方したらヤバいかも。足を踏み外してラインキャッチ損ねたら頭や腕から落ちて運が悪ければ肘の骨折コース。怖い怖い。
今日もそうやって歩きましたが、ヤバい時は普通にラインや支点を見ます。ラインが見えた瞬間「ホッ」って安心できて、あら不思と不安定さが治まります。このやり方だと重なった木の枝の移り変わりを見ながら歩くのが新鮮。
肩甲骨は翼
嘘か本当か肩甲骨は翼の名残らしい。その肩甲骨は心が重くなると固くなる。それは真実だと思う。
肩甲骨が硬くなれば呼吸が浅くなり、酸素不足で筋肉が緊張する。酸素は優先的に必要なところに回される。あんたはイイでしょ!と取り残された筋肉は危機感を感じ収縮してしまう。
人間の肺は想像以上に大きい。上半身の大部分は肺。それを認識するだけで呼吸が深くなり背筋が伸び姿勢が良くなる。
酸素が十分だと心と筋肉が軽くなる。それはつまり、より軽快に前に進めるということ。
そして呼吸はこの地球どころか宇宙すべての生命の共通の仕草。それを昔の人は仕合せ(しあわせ)と呼んだ。幸せの語源は呼吸なんじゃないかなと。
より深く、より長く。この広大な宇宙の共通の仕草は呼吸なんだって実感できる。呼吸は生命の起源ともいえるシアノバクテリアから延々と続く共通の仕草なのは事実なんです。
それを認識すれば心が軽くなるのが実感できるはず。いや、実感してください。緊張しながらも心はリラックス、その矛盾のせめぎ合いを知ることこそがスラックラインの魅力だから。