腰痛が良くなってきた
100m以上を張るのは半年ぶり。腰を痛めて、それがなかなか治らず本格的なロングラインがやっと張れました。ちょくちょく秋には張ってはいましたが、腰の状態を探りながらの設置・歩行でした。
今年の腰痛に関しては本当に悩みました。
直接的には骨盤がずれていてたのがきっかけだったみたいですが、骨盤を治してもらってからもずっと痛みがとれませんでした。寝ている間に悪化するという厄介な症状。布団変えたり、漢方飲んだり、カイロや整骨院、ヨガなどなど。一度良くなったと思っても、また痛くなる。荷物を持ち上げるのより立ち仕事がつらい。痺れてくるから、座り込まないといけない。
それがようやく正常に戻って仕事の方もひと段落ついてたので、思い切って長いロングラインを張ってみました。2014年最後のロングラインです。
128mのセッティング
ます、駐車場から現場まで霜が降りてぐちゃぐちゃで台車が進まず難儀。道具が多くて30㎏くらいありそう。もっと整理して持ってくればよかったとさっそく後悔する。そのくせ、アンカー用の大きなシャックルを一つ忘れる。ラインロッカーがないと焦る(有ったけど)。いつも履いているファイブテンの靴を忘れる。重いと思ったら余分なラウンドスリングを二本も持ってきてしまっていた。
一人で行ったり来たりしながら、準備完了。中盤まで家族に手伝ってもらいましたが、途中で帰ってしまって最後は自分一人で張りました。6:1の5:1に終盤Zリグを追加して6*11の66倍力。問題はロープ。6:1で50mだと128mは厳しい。それは予想できたのでプレテンショニングをライングリップとSBプーリーセットを使い、2mほどあらかじめラインロッカーに入れこんだ。上の画像はその作業が終わった直後。
しかし、この見積もりが甘くて結局最後までロープを使い切ってしまった。50mだと最後はスペース狭くてやりにくいし。なんだかんだもっと余裕が欲しかった。って、これ前と同じ失敗。1mは弛み取りくらいに思ってそれから、カウントして計算しないとな~と思っていたのに。
こんなことならライングリップ使わずにブレーキから抜いて引けばよかったと後悔。
家族であれこれやりながらだったので、歩けるようになるまで2時間くらいかかりました。
ゴムを使う
途中、Zリグを追加する。スペースが狭くなるといちいち動かすのが面倒なのでアッセンダーにゴムフックを付けてアンカーと接続。適当にやったのですが、思い通りに動いて手間が減りました。これお勧めです。ちまちま引く場合は時間短縮になります。引き込みが進んでスペースが狭くなる終盤は効果絶大。複数人で後ろに下がりながら一気に引く場合は、あんまり効果は実感できないかも。
一応動画も取ったのでアップ。
ロングラインでアッセンダーにゴムを付けて自動的に動かす – YouTube
※画像の赤いのがゴム。両端にフックがついているやつ。
※最新のランクルのセットなどにはゴムがセットされたモデルもあります。
ロング楽しい難しい
む、ムズイ。体が硬くまともに歩けない。
歩きはじめで何度も落ちてさっそく膝が痛くなる。進めてもリズムが全くない感じで疲れる。歩幅が狭い気がして、幅を大きくしようとしてしまい、これでまた落ちまくる。引いてる時に痛くなった肩も痛いし疲れる。
ラインの揺れを使って歩く方法もうまくいかず。
そうこうしていると、あ!これこれ!といい感じになり60m地点を超えれた。しかし、それから先はとても集中力が続く気がしない。なので渡れる気もしない。最初からこの感覚で歩けたらなぁと思いつつ、これが収穫ってことでいいやと撤収開始。休みながら2時間のトライでした。
焦らず、一歩一歩進む。
これでスリングを接続
デカシャックルやスクエアクィックリンクで接続していましたが、一つ足りずにSBプーリーにつけていた12mmのクィックリンクで接続。一般的な10mmタイプより少しだけ大きいので太いスリングと接続してもそんな不自然ではない。一番スマートなのはスクエアクィックリンクかなと思うけど一つしか持ってない。
今回使ったのはマムートのクィックリンクで破断60kN。ただし、クライミング用の規格は通していないアイテム。スラックラインやクライミングメーカーがよく扱っているPeguetと比べると安っぽい感じ。ちなみにPeguetの12mmは75kNだからそれと比べると強度的には劣る製品。
でも安いからお勧めかも。半額以下で買えます。
デカくて重いから、プーリー内で使うには大げさすぎな印象。
※Peguetのクィックリンク(マイロン)はペツルやシンギングロックなどのクライミングメーカー、ランドクルージングやバランスコミュニティで扱っています。
※追記、マムートのクィックリンクは品切れになったみたいです。