ロングをゆるゆる張りにすると上下が楽しいラインに変身

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夜ロング行ってきた。
まず、カラビナが一つ足りなかったので、前回忘れていたかもと思って探したら、草むらに落ちていた。5日くらい放置してしまっていたわけだ。見つかってよかった!そういえば、以前ツリーウェアが一か月以上巻きっぱなしになってなぁと思いだした。夜は暗いから、確認したつもりでも忘れる可能性がある。夜の忘れ物の確認は当然のことで、更にシートの上に道具置いたりした方がいいかも。

道具が行方不明になるとショックがデカイですからね。

アンカーを2.5mという手を伸ばして、背伸びしないと届かないくらいに地点にする。かなり緩め。緩いので大丈夫だろうと、ラインロッカー使わずに直接シャックルとSBプーリーに結んでみた。あくまで試しというこいとでやってみる。

緩すぎて立つのがちょっと難しい、しかも5m程度進むだけでで地面と接地してしまう。さすがにこれは歩けないので、更にテンションをかける。しかし、アッセンダーは使わない。ブレーキから出たロープを引くだけ。すぐ動かなくなってしまうが、どの程度のテンションで引いているからは計算はしやすい。

大人の男性が本気になれば体重くらいは引ける。なので、自分のロープを引く力を55kgとする。今回はSBのプーリーシステムなので引くときは4倍力。直接引けば5倍力のような気もするけど、ライン自体は4倍力でひくことになる。近いアンカーは5倍力だけど、ラインは4倍力。残り一倍力は引いている自分。なので、なんちゃって5倍力の4倍力。ブレーキの摩擦はグリグリなどとは違ってほとんど発生しないので、55×4=220という数値が出る。
つまり、ラインのテンションはがんばって引いたら約2.2kNとなるわけだ。ただ、今日はハンドアッセンダー使ってないし、体重分は引いてないから2kNくらいとじゃないかと思う。
45mなら引き込み距離が少ないので道具を追加してもう少し引けば5kNとかにはすぐになるはず。

ついでに、2.2kNで45m、55㎏の場合はアンカーをどの程度高くするべきか計算してみる。使うのはこのページ



2.8mの計算結果。+20㎝で3mで張れば中心部でもギリギリ地面につかないはず!
しかし、3mはこの公園の木じゃ無理っぽい。

話を今日の夜ロングに戻そう。ゆるゆるロングで8m位はラインが接地しないのでそこまでは歩いて進める。
これは面白い。ロングは緩いと反発がさらにすごい。テンションが強い方が反発強いのかと思ってたけど、今日のテンションの方が程度が大きい。
沈み込みが多い分、上下の動きが相当大きい。反発の強さはさほどのないのかもしれないけど、反発の大きさがデカい。簡単に言えば100mクラスで中心部で落ちたくらいの跳ね上がりの量。地面付近から、上まで一気にラインが跳ね上がる。ただし、跳ね上がりの強さは弱いので、凶悪な感じはしない。
うまく歩いて接地するとこまで進んだら終わり。こういうゴールもたまにはいい。

あまりにもラインが上下に動くからか、少し斜めだったアンカー部分が20㎝位もずり上がってツリーウェアからはみ出してしまった。これはテンションが強くなったり緩くなったりを上下運動しながら繰り返すからだろう。

それにしてもゆるゆるロングは面白い。目からうろこ的な。テンションが無いわけではない。2.0kNだから、それなりにはある。
緩い場合は、横揺れがすごいんだけど、それを縦揺れに変えてリズムよく歩く。なんだかゴムの上を歩いているような、下から持ち上げられる感覚。スラックラインでは今までこれほど上にゆっくり跳ね上がる感覚はなかった。45mとはいえラインが長いからこそなんだろう。それに緩いと、横に揺れるラインになるという印象があったけど、苦戦するほど横には揺れない。縦の揺れを乗りこなす感覚の方が大きい。いままでも緩めに張ることはあったけど、ここまで緩くしたこととはなかった。自分の重心が作用しているなぁって感覚が強い。なぜだろう、ロデオではそこまで感じなかった感覚。やはり、この上下の揺れがそんな感覚を呼び起こさせているんだろう。

これ最後まで歩けたら面白いだろうなと思いつつも、アンカー3mは高い。2.5mが自分の限界。

そうこう考えていると、いい公園思い浮かんだ。
ツナじいさんのあの公園だ!
すり鉢状のあの公園にはぴったりかも!

slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
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当然だけど、ラインを直接結ぶのは避けた方がいい

緩いとはいえ、これはやらない方がいい。

緩いとはいえ、これはやらない方がいい。


直接ラインを結んでいたけど、短いライン用のすぐ解くことができる結び方では抜けそうになってしまっていた。薄いラインだからかもしれない。二回回して横からとおす方法は全く緩まなかった。ただしこの方法は、テンションかけながら結ぶことができない。

すぐ解ける結び方の方でもう一回横から余分にまわしておけば、テンションをかけながら結ぶことができき、さらに緩まず、結ぶのも簡単だった。
しかし、撤収して解いたラインをよくみるとラインが毛羽立っていた。強いテンションでの振動や僅かなゆるみで削れたんだろう。次回は大人しくロックマン的な棒か、リング使います。直接結ぶのは無しで!

10mくらいの長さで緩く張るなら、直接結んでも問題なし。