エレファントスラックラインズのブールーウイングは一味違う独自ライン

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slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
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エレファントの1インチラインのBlueWingでスラックラインしてきました


この前、ハイラインやるときに使う予定でしたが、うっかりミスで使えなくて他のラインを使いました。
それで、今回ようやく初乗して来ました。

このスラックラインはポリエステル製ラインでロングラインの世界記録クラスを叩きだした時に使われていたライン(動画:340見たことない人は絶対見て下さい。最初から最後まで。)です。ちなみに、ロングラインの最高記録はJerry Miszewskiの494m(スパイダーシルク)です。このラインはエレファントスラックラインズのブルーウィングといいます。幅は25mmで、ウィングテクノロジーという特別な縫製方法で編み込まれたライン。1インチ(25mm)ラインの中ではハイスペックで高価なラインに属します。

本日、短い距離しか張れませんでしたが、とりあえず乗り味を楽しんできました。

以下、スペックや感じたことなど。

スペック

名前:エレファントスラックラインズ、ブルーウイング
幅:25mm
破断強度:30kN
伸び率:3.6%7kN,7.2%15kN
重さ:60g/m
縫製方法:ウィングテクノロジー

ウイングテクノロジーとは通常のラインのようなオープンタイプと筒になったチューブラータイプのハイブリットラインを作り出す技術。他のメーカーのラインとは一線を画す縫製方法にこだわったライン。エッジの部分が袋状になることで柔らかく、少し盛り上がることで足裏でキャッチしやすい(たぶん)。

購入方法

EXALER エレファント スラックラインズ正規代理店にて、100mタイプが販売中。
ブルーウィング100m

本日の設置方法


今回は、両側スリングシャックルで締め込みはスラックラインブラザーズプーリー(以下SBプーリー)でやりました。支点間距離は20mで、ラインロッカー利用です。SBプーリーのペアに1インチプーリー1つアッセンダーで引くだけという、シンプルな方法。プーリーの数的にはメインが4個なので5倍×3倍となりますが、SBの最後のプーリーはブレーキとして数える(引き込みの最初のプーリーとして数える)ことになるので、4倍×3倍の12倍力。道具点数は少ないので、ちゃちゃっと張れました。とちゅうでもっと締めようと思ったのですが、時間がなくそのままだったので、テンションは緩めです。バックアップは片方は余ったラインで、プーリー側は余ったロープで作りました。

この程度の距離ならラチェットに25mm用のスペーサーを使うことでも張れます。日本では手に入れにくいですけど。

ほんで乗ってみる

エレファントの5cmラインに比べると伸びやすいです。歩いたり軽くトリックしてみると、特別伸びるわけでもなく硬いわけでもなく、バランスがいいというかなんというか・・・。とにかく高次元でバランスがとれたラインだと思います。
しかし、同じウィングテクノロジーの35mmラインのウィング3.5よりも伸びません。この両者は兄弟ラインとも言えますが、コンセプトが違っていて実際の伸び率が結構違います。

スペックとしてはブルーウイングは25mmとしてはむしろ伸びにくい部類のラインです。ロング用として開発されているから、なるべく伸びないように作られています。ロングを張る場合は伸びにくいほうが張りやすいので好まれまれますが、メーカーのサイトにも低い伸び率でロングで張りやすいと書かれています。ただ、スペック的には15kNで7.2%という数字は、特別伸びにくいって訳ではないです。

ラインそのものは簡単にいえば、ランドクルージングのホワイトマジックを少し厚くした感じ。見た目も似ています。ホワイトマジックはロングでは歩きやすいラインだと思うのですが、そのラインがほんの少し伸びにくなっていると思うと、単純に歩きやすさと張りやすさが若干アップしてるはず。耐久性はホワイトマジックより上なのは実感しました。

ロングでも使ってみたいけど、自分のは短い。
もしこれからロングを始めるひとは選択肢の筆頭に加える価値は十分あるんじゃないかと思います。使っている人も少ないし。せっかく日本でも売られているし。

■追記
はまにいさんいわく、裸足であるくとエッジが柔らかくて気持ちいそうです。

ウイングテクノロジーの偉大さが実感できる?


さて、このラインは特別な技術のウイングテクノロジーで編まれていると上のほうで書きましたが、テンションをかけた状態でラインを触るとそのことが実感出来ます。明らかに、ラインの縁(エッジが)表と裏に盛り上がっているのです。細いラインなので真ん中が凹んでいるとも表現出来ます。使っていると、その盛り上がったところだけが歩いた分、少し擦れてきます。

この凹凸が足裏でキャッチしやすくなっている?と少し思います。が、特に本家のサイトを見てもそこまでは書かれていません。ウィングテクノジーはエッジを柔らかくすることがその目的って書かれています。

あと、ブルーウイングってなんかカッコイイ。よーくわからんけどなんかデジタル的な?ドット絵だからかなぁ?
この細さと色とインクのプリントがかなり好みです。今回はプーリーでしたが今度プリミティブでも張ってみようかな。プリミティブは伸びにくい方がいいし。

エレファントスラックラインズのブルーウイングは1インチラインの最高峰。これでロング乗れたらどんだけ幸せなことか・・・。想像しただけでヨダレが出てきます。

欲しい人はEXALERをCheck


EXALER エレファント スラックラインズ正規代理店

100mのブルーウイングが売ってます。そのままはもちろん、切断して使うのもアリかも。現在品切れ中ですが、ラインロッカー(もあります。