玄人情報アリ!101mを6:1と7:1の42倍で張って歩く

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slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
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夏の公園

ウォーターか窪地の公園行こうかと思ったけど、移動がめんどくさくて自宅近くの公園に出撃。

うーむ。蒸し暑い。

予定の箇所が勘違いしてスリングの長さが足りずにいつものジャスト100mに張る。

急いで準備したのでソフトリリースが残念

ソフトリリース未準備
急遽通すが焦って間違って後でやり直す

ロングラインあるある。ソフトリリース準備してなかった!

現場で巻き巻きするが一度通し方を間違ってやり直す羽目に。ピンも忘れたが、これはカラビナでも代用可なのは実験済みなので問題なし。カラビナのゲートはキータープであることが望ましいです(鉤型だとウェビングが引っかかる)。

ソフトリリース準備
ロックピン忘れたのでいつもより一回し多く
ソフトリリースとアンカー
カラビナをロックピン代わりに

ラインはハイブリッドなのでクィックダブルで通す。フラットウェビングなら調整もできてス滑りにくい優れた方法。

72mロングとラインロッカーのクィックダブルでの通し方
近所の堤防公園へ天気がよさそうだったのでいつもの場所で張ってきました。子ども2人連れていたけど、兄弟で仲良く遊ぶだろうとロングのセットを持っていきました。いつものごとく、休日なのに...

セッティングはメイン6:1のサブ7:1にて

玄人的なペツルベーシックの利用方法。本来なら前のアタッチメントホールはロープからアッセンダーが不意に外れないため、もしくは強い力をかける場合や細いロープなどを使う場合にアッセンダーを連結するために使うんだけど、今回はプーリーを二つ同時に使うやり方。

何々?倍率?意味わからん⁉という方のために親切心で作った画像がこちら。

これ以上の説明はできない。察してください。クリックで拡大。

この方法だとダブルマルチプライヤーの5:1にシングルを追加したことになり、7:1となる。もちろん、前のアッセンダー部分にダブルプーリーを使うやり方も有る。これの利点はアンカーが不要というところだ。リギングプレートなどなしに実現できる。注意点は後ろのアッセンダー系統はリダイレクトが二回かかり、ロスが大きくなってしまうこと。特にブレーキ部分の影響が大きいのでなるべくプーリータイプを使いたい。

  • Total IMA 42:1
  • Total TMATotal  32.29:1
  • Theoretical Efficiency  76.88%
Slackline Pulley System Calculater
You can calculate the mechanical advantage of the pulley system by considering friction.

ダブルプーリーを使った7:1

やっていることはこれと同じ

ダブルプーリーを使うとこうなる。

アンカーポイントが必要だけどより高効率な7:1

基本的にはこっちの方が効率が良い。ブレーキの種類によるけど。

ダブルプーリーを利用しているがこの方法でベーシックにシングル二つももちろん可能。アッセンダーを動かす手も間も少なくなるので、まぁ最もおススメ。三桁ラインではこちらが良いだろう。プーリー数が多くなるので性能のいいプーリーを使いたい。

あるこー

ハイブリッドなムーンウォークなので一人で張るのに助かる。 最初の一本は肩が重かったが、二本目以降は快適ライン。一度だけ落ちたがひたすら歩くだけ。数えはしないけど何本歩けるかなーと考えながら。時間が無いので。

まだまだ歩き足りなかったけども、持ってきた500mlのジュースが尽きてしまったのでころあいと思い帰った。

つぎはウォーターかなぁ。しかしどうなることやら。なんせやりたいことが多すぎる。

これ最強バックアップちゃう?

アンカーの木の斜め後方にあった木にブレーキから出たロープを巻く。作動しても緩まない。テンションかかってもどうにかリリースできると思う。自己責任でどうぞ。