2011日本オープンスラックライン選手権大会決勝(Gappai vs Katsu)のトリックの書き出し

この記事は約 4 分で読めます。 投稿から 13年。最終更新から 3年経過。
作成に約 70 分かかりました。


GIBBON SLACKLINE 2nd NIPPON OPEN SLACKLINE CHAMPIONSHIP in Asakusa Rox GAPPAI vs Katsu

9月24日に行われた男子決勝のトリックを書きだしてみました。

決勝に進出したのは、Gappai選手とkatsu選手。ふたりとも今年のWC経験者。プレイスタイル的にはふたりとも似ている気がする。体格も同じような感じだし。得意技もバウンス系の回転技、そしてそれらを組み合わせての豊富な数々のバリエーション技やオリジナルトリック。加えてGappai選手はバックフリップも上手い。
ということで、試合の動画は面白いの一言。バンバン跳ねてバンバン回る。見ていない人はまずはゆっくり、上の動画をご覧下ください。動画はUSJさんがアップロードされた動画です。有難うございます。Youtube-USJのアカウント(楽しい動画やすごい動画たくさんあります)

BB=バットバウンス
CB=チェストバウンス
△体勢崩れ
×落下
改行は落下して交代の箇所。
「。」で終わっている所はコンボが切れた所です。

*トリック名は便宜上簡易的に付けたものがあります。私の間違いや思い込み等で違う場合もあると思いますが、ご了承ください。F/S、B/Sは省略しました(本当は回転方向も興味深いんですけど)。

katsu(USJ) Gappai(HEYWILD)
BB*3。
CB、横浜BBB/S180。
BB,CB,BB360。

BB、BB180、BB,BB180,BB360,BB540△。

BB,tapBB,横浜BB,BB,CB,モジョタップスピン,BBto360,BB,横浜BB,BBスプレードル、BB360、リバースBB,BB,BB,
小リープ*3、360toBB,BBhookUP,横浜BB,BBスプレードル、BB360×。

BBタップ,横浜BB,BBスプレードルto360×。

BB,横浜BB,BB,CBto360toBB、BB,FreeFall、FreeFall to 360BB △。

BB,BBニーキャッチ360、横浜BB,BB180、BB360,BB540。
バックフリップtoBB×。

BB,横浜toCB,ごのごにょ、BB,BB。
バックフリップtoBB×。

BB,BBホックアップ、BBキック2(グラブ1)、横浜intoCB、CB、スパイラルチェスト、BB、F/S360BB,横浜intoCB,F/S360BB
バックフリップ○。

BB,Freefall*2,360toBB,BB(片足ポーズ着地、マイクがやってた体勢?),BB。
スキーレルバックフリップ×。

BB,BB360ライズハンド,横浜BB,BBスプレードルtoFreeFall×。

BB,BB540ライズハンド。
バックバウンス。
小リバースCB。
BB,Flatモジョタップスピン△、股バウンス△。

BB、Freefall to 360BB。
FreeFall,FreeFall to スパイラルCB。
バックフリップ×。

バックフリップtoバックフリップ△。

先行は下選手。最初は軽めにBBで入りながらも、BBの180や360を成功。その次は最後のBB540がほとんど成功しつつも中途半端な感じでラインアウトしたのが惜しい。圧巻は、その次のターン。途中、BBto360,BB,横浜BB,BBスプレードル、BB360など高難易度の技を連次々とつなげつつ、さらに持続時間の長いバウンス系コンボで会場を沸かせた。そして中盤のFreeFall、FreeFall(+360BB)△は最高難易度クラスの連続技でまさにワールドクラス。その後もBB540などの回転系のバウンス技を次々と繰り出し、2回バックフリップにも挑戦。このバックフリップは着地をバットバウンスでするのを狙ってたのかな?二回とも跳ね上がりが出来ず失敗。バックフリップなどのバット着地の場合、恐怖心のためかどうしても足が出て地面に付いてしまうので正常に跳ね上がるのはかなり難しいようだ。 最初からスパイラルチェストをはさみつつ、いきなりバックフリップを綺麗に成功。Gappai選手は前の試合でも綺麗に決めているので、バックフリップの調子が良さ気でした。その後は、バウンス系のコンボの中に連続フリーフォールやBB540,さらにはバックバウンスやフラットモジョタップスピン(チェストバウンスで水平方向に一回転する大技)などなど、さすがに繰り出す技の種類が多くて更に大技。後半は、ベストトリックにも選ばれたFreeFallからのFreeFall to スパイラルCBを成功させた。FreeFall to スパイラルCB)とは通常バット→体を起こしながら360チェスト着地→バット→復帰という流れのところを、360チェスト着地→スパイラルCB→バットバウンス復帰で行うという超最高難度トリック。
freefallの技自体の生みの親も彼。このワザ、一気にトップライダーの間に広まってWCなどでも人気。フリップ系とはまた違う華のある技だからだと思います。

こんな感じで、判定の結果勝者はGappai選手。さすがに強かった。
11月のワールドカップin秋葉原にふたりとも出場予定ですから、今から活躍が楽しみです。

ところで、公式結果はギボンのHPにアップされるんだろうか・・・・心配だ。なんせ去年の日本オープンから一回も更新作業されてない雰囲気。

去年の大会の技は決勝の2人の技を分析してみました。を御覧ください。