幼児から低学年はフルボディハーネス
先日は家族でツリークライミングをやってきました。
5歳の次男も参加しましたが、自力では上がれないので引き上げて下ろしての繰り返し。
それでも楽しんでいました。
以前から木登りさせろとうるさく、登山用スリングで簡易ハーネスを作りロープで引き揚げて遊んでいました。
ただ、簡易ハーネスはロープを手でしっかり持つことが原則で、もし手を外すと後ろにひっくり返ります。
子供は頭が重く、身長が低いからです。
フルボディハーネスが良いですね。
10歳くらいになると子供用のフルボディーハーネスはサイズ的に無理になります。
子供用のシットハーネスを使ってください。
なので5歳から10歳くらいまでに使える商品ということになります。
今回紹介するのはすべて有名なクライミングメーカー製です。
命にかかわりますので、このようなメーカーから選ぶべきです。
アマゾンにある怪しい中国製などは明らかにこれおかしいでしょという、ハーネスも見かけます。
クライミング用として売っては危ないようなものも、沢山流通しています。
気を付けてください。
フルボディハーネスの正しい着用
ストラップの調整カ所は複数個所(大抵は4カ所)ですが、小さい子の場合は最大限まで締める必要があります。
締める際もバランスよく締めてください。
胸のタイインポイントに同時にロープをエイトノットで直接結びます。二カ所ある場合は必ず二か所同時に結束します。
カラビナも可能ですが、向きに注意してください。
横向きやゲートに荷重がかかる使い方は危険です。
その際のカラビナはオートロックタイプのクライミング用のカラビナを使用してください。もしくはクィックリンク(マイヨン)。
例えば、胸のタイインポイントしかないのに、腰の後ろのウェストベルトを使うような行為はバランスが乱れ大変危険です。
カラビナはオートロックを使いましょう。カラビナを握りしめてしまうので、万が一開く可能性もあります。そういう意味ではエイトノットで結ぶのが万全ですね。
ロックエンパイヤズーニ
ワークやクライミング用品をリリースしているロックエンパイヤのハーネスです。
身長100㎝からですので、4歳くらいから使用できます。
上限は130㎝なので10歳くらいまでです。
価格が安めなので自分が買ったのはこれ。
ペツル ウィスチチ
子供用フルボディとしては昔からあり、定番ともいえます。
新旧のモデルが流通していますが、買うなら新しい方でしょう。新モデルの特徴的なのはタイインポイントが胸と背中に独立して二つあることです。クライミングでは胸ですが、背中はその他のアクティビティで使えます。例えば、ジップラインのようなものでスーパーマンのように滑り降りることが可能です。
肩と背中をカバーするパットもあり、幼児でもがっちりサポートします。着用はストラップをまず緩めてから足から履いて腕を通し、背中のストラップを大人がしっかり閉めて完了します。
ギアラックは二つ。
体重30㎏まで使用可能で、ウェストは58㎝から70㎝。身長は94㎝から126㎝が推奨です。年齢としては5~9歳までくらいでしょうか。
ブラックダイヤモンド モーメンタムフルボディハーネス
調整は複数のストラップで行います。
シンプルながらもパッドが広めです。
体重40㎏まで使えます。
小学生高学年でも使える。
胴の長さ35~65cmとなっていますが、これはウエストサイズではなくウエストから肩までの高さが35~65cmとなります。購入の際はお子さんのサイズを計ってこの範囲内で体重40㎏以下なら使えることになります。
シンギングロック
シンギングロックのフルボディハーネスは胸にアルミのリングがついてます。
着脱は少し大変ですが、その場合はストラップを緩めてください。
子供用のヘルメットはこちら
子供のサイズはニッセンのサイトで確認してください
年齢や身長ウエストサイズなどがの平均が確認できます。
購入する際は年齢だけで判断せず、身長などを計ってから購入してください。
本来なら店頭で確認したいところですが、子供用はほとんどの店で注文対応になります。しっかりサイズを確認して買いましょう。
年齢が10歳以上ならウエストタイプのハーネスも使えます。
バランスを崩して頭から落ちるのが心配なら、チェスとハーネスを併用するといいでしょう。
まとめ
我が家では5歳の次男のためにロックエンパイヤのズーニを買いました。
ツリークライミングやジップライン、クライミングで使っています。どれもお遊び程度ですが。
長男と一緒にツリークライミングができるようになって満足しています。
ツリークライミングには子供用のサドル(ハーネス)を使うのが普通ですが、個人で買う場合はフルボディの方が何でも使えて対応範囲が広い。