結論プーリーシステムのブレーキをグリグリ2に変更
マイクロトラクションをブレーキとして普段は使っているのですが、グリグリ2に変更して使ってみました。
ロープはGMクライミングの8mmアクセサリーロープ。
マイクロトラクションは素晴らしい道具ですが、リリースがお手軽じゃない。
慣ればどうってことないけど、リリースはゴムコードを使う必要があります。ソフトリリースがあれば万全だけど、あれもまぁ面倒といえば面倒。
カムタイプブレーキのグリグリならレバーでリリースができる。
リリースに関してはだいぶ気が楽です。
グリグリ2を指定ロープより細い8mmで使う
ペツルのグリグリ2はビレイデバイスでありディッセンダー(下降器)です。
スラックラインの場合はブレーキとして使えます。ただ強度の点で心配な面があり、ロングラインではエディという製品の方がよく使われます。
グリグリをスラックラインのブレーキとしての使い方は完全にメーカーの想定外なので自己責任になるのですが、少し緩めかなってテンションなら正常に使えます。
指定ロープは8.9mmから11mm。
いつもこいつを使うときは10.5mmで使うのですが、8mmで使ってみました。
結論から言えば8mmでも問題なく使えます。
テンションが低いとロックできませんが、Zリグで引くようなテンションになればロックします。
気をつけるべきはリリース時。
下手すると一発開放並みにロープが流れます。
グリグリから出たロープをカラビナで折り返して制動を増やしてリリースしてください。
問題無いはずです。
グリグリとエディ、カムの隙間比較
グリグリ2の隙間。
最大約2mmという狭さ。
この製品自体はより細いシングルロープでクライミングを!というコンセプト。
対応ロープは8.9mmから11mm。
こちらはエディ。明らかにグリグリよりは広く3mm程度。ロープに合わせてカーブしている。
ロープは9mmから11mm。
この二つはほぼ同じつくりの製品だが、ロープの入口と出口が逆なので注意。
どのブレーキを使う?
グリグリ2
なんつっても軽い。
それが利点。テンション量と相談の上お使いください。
接続点の幅が狭いのでほとんどのコネクターと接続できる。小さいシャックルやクリックリンクとも接続できる。
8mmでも接続可能。
壊れそうなほどリリースが固くなった場合は無理にリリースせずに、グリグリ直前にアッセンダーをつけて別の人に引いてもらいロープを緩ませてからレバーを操作してみてください。
安心感があるのはエディ
効率が良くて軽いのはマイクロトラクション
注意点は接続する道具との相性。
まとめ
グリグリは8mmでも使える。
エディはまだ試していないが、いけそうな気はする。
だが、さすがに7mmロープは無理だと思う。
というのも細いロープほど伸びやすい。伸びやすいということはロープ径も細くなりやすい。
8mmでもテンションかかれば細くなって7mmに落ちるが、7mmロープの場合さらに伸びが大きくなりもっと細くなっているはず。
三つ紹介したうちで一つ選ぶなら断然エディです。
スラックラインのロングの分野での定番ブレーキ。
好きなのはマイクロトラクション。
グリグリは気分でどうぞ。