急遽昼から時間が出来て張ってきました。
いつもの101m。ジャンプしてギリギリ届く高さ。つまり、2.5m。
プーリーのレイアウトをあれこれ変えていたので、そのテストも兼ねました。
ほぼ独り言です。ロングやらない人には意味不明な用語が多いです。
ご興味がある方はいないでしょうが、そのあたりを無理やりお楽しみください。
トラクション6:1セットをツイストさせたが失敗
前回窮屈ながらも問題がなかったプロトラクションのレイアウトをいじってます。
小プーリーを1番から5番に変える方法や、ソフトシャックルを検討したのですが却下。
順番買えたら効率悪くなって配置学上美しくないし、買ったヨット用のソフトシャックルは細すぎて怖い。とりあえずは使わないことにします。
美しくないプーリーシステム
家では良さげでしたが、実際張ると汚い。スタンダードな右から左方式ではなく、ツイストです。
ツイストの方がアンカースリングと接続しやすいから。
でも、ロープとは擦れるし。スペース無くて引けないし。このレイアウトではサブ3倍以降はかなり厳しい。プロトラクション本体とロープはセーフティロックとガッツリ接触します。
起点がブレーキなので特殊だからどーしたものかと思うけど、前回張ったレイアウトが比較的綺麗だったかも。
効率が悪いプーリーは手元から離す。プーリーの順序としては鉄則ですね。山岳救助などではカラビナで折り返す場合もあるけど、その場合小さくてもプーリーがあったら迷わず一番手元で使う。
ただ、スラックラインの場合はテンションを保持する必要があるためにメイン区間に強度のあるプーリーを配置しなくてはなりません、そうなるとサブテンショニングに大き目のプーリはなかなか使えないのでセオリー通りにはできません。
画像の銀色の小さいブッシング1インチを当然ながら1番プーリーにしてます。
これを5番に替えると多少スマートだけど、やはり効率悪くて配置学上美しくない。
プーリーの効率が公開されていないので計算はできませんが、確実に5~10%くらいは悪くなります。
仮に90、98、98、98、98と98、98、98、98、90を比べた場合。
順番が変わるだけで、93%から88%へと落ちました。
-5%です。
ちなみに、98・98・98・98・90計算式は。
600-5×10-4×2-3×2-2×2-2= 530
530÷6=88
です。
実は、ISAのユースフルリンクで紹介されているフォームが間違っていて勘違いしてました。それを参考にせず丁寧に理屈に合わせていくと式が出てきます。順番と量の問題。仕事量の計算では摩擦は0とされる場合が多いので、順序を含めた計算は検索しても出てこないと思います。自分がやる限りは解説されてませんでした。なぜなら単純すぎるから。
今回はアンカー高めにして6倍メインにサブ3倍の18倍力で一人で張りました。
ノーフリクションブレーキとハイブリッドなので20分程度の綱引き。Zリグひとつなので引くのも早いです。
なんかMPDより引くのが軽い気がする。MPDはベアリング部分がワンウェイプーリー機構になっていて若干フリクション多めだからからかもしれない。
メインの総合効率88%(ダブルプーリーを95で計算)サブが90%、ブレーキは98%(ペツルが公表してる)なら、摩擦を考慮すると81% で14.6になり、3.4を損したことになります。
最終的には0.41kNくらいで引いていたっぽい。40㎏と思えば妥当な感じ。配置学においてはなかなかの好成績じゃないですかね。だって、0.08kNしか無駄にしていません。
ラインは6kNで計算してます。ただし、ロードセルないのでY字荷重から割り出すというあてにならないやつ。アナログに伸び率測ればいいんでしょうけどね。区間的には3.5mしか引いていないんだけど、4%以下は公表されていないので割り出せません。4で10以下4.4なら15、5に至っては20kN。こう書くとすさまじいライン。
今回もロープは問題なし。見た目だけなら1日で復元するでしょう。全体が元に戻るのはセミスタティックだから一週間もかからないだろうけど、4日くらい?
プーリーとロッカーを直付け
軽量化のために直付けしました。こうやると手軽にサイドプレートが開けなくなるんですが、一度通せば開けることないので問題ありません。
センタリングチューブはランドクルージングの製品です。多分、ランクルでしか売ってません。スラックプロと合わせるときは10mmサイズ使いたいところなんだけど、ランクルのロッカーが更新されて廃盤になりました(たぶん)。
画像じゃわからないけど、このプーリーはアタッチメントの角度が狭くてきっちり収まらない。でもベケットがデカい。SMCの3インチよりデカいのだ。レスキューやクライミング向けのプーリーは基本的にカラビナ接続なのでシャックルは考慮されてません。
クライミングやケイビング、レスキューではほぼ確実にシャックルは使われないですから。シャックルはテンションかからないと勝手に外れます。ボルトも締めるだけでは外れる可能性が否定できない。レスキューなどでは危なくて放り投げられても文句言えません。それを理解せず、ハイラインとかでテンションかからない部分で使うとかありえない。
ハイラインの緩々のバックアップロープをシャックルのネジの部分に結ぶとかありえない。微振動は恐ろしーよ。
https://landcruising-slacklines.de/en/hardware/centering-tubes/
後片づけと準備が楽しいソフトリース
ミスって7回も巻いたらリリースが大変。ロック取っても全く動かない。
5・6くらいが丁度良さそう。
やるたびに劣化していく。
ロングだと流れる量が多いのでソフトリリースは消耗品です。みるみるうちに毛羽立って薄くなっていきます。
長めの場合、傷んで心配ならカットすればいいのですがエンドループついているタイプは気軽にカットできないのが欠点です。
巻く回数多くしても痛みは軽減できません。巻く回数多いと押さえつけられて摩擦が増えるので低減効果は怪しい?何度巻いていたとしても劣化を避けるにはゆっくり手で送りながらが一番だとおもいます。
片づけも準備も面倒だけどスラックプロ方式はなかなか。売ってないのが惜しい。ループないから遠慮なく切れる。ちなみにこいつはポリエステルなので劣化も早い気がします。ナイロンの方が擦れに強いというイメージなんけど、ランクルもBCもスラックテビティもソフトリリースはポリエステル。
準備がめんどくさいんですが長めにとって内側に向かっていき、余ったら全体を回して短くしていけばいいです。慣れれば楽しいもんです。
これにすべて収まる
知る人ぞ知るグレゴリーのクレーターというザックの大型タイプです。
スノボ用でバックリ開いてボードが刺せます。先端を覆うので下にも落ちません。
PVCで濡れに強く、ラフに扱えます。グレゴリーの公式サイトで極寒地域の通学用にもグッドと書かれていたモデルは伊達ではありません。
ロゴがかなり珍しい。真っ黒でグレゴリーと解かりませんw
背面長の調整は直接抜いて空いた穴にはキャップをかぶせる仕様。冬用でクッション薄めだからなせる構造です。
ひたすら歩こう
落ちたら、落ちた場所で立ち上がってひたすら歩くやり方。ダイレクトにターンしたいけど掴んで入れ替えてチョンゴで立つやり方。
季節外れのクリスマスソングを口ずさみながら、背中に帆を張るイメージ。今のところこの手法が自分には最強です。
でもやっぱり、この世で最も厄介な自分という存在を消すのは難しい。
何もしないをするをやりたいのに、セルフジャミング。
片道13回目の歩行で4回目の落下。
12回目で2回も落ちたし。足が疲れでガクガク。ちなみに、最初に落ちた時はラインを両足で踏み過ぎて地面について落ちた。
4回目は立とうとしたら足が動かない。ラインの中間地点付近で立つときはすごく筋力使う。足もふらふらでスタビライズ不可能。プティみたくインポッシブル!インポッシブルと叫ぶ。
何度落ちてもいいから20回くらいは続けざまに歩きたい。
つまり2km。2000m。
あ、終わりです。
来年はどの程度更新できるかわかないけど、今回の記事よりは分かりやすく書いていきます。