スラックラインにピッタリのラウンドスリングが安く販売中

この記事は約 4 分で読めます。 投稿から 12年。最終更新から 3年経過。
作成に約 65 分かかりました。
slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
このブログはAmazon他のサービスを通じて収入を得ています。

歩き方をフォローする
スポンサーリンク

ラウンドスリングって

※画像はランドクルージングの破断6トンのタイプ。下で紹介しているものとは違います。

ラウンドスリングは業務用で使われるスリングの外側が袋状の生地で覆われていて、耐久性のあるスリングのことです。ラウンドスリングとか、スパンセットといいます。その強度・耐久性の高さと信頼性から、スラックラインでも使われます。

クライミング用のスリングは、軽さや大きさが重視されますが、業務用だとその点は劣るものの抜群の強度があります。中にはポリエステル製の細いスリングが複数束ねられています。もし一本が切れても、ほぼ問題ないでしょう。つまり、重いけど痛みや破断に関しては、安心感の多いスリングということになります。ですが、値段的には業務用ということもあり、かなり高いのが普通です。スリングの長さは、ループ状でそのまま伸ばした長さで売られています。つまり、1mなら実際には2mのものが輪っか状に縫い合わされているということです。

シャックルと組み合わせて使う

スラックラインで使う場合は、テンション量の多い50mを超すようなロングライン、もしくはダブルラチェットで張るような高テンションのトリック用のラインを張る場合に使えます。接続は、大きなシャックルやデルタ型のクィックリンクができしています。カラビナは例えスチールであっても、ゲートが弱点になるし、三点で引くと記載の強度が確保できないので、強テンションの場面には適していません(メジャーアクシス方向の二点で使うなら問題ないと思います)。

強度について

この商品は記載の強度は運用強度であり、実際には破断の数値は5倍(製品によって7倍なども)あるそうです。これらの倍率を安全係数といいます。強度に関しては、スラックラインの通常の使い方だと木に巻くので1/2の負荷になり、強度の数値は2倍と考えることが可能です。エレファントスラックラインズのトリック用ラインのスリングも運用(WLL)1トンと大きく書かれたものが付属されています。エレファントスラックラインズの親会社はそういう商品を専門に扱っている会社なので、まずこのチョイスは間違っていないと考えられます。つまり、WLL1トンの商品でも破断強度は5トン、さらに二倍になって10トンまで耐えるということです。

運用強度と破断強度の違いに注意

運用強度 ワーキングロードリミット WLL

業務用のアイテムの場合、運用強度(WLL Working Load Limit)が記載されています。コレは安全マージンを含んだ絶対大丈夫といえる数値です。十分強度的な余裕はあるけど、もし何かあった場合に責任が取れないので控えめに記載されている、もしくは業界の規格に基づいての表記になります。

運用強度は破断強度から割り出されており、商品のジャンルなどで違います。
一律に破断強度の1/5などと安全係数が決められている場合と、商品ごとに独自の運用強度が記載されている場合があります。

例えば、レスキュー用品は1/10倍です。今回紹介したラウンドスリングのような産業用は1/5の場合が多いようです。

破断強度 ミニマムブレイキングストレングス MBS

一方、破断強度はそこまで達すると破断するという強度です。

クライミング用のスリングは普通22kN(約2.2トン)の破断強度がありますが、この数値は22kNで破断しますよたかという理由で記載されています。

なぜ22kNかというとクライミング用のスリングは22kN以上でないと流通させてはならないという国際規格のルールで決まっているからです。ですから、実際強度は22kN以上あることも珍しくありません。計り売りの縫い合わせられていないスリングテープ(ウェビング(Webbing))だとこの規格が当てはまらないので、それ以下の物も売られています。

しかしながら、MBSはその数値まで耐えるという数値ではなく、その数値で壊れるという認識を持っておくべきです。それが本来の意味ですから。

楽天で半額で売られています。紫色がオススメ、抜群の安心感が欲しい場合は黄色を

紫は運用1トンタイプですが、これは運用数値で破断は5トンだそうです。エレファントスラックラインズのトリック用に似ています。際規格品でPL法適用商品。ロングラインだと道具の重さも大切ですから、あんまり無駄に重いスリングはキツイです。もちろん絶対的な安心感も欲しいところですから道具選びには迷います。

黄色タイプは運用3トンで破断は15トンという恐ろしい数値。木に回せば30トンまで耐えます。自分も短いの一本持ってますが、かなりの重さなので、持ち歩くには適していません。常設で使うにはまずキレることはありませんから、ぴったりです。自分は庭で使ってます。

線の意味

それぞれは色も違いますが、紫は1本のラインの印刷がり黄色は3本のラインがあります、これは運用数字が一目でわかるようにの配慮だと思います。

※昔のクライミング用スリングだと、5kNで一本、10kNで二本と線が入っていたりします。