まずハンモックと短いラインを張る

子供用にハンモックとシンギングロックのラインを張って乗ってもらう。ハンモックはキャンプでハンモック泊出来るかもと蚊帳付を買った。いつか泊まるかもと思ったけど、調理とかする時は地面になるわけだからめんどくさそうだなぁと。
スラックラインの途中で哲学に目覚めてしまった午後

いつもの56mライン。ラインはハイブリッドのslackfrムーンウォーク。伸び率が低いので張りやすい。このラインをスラックラインブラザーズプーリーで張る。
本当はペツルのプロトラクションで張りたいけど、専用にしてたラインロッカーが行方不明で使えない。今度道具を組み替えてみよう。
春のクスノキの林は葉がたくさん落ちている。クスノキは常緑樹に分類されるけど、春には必ず葉を落して新しい葉を出す。そして花を咲かせる。


ドローンで撮影。
スラックラインの途中で哲学に目覚めてしまった午後
特に何も考えずスラックラインを歩くだけ。落ちたらまた乗り、アンカーに到達したらまた戻るだけ。
この何も考えないがとっても重要。いいことも悪いことも忘れて歩く。
集中しているわけでもない。
リラックスしているわけでもない。
それは、頭の中のノイズがすっと引いていくような感覚。
目の前にあるのはただ一本のラインと、風に揺れるクスノキの葉音だけ。
うまく歩こうともしない。失敗を気にしない。
足元が揺れても、それに意味を与えない。ただ乗って、ただ落ちて、また乗る。
時間も、目的も、評価も、どこか遠くへ消えていく。
「今ここにいる」なんていう言葉すら、頭をよぎらない。
それが心地よい。
“無”という言葉に頼らなくても、そこに漂っている状態。
何も得ようとしない時間は、なぜか一番大切なものを整えてくれる。
そんな気がして、またラインに足をかける。
スラックラインは調和を求める道。自分はそう思っている。
揺れるラインの上で、世界と自分がちょうど釣り合う瞬間を探しているのかもしれない。