アウトドア好きなの人にオススメの洞窟(ケイビング)関連本8冊

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slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
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なぜ洞窟の本の紹介?

自分の趣味の一つが、洞窟関連の書籍を集めることです。30冊近くあります。主に古い本が多いんですが、今現在amazonの中古で安く買える本が数冊あります。逆に高くなっている本もありますが、数年前より値段は落ち着いて若干安い印象です。貴重な本はもう出ないのでは?と心配していたのですが、現在でもあまり欠品することはありません。ただこれは、amazonに限った話であり、全国的に見ればほどんと古本屋ではほとんど見かけられない本です。レアな本という意味では、他にも沢山あるんですが、ここで紹介しているのはあくまで、内容で選んでいます。

本格的な洞窟探検(ケイビング)をやったことない人でも、かなり楽しめる本が人知れず安く売られていて、ぜひ機会があれば読んで欲しいです。特に、水中洞窟を紹介している二冊+沈没船ダイビング(レックダイブ)の本3冊は、絶対オススメです。アウトドアや探検、冒険好きにはぜひ読んで欲し面白い本。しかも、内容は当然ながらノンフィクションですし、登場人物はその道のプロです。

存在自体が貴重

ケイビング関連本は数が少ないので、存在自体が貴重です。ここには紹介していない本も、すごく情熱のある著者の方が書いたことがひしひしと伝わってきます。

文句なしに絶対楽しめる本・レックダイブとケイブダイブ

シャドウダイバーとザ・ラスト・ダイブについて

いきなりですがシャドウダイバーは洞窟は関係ない本です。もちろん実話。一冊ものと、上下にわかれた文庫版があります。この本は沖合の海底で見つかった謎の潜水艦を調べるというレックダイブの本。沈没した船?を調べるほど謎が深まっていき、人間がギリギリ潜れる深さで、暗闇、しかも狭い。集まるのは世界でも有名なレックダイバーなのに、どんどん死亡したり潜水病(減圧症)になったりとかなり壮絶な内容です。また、窒素酔いという症状がダイバーの判断をに鈍らせて様々なトラブルが起きます。ミステリー的な要素も多く、スリリングで飽きません。そして、結末へ。
この本の後半に、洞窟潜水(ケイブダイビング)で有名になりつつあった、ある親子が挑戦します。

その、親子ふたりが主人公の本が、沈黙の海へ還る ザ・ラスト・ダイブです。二人の生い立ちから、ケイブダイブそしてレックダイブへ。単純にスリリングで面白い本で、この親子は、先進的な道具やエアー(トライミックス)などを取り入れた最先端で最高峰のケイブダイバーだったのに。結末が・・・。

この二冊は、レックダイブの内容が被るので、どちらを先に読のを勧めるか悩みます。一般的には、ミステリー的な要素の多いシャドウダイバーの方が先でしょうね。自分もそうでした。

この二冊ですが、まだまだ謎があります。実は結末に近い部分で、両者の本で正反対の記述があるんです。適当に読んだら、気づかないかもしれません。正しい事実は、おそらく著者を考えると解ると思います。でも、この部分が極限状態に挑む場面の男たちの葛藤。。陸地に遠く離れた場所、暗い深海、潜水病(減圧症)、エアー、泥、一刻を争う、潜水続行、潜水中断、窒素酔い!、功名心、内部対立、引き上げ遺物の価値・・・・、仲間・親子の絆、そして死、リーダーの判断、医者の判断、極限まですり切れるような緊張感などなど、これ以上の冒険があるのか??と思うほど。ぜひ二冊合わせて読んで欲しいです。

ケイブダイブを扱う本

ケイブダイビングを扱う本、三冊挙げています。上で紹介した沈黙の海へ還る ザ・ラスト・ダイブ挑戦者たち―未知なる水中洞窟に挑む、、踏の大洞窟へ―秋芳洞探検物語、ケイブダイブは当然ながらやっている人が少ないので貴重な本です。

挑戦者たち―未知なる水中洞窟に挑む

挑戦者たち―未知なる水中洞窟に挑むはもしこれら8冊の本で一冊だけ選ぶなら、この本にします。奇跡的に面白い本で、事例も時代も様々。インカの生贄の池の発掘や、セノーテダイブ、素潜り記録への挑戦など、極上のノンフィクションです。ダイビングや海関連の趣味の人にも、絶対読んで欲しい一冊です。

未踏の大洞窟へ―秋芳洞探検物語

日本人の櫻井さんの本は、未踏の大洞窟へ―秋芳洞探検物語です。この本も、非常におすすめで、すごく面白いです。自分は一緒に洞窟に入ったことがあります。とても素晴らしい人でいまでも光栄に思ってます。ちなみに、この本になるまえの原稿のレジュメ?も洞窟学会に行った時にもらいました。

ケイビングの技術書

この2つは、技術書になります。内容は中級クラスでも存在自体が貴重な本です。もし、洞窟はいるならこれらの本があるともっと楽しめると思います。地質的な解説も多いので、ただの洞窟がもっと面白くなります。

探検と科学シリーズ〈1〉素晴らしき地底の世界 (1982年)

ケイビング入門とガイド

昔の体験談

このお二人は、ケイビング会の大御所先生です。本の内容は戦前から始まっていて、当時の洞窟探検の大変さがとても興味深いです。

洞穴探検学入門 (1979年) (講談社学術文庫)

洞穴学ことはじめ (岩波新書 青版 688)

以上、スラックラインとは関係無いですが、よかったら読んでください。