趣味のロープ木登り(ツリークライミング)で判明したこと

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はじめに

ロープ木登りとはロープで木に登る行為です。

ツリークライミングとかツリーイングとかキノボリングなどと数種類の名称があり、どれも商標登録されているために今回はロープ木登りと称しています。

ツリークライミングのテキストを参照して近所の公園で登っているので、基本的にはツリークライミングなんですが道具やルール等から一部はみ出して個人的に趣味で登っているかんじ。

20カ所ほど登って経験するにつれ様々な点で新しく気付くことがありました。ほとんど一人で手探り状態なので、とても楽しめています。

以下、何点か判明したことや思ったことなど。あくまで個人的な観点ということでご理解お願いします。

この本は絶対買いましょう!

「はじめてのツリークライミング®」を読んで木登りに挑戦!
ツリークライミングとは?ツリークライミングとはロープを木の枝にかけて登る行為です。最近は公園アクティビティとしても一定の認知度がある模様。DRT(ダブルドロープテクニック)とい...

スローウェイトは高さ10m以下なら何でもいい、それ以上なら専用品欲しい

12mまでは100㏄ボトルを使っていました。
ぐるぐる回して投げれば10m以上でも届きます。しかし、12m以上はかなり厳しい。

意外にも丈夫で、引っ掛かったこともないのでトラブルは起きませんでした。
でも15m以上登るには高さとコントロールの限界を感じ専用のスローウェイト(250g)を購入。丈夫で重くて小さい。中には鉛玉が入っているそうです。


ダブルハンドでコントロールも上がりました。ボトルとは雲泥の差。だがしかし、高さを欲張るとコントロールはムズイ。
上手くウェイトがいい場所に通った瞬間が嬉しい。

軽いほど遠く飛びますが、これ以上軽いと落ちてこないこともありそうなのでこれが最軽量クラス。これ以上重いウェイトは小枝や葉っぱが多いところを無理やり貫通させる場合や、障害物が多くウェイトが落ちにくそうなところで使うみたいです。

アメリカのウェーバーというメジャーなツリークライミング用品メーカーのウェイト。下側にもカラビナをかけたり、ラインが結べる。

ダブルハンドがいいぞ

スローライン (Throw Line)

(17) スローライン (Throw Line) – YouTube


投げ方はダブルハンドとシングルハンドがありますが、横のコントロールが正確なダブルハンドがお勧め。
自分が試す限りは20mくらいは上がる。ただし、飛距離を伸ばそうとするとほぼ真上方向に投げることになる(真上だとピンポイントに狙う)。

まずは軽く投げてどの程度飛ぶか確かめる。それを基準に投げる時の勢いを調整する。調整の、力の入れ具合は難しい。強く投げようとしても大抵は早くリリースしてしまう。変なところに飛んで「あッ」となる。

ダブルで斜め上に投げる方法が最も正確にラインをかけやすいが10m以上は届かない可能性が多い。枝を目印に投げると枝に当たるときが多いので、狙ったポイントの気持ち少し上を狙うとよい(あたりまえだが)。

シングルハンドは何も考えないと体方向にずれるし、高さを出そうとすると手元で滑ってしまう。手袋は必須。手袋なしでやったら指が削れた。
滑り止めの方法としては、指が当たる箇所にセーフテーノットで結び目を作る方法がある。この方法はダブルでもシングルでも有効。

地面以外(樹上など)で投げる時にはシングルで投げることになる。

引っ掛かりには注意

最も悲しい事はウエイトが引っかかり回収できないことだろう。

回収するためにツリークライミングする羽目になってしまうが、そのためにウェイトとラインは予備が必要。

ひっかかりやすいのは小枝だ。最悪は失敗スローの時に引き戻そうとして引っ掛かけること。小枝越しに地面まで下せたのなら、ウェイトを外して回収した方が良い。

ヘルメットは必須

ヘルメットが最も必要なのはロープをかけるまでの時。狙ってて外した時に引いたら枯れ枝が落ちてくるケースが多いのだが、高さ10m以上の場合は細い枝でもすごい衝撃で地面に落ちてくる。ドゴーン!と落ちてくる。ゴミもばらばら落ちてくるのでゴーグルみたいなのがつかわれるのも納得。

準備段階でヘルメットは必須。
正直何でもいい気はするのだが、軽いからクライミング用が良い。

自分はペツルとクライミングテクノロジーのを使っている。

スローラインは優れているけど、絡まりやすい

最初は農業用のひもを使っていたが、ウェイトが落ちてこないケースが怖い。
専用品が良い。

びっくりするのがその絡まり易さ。専用スローラインでもよく絡まる。
発狂しそうになる。
専用スローラインは50mくらいの長さがあるが、途中で切ってもさほど問題は無い。長さが必要な時は結んでつなげれば良い。細いし滑りもいいから結び目で引っ掛かるのケースは少ない。

趣味でやる限りはツリークライミング用のスローラインなら何でもいいと思う。素材は何種類かあるけど安いのでいいんじゃないのかな。

スローラインの長さについて

通常なら登りたい高さの2倍+5mで足りるが、リングセーバーを回収するときは4倍が必要になる。普通に50mで良いと思うが、あまりに絡まりでイラつく人は長いのと短いのを用意したり、切って繋ぐ方法も良いはず。

自分は17m登った時はリングセーバーの回収で足りなかったので軽く落とす感じになった。それ以外では問題なしだった。

絡まなくする方法は、癖をとることとスローキューブ

ウェーバーのスローキューブ。amazon.comが安い

スローキューブはえらい。スローキューブはスローライン専用の箱。投げるときシュルシュルシュルと流れていきます。
もう、最高。

一気に快適になった。
投げるだけでも楽しー!!!これが無いと投げた時に地面の枝などがひかかって飛びが悪くなるし、絡まる。スロー失敗の場合はそのつどキューブに回収することになる。末端は箱に結ぶ。

持ち運びの際はラインを入れたまま折りたためば良い。

有る無しで快適さは大違いだと思う。サドルにぶら下げるマグタイプは樹上用だから間違って買わないように。

アンカーはハウススリーブがまずは良いはずだが、自分用ならリングスリーブかな

リングスリーブを自作しましたが、強度の面は全く問題ない。
だって、体重の半分だから。二本なので一本をネズミがかじっても問題なし。ただ、一か所小さいリングの方だけ切れたら落ちて死ぬ。

作り方完全オリジナルだが、結び目が大きくて引っ掛かかるので専用の方がいいのは明白。買いましょう!

長さはは1.5m~2mがいいかなと。1m以下はあんまり使えないと思う。素人は細い枝にはロープをかけないからね。大きさの違う二つのリングをうまく使い回収する。リングの色は違う方が良い。同じだと下からどちらが大きいリングかわからない。

道具は落とすな

リングスリーブの回収は末端にエイトノットを使う方法でも可能ですけど、大きいリングをうまく通らないケースが多いので、ボールを使うのがお勧め。
単純にロープにボールをつけただけで引くと、勢いよくリングスリーブが落ちてくることになる。

リングはアルミかスチール製だと思うが、落下のショックで強度が落ちるからたとえ土でも落とさない方法で回収したい。仮にコンクリートなどにアルミ製品が落ちた場合は、問答無用で廃棄レベル。このような衝撃を受けると静荷重では大丈夫でも衝撃でより壊れるようになる。

クライミングロープの末端にスローラインを結ぶだけでゆっくり下ろせる。

上からカラビナその他も落とさないようにしたい。危ないし。傷む。

買う際はリングの大きさとボールの大きさに注意。メーカーなどによって違う。ものによってはセット品もある。

ハーネスはクライミング用でも使えることはつかえるが、サドルが良いはず

クライミング用はハーネス、ツリー用はサドルと名称を区別して混同しないようにしたい。
ハーネスは安全性は確保しながらも軽量、サドルは座っている状態でも快適でサイドにD環などがついていてランヤードで幹などに仮固定ができる。

似ているようだが、両者のコンセプトは全く違う。両者ともに規格品を使うのは当たり前。アマゾンでゴミを買わないように注意。

過去にハーネスでSRTをやった時はお尻が痛くて泣きたくなったが、DRTだとさほど痛くならない。
フットループに立ちこむ動作などが多く、座っている時間が少ないからだ。DRTだとハーネスでもなんとか問題ない。しかしながら、ランヤードを使えない(無理やりなら使えるんだけど)となると、できることがかなり制限されてしまう。

SRTにも方法はいろいろあるが、立ちこまずに腕の力で上がる方法などの場合は座った状態で力を入れるのですぐに体が痛くなる。SRTは間違いなく、ツリークライミング用のサドルが羨ましい。

個人的に欲しいのがツリークライミングワールドで売ってるテングサドル。シンプルで軽いのがクールすぎる。

TREE CLIMBING WORLD / テングサドル

ツリーじゃハーネスは使えないか?

ツリーじゃハーネスは使えないか?との問いに関しては、登って降りるだけなら使える。
痛いとは言っても。重心など楽な体勢を見つけたらなんとか我慢できる。

自分はクライミング用を持っているのでそれを使用。全部で4タイプ持ってるが、アルパイン用はフィット感が無いので使えない。最低でもフリークライミング用。もちろん、専用品を買うのが最も合理的で安全。自分もサドルが欲しい。

買う場合はシンプルなサドルが良いと思う。買うならサイドのD環は必須。
伐採とかの人は知らん。

10m以上になると体力必要

17mに登ったがきつかった。

ツリークライミングは体力は必要ないと思ったが、間違いだった。

10mくらいなら問題ない。12mだとちょっと息切れ。
それ以上は計画的に休まないと登れない。

あ、DRTでの話です。
DRTは10m登るなら20mロープを進む必要がある。15mなら30m。
踏み込む動作でロープを引き上げる量が多くなるので、高いところに登るほど力がいる。
上がるほどロープの重みがなくなる動作は軽くなる。

SRTは15mなら15m登るだけ。ロープの重みも関係なし。プロフェッショナルな人がSRTを使う理由はよく理解できる。だって運動量が全然違う。

DRTは安心

アンカーが一点で済むことは大変な美点。DRTの欠点を見えなくしてしまうほど。

SRTだとボトムアンカーの管理が必要で手間が増える。
それにプーリー効果で上のアンカー地点には体重の二倍の荷重がかかる。DRTなら体重と同じ。

アンカーである枝が折れれば命は無い。
単純に二倍安全なDRTの方が素人には向いている。ゆっくりう登ろう。

ロープはDRTなら16ストランドのシングルブレードが良い

ツリークライミングを素人がレクレーションで登るなら16ストランドのシングルブレードが良い。
欠点としては太くて重い事。あとはいい点だらけ。

※でも重さという点は重要。高くなればなるほど重さを実感する。

重さは10m以下なら気にならないが15mだとセーフティ結ぶのも重くなる。しかし気合いだ。
自分は兼用の24ストランドのダブルブレード使ってるんだけど・・・。まさに兼用という感じ。

スタティックロープは固いし重い

結びやすさはノットアビリティという数値があり、ロープによっては記載されている。
スタティックとツリークライミング用ロープを比べると、結びやすさが圧倒的に違う。

だからブレイクスノットが作れる。
スタティックでもダブルブレイドロープのスプリットテールを使えばブレイクスノットで登れる。だたし、セーフティーノットが結びにくく、解きにくい。重さもスタティックの方が上で、固いからかリングの通りなども悪い。

木の高さはレーザー距離計で測ろう

登る木の枝の高さを知ることは重要だ。最初から高い木にアクセスするのは避け、徐々に伸ばしていくのが良い。木の高さは見ただけではわからない。真下からレーザー距離計で測れば正確な数字が出る。遠くからでも高さが測れるタイプが最もおススメだけど、直線型でも問題ない。登る枝の真下から測れば正確。自分はゴルフ用を使っている。

道具の購入が難しい

おススメするのはアメリカのアマゾン、もしくは別のとこからの個人輸入。
次に日本のツリークライミングワールド。

ツリークライミングワールドもポイントを考えればロープ等は高くない。小物は高いかも。
まず、個人輸入で買えるものは買って、足りないのをワールドで。

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順番ではamazonn.comがおそらく一番安いのでそこで買えるものは買う。ただし、重いのは送料が高いのでよく検討すべき。特にペツル(ツリー用品も沢山ある)やウェーバー製品を購入する。次に買えなかったものをツリースタッフで買う、買い忘れたものやロープなどツリークライミングワールドで。

日本のアマゾンは変なのしか売ってないから。やめた方がいい。特に命に係わる道具は。

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TREE CLIMBING WORLD

ツリークライミングの魅力

桂の木!樹高30m

個人で登る限りで、試行錯誤しながらだけど、最初はとても怖かった。その理由は単純に落ちないか?という不安。枝が折れないか?道具が壊れないか?ロープが切れないか?なぜこういう不安が出てくるかというと、すべて自分一人で用意して登っているからだ。たとえ何度も確認していたとしても、不安になる。

その不安からの恐怖は高くなるほど大きくなる。その恐怖感の変化や原因を冷静に考え、いやいや大丈夫だと言い聞かせてる。すると体がふっと楽になり、力が抜ける。周りの景色も見れる余裕が出る。そのダイナミックな変化が楽しい。考え方に体がダイレクトに反応する。

なんでこんなとこ登ってるんだろうと考えたりもしつつ、最後まで登りたい。登って降りたら達成感はある。あの木のあの枝は登ったんだよねーとご満悦。ただ、その樹上からの景色を思い出そうにもあんまり覚えてない。自在にロープを操ってリムウォークとか、憧れるんだけどそのレベルまで行くにはまだまだ道は長い。

ツリークライミング
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slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年よりスラックライン乗ってます。日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ、登山Ⅲ、山岳Ⅰ)、登山用品店店員(元)、平尾台ボランティアガイド、NACS-J自然観察指導員など。アウトドア好きでキャンプ、洞窟、植物好き。

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