先週の79mとロープと歌えなかった鼻歌

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slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
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工事中の公園


いつもとは違う公園で週末張ってきました。いつもと違うとは言っても、10分もかからず到着する何度も張っている公園。小学校の時に遠足で来ていた公園です。いつきてもクスノキの巨木に圧倒される、福岡県でも3本の指に入るような樹木環境の公園。

この公園はちゃんとした駐車場がなく、さらに現在わずかにある駐車スペースが大規模な工事のために使えません。なので、真上を縦断している橋から徒歩で公園に入ることになります。

ロング用の大荷物をキャリアに載せて10分以上。階段もあるので、キャリアの車軸がひん曲がりました。
肩にも荷物が食い込んでヘトヘト。
しかし、誰もいない芝生のエリアが気兼ねなく使えるのでそこまで持っていきました。

重いのは・・・

ほんとこれ重いなぁと、思うのは50mあるスターリンの11mmロープ。無駄に太くて重い。10.5も持っているのでを使いたいけど、ブレーキのMPDが11mm指定なんです。実際は10.5mどころかもっと細いのでも問題ないみたいですが、一応指定なので。
しかも50mという長さ。長いのは長いで便利ではあるんですけど、、、持ち運びは勘弁してほしい。ですが、200m以上のロングラインを妄想すると100mロープがあればなぁと思ったりするわけでして。
HTPスタティックはたぶん、最高のスタティックロープだと思います。取り回し硬いけど、外皮強いし変形しにくいし。全然伸びないし。他のセミを含めたスタティックロープとは一線を画するワイヤー並みの性能のあるロープ。
エディやIDなんかをブレーキにするなら10.5mmで十分だと思う。メインの折り返し回数(例えば9:1)やテンション量によってはもうちょい細くてもいい。
グリグリなんかは細い方が相性がいい(グリグリの強度は別にして)。
スラックラインではノットアビリティ優先の取り回しの良い柔らかいロープより、固めのロープの方が適しています。ほとんど結ぶことは無いし。ブレーキに適した直径と強度があるのが最も重要ですが、その他の点としてはアッセンダーによる摩耗に強い丈夫な変形しにくいロープであれば問題ないでしょう。


↑これがHTPスタティック

79m


レーザー距離計で測ると79mでした。以前は、メジャー片手にうろちょろしていましたが、今ではレーザー距離計は必須アイテム。値段や大きさ的にゴルフ用がベストでしょう。

この広場には以前張った120mオーバーも張れます。微妙に距離の違うラインが何本も張れるのですが、欠点は木が太すぎること。一度張った木は必要なスリングの長さをメモっておくのが吉。最小限の荷物を目指すなら、余計なスリングは持っていきたくないです。重いし。

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セッティング

ほぼいつも通りのセッティングです。
メインは折り返し五回、サブは三回になります。
最後の折り返しは、スリングを輪っかにして繋いでいるスクエアクィックリンクに接続して引きした。この方法は余計な道具も必要なくおすすめです。MPDのリギング用のホールも使うことが出来ますが、こちらの方が区間ロスが少ない。

歩きと集中


一度、真ん中あたりで落ちたかなって程度でした。しかし、子連れだったのでなかなかトライに集中できず。何度注意してもラインに近づくんですよ彼は。

頭の中をキャベツにして、鼻歌交じりでラインを渡っているときが最高に贅沢な時間。鼻歌交じりだと疲れないし、落ちないし。理想的な精神の状況かとも思えますが、「気がつけば落ちてた」ってパターンにもつながります。実力以上のラインの場合は鼻歌なんて歌えないはずですが、意識的に鼻歌を歌うことは可能です。自分は難しいラインだと特に意識的に鼻歌を歌いながら歩くようにしています。近くに人がいるとちょっと恥ずかしいですけど、歌に関しては抜群の効果を実感しています。

海外のスラックライナーのように音楽を聞きながらも良いのかもしれません。

本当に精神状態がヤバい時(足がガクガクスルような)は呼吸を長く。身体の酸素量を増やして強制リラックスさせましょう。
細かい歩き方を気にするのは悪い例。歩きに関してはそもそも余裕がないと歩けないから、今更気にしてもしょうがない。歩けると信じてトライトライトライ。半分行けるなら、そのままやれば歩けるはず。半分いけないなら、その分数多くトライ。

帰りにキャリアのタイヤが千切れた。
カタログギフトで選んだやつを散々酷使してしまった。鼻歌どころではない帰り道。もう少し丈夫なの買おう。