リギングプレートとは?
リギングプレートとは主にカラビナやスリング・ロープを複数接続してアンカーポイントとする道具です。
別名レスキュープレートともいわれる通り、レスキューでの引き上げなどで主に使われます。リギング用途でもその利用価値は大きい。
素材はほとんどがアルミの削り出し。レスキューメーカーはエアクラフトアルミという高級アルミを使っており強度も高い。
通常はアンカーポイント一つを利用して複数の接続点を作り出す用途で使われることが多いが、逆さまに使い非力な複数のアンカーポイントを集めて一つにまとめる使い方もできる。強度は様々だがリギング用途となるとアルミがあり強度も高い方が安心感は高い。
レスキューではストレッチャーを吊り上げる際にも使われる。
様々な大きさと形があるが、リギングで使うなら小さいのよりも大きい方が融通が利く。小さいとギア同士が接触したりするから。
プーリーは様々な大きさがあり、小型リギングプレートだと接触し万全なセットができない場合もある。
スラックラインのリギングで定番はSMCの大型だが、プリミティブなどで小型リギングプレートがつかわれるケースがある。
注意したいのは厚みとアンカーポイントの大きさ、道具によっては通らない場合がある。
ペツル
ペツル、ポーs
小型リギングプレートしては定番の一つ。
厚さが薄いのでほとんどのコネクター類と接続できるが、穴のサイズには注意したい。
ポーMとLもあるがamazonや楽天では取り扱いが無かった。
コング
コング、トリス
3穴タイプのトリス。
コングのポーカー
4穴タイプのトリス。
幅22㎜のスリングが通せる穴もある。
コングのペンタプラン
上記二つより薄い4mmタイプだが、強度は同じ。30kN。
アンカーポイントが多くなり捻じれなどが加わる場合に強度が心配なら二枚重ねでもいいだろう。
二枚持っているが形状がイマイチでほとんど使ったことがない。
SMC
SMC、ミニリギングプレート
アンカーポイントが縦長で環付きカラビナでも通しやすい。
厚みがあり強度も高く安心してつかえるリギングプレート。表記強度は三方向から引いた場合の強度で、二方向ならさらに高い強度。
SMCのアルミはエアクラフトアルミで特に質が高いと思われる。
エッジが角ばっておらず、ロープも通す事ができ工夫次第では制動を利用した使い方も可能。
SMC リギングプレート
リギングプレートの定番。
自分も使っています。
各穴のサイズと厚みが絶妙。
リギングプレートは大きければ大きいほど使いやすい。
レスキュー分野やスラックラインなら断然これをお勧めします。
強度の表記が一時期下げられていたが、MBSは50kNというリギングプレートとしては最大クラス。
厚みがあるので小型クィックリンクはゲートが通らない。
DMM
バットリギングプレート
DMMのバットシリーズは多くのサイズがある。
圧巻なのはLタイプ。
合計12個のアンカーポイントを持ち、究極のリギングプレートといえるかもしれない。さすが変態メーカーと言われらるDMM。
ロックエギゾチカ
ボルトリギングプレート
なんと武骨なリギングプレートだろう。
カッコいい。
ボルトは取り外しもできる。
今回紹介したのは規格を通したもの
リギングプレートって単なる穴の開いた板だが、そのクオリティは様々だ。
アマゾンには今回紹介したもの以外に中国製の安いのも多くある。
何を重視するか考えて買うべきだけども、値段を重視したい場合はそれらもアリだろう。