窪地のゆるロング(サグライン)でパンツまでグッショリ。52mと40m。ずり落ちないアンカースリング。

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slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
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窪地の公園

網爺さんに面白いラインが張れる場所として教えてもらって3年前に偵察には行ったことある公園ですけれど、意外に近いことが判明してラインを張りに行きました。再び訪れたキッカケは子どもと草そりしにこの公園いったこと。草そりスポットしても最高の公園です。

ご覧のとおり両側が緩やかな坂。そして、ゴルフ場のような綺麗な芝生。すぐ近くにゴルフ場があることが関係しているのかもしれません。

早く緩くて長いスラックラインが張りたいとウズウズしていましたが、ようやく張れました。

52m。サグ3m~4m。

支点間距離52mのサグ3m~4m。
アンカーの高さが違うので、高さの感覚がイマイチ不明。傾斜ラインスポットとも言えるるかも。

ラインは重いスラックプロの稲妻。
風が強くて、上下運動がすごい。

立つのは可能だけど、人が乗るとテンションかかって風でラインが跳ねまくり。
ラインが重いせいもある。

ということで、軽いラインに張りなおす。

プーリーセットは必要ないけど、ラインの調整には便利かな。

薄い1インチのアンカーテープで40m

本来歩行用ではないライン。
スラックプロMBS20kNの薄いタイプ。

ギボンサーファーの幅をそのまま半分にした1インチライン。
そんな表現がピッタリで豪快に伸びます。乗っててもペラペラ感。

BCのフェザーというラインがこれに近い感覚のラインのはずでしたが、もう売ってません。ソフトリリース用専門になったみたいです。フェザープロは厚みと重みがあるから性格変わってくるでしょうし。

折角なのでウィンドダンパーもつける。

立てるけど歩きが続かない。
両足ならいいけど、片足になる瞬間が厳しい。
前後の体重移動にも気を配る必要あり。そして腰から下の圧力。

最初は苦戦したが、慣れるとどうにか一度だけ半分まで行けた。
両足でしか安定しないから止まらず歩を進める。つまり、常にリカバリーしながら歩く。

ノーテンションのラインに人が乗ることで1.5kNほどのテンションがかかり、ラインの伸び縮みを実感しやすい。高さや角度のダイナミックな変化も関係しているだろう。
とにかく、通常ラインよりもさらにラインに気を配る必要がある。

ラインが上下左右に動くのはは当たり前として、前後にもラインが動く。3Dだか4Dだか知らんけど、全方位に動く。

重心の位置がシビア。今、重心が後から前行ったなぁと感じながら歩く感覚。
普通のロングラインではさほど意識しないけど今日は違う。
ロングにロデオをプラスしたラインともいえる。うん。見たまんま。

うまく進めたら気持ちよい。
言葉では説明できない。

このラインを自在に歩けたらさぞかし気分がいいことでしょう!

傾斜が急な反対から歩いたら派手に転んだ。
どうやって落ちたかも不明。
季節も夏に近づいているので暑い。全身汗。パンツまでグッショリ。

40m道具リスト

  • 歩行ラインに使ったアンカーテープ40m(スラックプロ)
  • 可変スリング(シンギングロック)*2
  • スラックジャック(スラックダディ)
  • アルミカラビナ2
  • ラインロック用リング(fr)
  • ラインロッカー(スラックプロ)
  • ツイストシャックル小(スラックプロ)

テンションは要らないので、何でもいいんです。お好きにどうぞ。
しかしながら、調整しやすい道具が早いだろうからこんな感じで選んでみました。

ずり落ちない可変スリング

輪っかにできる可変スリングです。
シンギングロックのやつ。これに小さいツイストシャックル。

締めれるのでずり落ちません。
テンションが無いスラックラインの場合、アンカースリングがずり落ちたりずり上がります。
木が手前に傾いていると人が落ちた時に、ずり上がって手が届かなくなったりします。

このようなスリングがない場合は使い古しのラインを3回くらい回して結ぶと落ちないアンカーにできます。

あ、カウヒッチでもずり落ちないか。

ラインの長さ調節のも便利なスラックジャック™

イケメンなお気に入りの道具。slack-jack。
テンション無くても緩みません。

高さの関係から、今回はラインを伸ばしたり引いたり色々試したので便利でした。伸ばしたり縮める場合はジャックとジェーンは逆が使いやすい。

もちろんプーリーセットでもいいけど、パワーは必要ないから大げさすぎます。
はい。プリミティブでももちろんok。

プーリーシステムの場合もブレーキをライン側にしたら伸ばすのが早い。ゆるラインなら効率のロスも気になりません。

まとめ

ただ、高いだけでしょ?緩いだけでしょ?では無かった。
難しい。
独特の地形で感覚が狂う。アンカーの高さも両側で違うし。

スラックラインを初めてやった日、ロデオをやった日、ロングに初めて乗った日を思い出しました。
次に張るのが楽しみです。

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