84mのロングなスラックライン
先週午後から、ロングを張ってきました。
近所の河川敷の広場です。
一応公園なのですが、遊具も何もないのでぜんぜん人が来ません。
でも、巨大なクスノキが沢山あり、ロングが張れるような広場もあります。短いラインなら無限大に張れます。お気に入りの公園です。
この公園は、洪水被害で1年近く使用不可能になっており、洪水の土砂置き場となっていていました。洪水復旧については、管轄が違うだけでこうも違うのかと。。この場所を管轄するのは地元自治体なので原状回復が済み次第比較的早く使えるようになりましたが、下流の県管轄の公園は洪水被害を口実に新規にいろんな工事が付け加えられて、明らかに無駄な税金つぎ込んでますって感じです。破損箇所が多いので、他の場所よりも時間がかかるのは当然ですが、いつ頃使えるようになるんだろうと思っていた公園が日が経つにつれてどんどん工事車両が多くなり、被害を受けていなかったところまで工事が始まり意味不明な構造物建設が進んでいます。公園開放まで、見た目的には逆に遠のいてるんです。
江戸時代に洪水被害を防ぐためにせっせと木が植えられた素晴らしい環境の公園が、無駄なコンクリートに汚染されるのは本当に悲しい気持ちになります。そこはその川で最も川幅が広く(その他の場所より3倍以上両側の堤防までの間隔が広い)なので堤防決壊の可能性が低そうなのに・・・。
って話がずれてしまいました。
この場所は今回が2回目。前回は、台風前のかなり強い風で良い所までいけたので、歩けるかもと期待を込めて出撃。
だけど、張ってみたらまたもやの強風。ここは川のすぐそばなので常に風が吹く場所。
とにかく、前回のようにビヨンビヨンと恐ろしい音を奏でながらラインが上下に揺れて捻じれます。でも、せっかく張ったからとそのまま乗り続けると風が治まってきました。
でもあと5mって惜しいところで落下。このプレッシャーというかなんというか、この感覚が面白い。ついでに、上空には強風を利用て悠々と飛ぶミサゴ。あーカッコイイ。
すると更に風が少なくなってきてチャンス!歩けました84m。往復は落ちましたが、直後の仕切り直しで二回目の歩行成功。それから二回落ちてから、三度目の成功。いいところだけ切り取れば完歩の確率3/5でした。
前半は、早足でどんどん足を出して中央突破。前半が早いと後半も精神と体力的に余裕が残せます。風があまりにも強いとアンカー付近も歩きにくくて最初からペースが遅くなるから、やっぱり難しい。逆に中央付近はそこそこの風なら、体重で風の反響を押さえ込めるので意外と歩きやすいです。
ロング買うときにこの広場を横断して歩くことを想像していたので、やっと念願がかなったことになります。
一人で設置から撤収まで3時間。いつか朝から夕方までロングやってみたいなあと思うけど、半日さえなかなか時間がない。
101m
んでんで、後日アンカー箇所を替えて101mラインを設置。90m程度かと思いましたが、きちんと測ると101mでした。わーお、自分としてはこれ以上ない距離。
しかーし。この日の風は強風注意報並みの風で、誰も乗っていないのにありえない程ラインが暴れる。あの台風前の時並。
1/3も歩けずに撤収。怖くなるくらいの音でシステム崩壊が頭を過るほどでした。
ウインドダンパーあれば少しはましなのかもしれませんが、準備してませんでした。これに懲りて作成済みです。
使った道具
ランドクルージング、ホワイトマジック
ラウンドスリング2
3.25Tシャックル2
ツリーウェア
スラックプロ・ギボンのラインロッカー2
■メインテンショニングシステム 6:1
SMC3リギングプレート
SMC3インチダブルプーリー2
SMC2インチシングルプーリー
ツイストクィックリンク
ツイストシャックル
ストレートシャックル
グリーンピンシャックル
CMC MPD
SR10.5mmロープ
■以下サブテンション 5:1
レスキューセンダー
アルミカラビナ2
2・3/8インチブッシングダブルプーリー
2インチブッシングルプーリー
※MPDは引くたびにカラビナホール部分で動くので、傷がついたり変形しやすい。ロングは相当の力なので傷がつくのは仕方ない。だが、動くことでシャックルのピンを回してしまう。場合によってはピンが抜けてしま可能性があるかもしれない。MPDに限らず、撤収時にシャックルのピンが硬くなっていたり、ゆるくなっている場合は、ピンを回す力が発生していないかチェック。外すのが硬い場合は、ピンの穴に何か差し込んで回す。
できればそういう箇所にはシャックルのピン側は使わない方がいい。もし使うなら、ボルトタイプがオススメ。少なくとも緩むのは最悪なので、向きを変えて固くなる方にすべき。10.5mmはロープは自己責任。