スラックラインブラザーズSlackline Brothersって?
Slackline Pulleys by Slackline Brothers
スラックライン用品のパイオニア的メーカーの一つです。早い段階から、オリジナルのダブルプーリーをリリースしており、昔はトリックのコンペなども開催していました。黎明期からのメーカーらしく、ナイロンウェビング(Webbing)なども取り扱っていました。ヨセミテのあるカリフォルニアにあった会社ですから、ハイラインでも結構使われていたようです。アンディ・ルイスのハイライン動画では今でも度々登場しています。
でも、業績が思わしくなかったのか、会社自体が潰れかけたそうです。でも、ここのプーリーが無くなるのを嫌がって、アンディが会社を買い取ってただいまリニューアル中。会社の所在地もカリフォルニアからユタに変わってます。
このあたりの経緯は、Slackline Brothersのトップページに書かれているので読んでみて下さい。最新情報などはFBでアップされています。
現在、購入はできませんが、購入希望者をHPで受け付けています。製品は2013年になってから手に入れられるとのことです。日本からも買えるのか?ハッキリとはしません。そもそも価格がわからない。確か、以前は2つセットで210ドル位だったはずです。このくらいの価格ならアリかも。シンプルなのは今更ながら素晴らしい道具だと思います。いろいろ使ったけどやっぱこれいいよね!って感じでアンディも使っているんでしょう。
■2012/12/22追記
新価格が判明しました。セットは250ドル。ロープとクランプ、引き込みプーリーセットが330ドル。スペア部品も売ってます。現在プレオーダー受付中です。
買うかどうかは別として、カートを試してみました。が、FBの書き込みによると国際発送も可能とのことですが、現在はpaypalでは正常に設定されておらず、エラーを起こしています。適当に試したところ、USAとカナダしか正常(USA送料は12ドル程度)に計算できません。Estimate shipping and taxのプルダウンメニューで日本を選んでも送料がでません。設定ミスだと思います。フランスや中国でも同じでした。
利点
- ステンレス製
- 一体構造なので強い??強度は10,000lbs(約45kN)、ブレーキ限界は2500- 2700lbs(約11~12kN)
- 片方にブレーキ内蔵。1:5システムになる。通常のディセンダー型のブレーキじゃないのでZリグでは2倍力に落ちる(でも全体の効率は良い)。
- 高効率なブレーキシステム。MPDやプロトラクションのようにプーリー+ブレーキなのでディッセンダータイプのブレーキと比べて非常に効率がいい。ほぼ計算道理の倍率で引ける。
- 高いメンテナンス性。軸がボルト留めなんでグリスアップや分解清掃もお手軽。スペア部品もある。
- シンプル。部品数も減らせる。
- 本体には打ちぬき加工アリ。雨の場合にハイドロプレーニング現象が起こりにくくなる
欠点
- 重い
- スイング式じゃない。ロープセットが面倒。なので、アイ加工済みのロープは多分使えない。通したあとに、ベケットにエイトノットなどで結ぶことになります。
- ブッシングタイプでベアリング入りじゃないから効率は若干落ちる。テンションが高くなるほど回転も重め。でも分解してグリスさせるし。
- ブレーキがトゲトゲなのでロープにダメージが出そう。リリースも少しコツが必要な感じ。
※ベアリングは強度の面では特に優位性はなく、ブッシングのほうが強いという説もあります。
旧サイトの内容が見れなくなったのは残念
今となっては値段とかその他、トリックリストやコンペの様子などのページが見れなくなっているのが残念。旧URLを直打ちしてもトップページにリダイレクトされてしまいます。
最近アンディがアップした動画
How To USE Slackline Brothers Pulleys – YouTube
語り口調が面白い。必見はリリースの仕方。なるほど~。
Brake testing SBI’s with a tractor… – YouTube
8500って数字が聞こえる。38kN程度ってことだろーか。
FaceBook Slackline Brothers
http://www.facebook.com/slacklinebrothers?ref=streamSlackline Brothers