オススメのギボン製スラックラインを紹介

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このエントリーはスックラインをこれから始める人向けです。
スラックラインをやりたいと思っている人はギボンというメーカーのをお勧めします。

類似品がたくさんあるので、間違って購入しないようにしてください。いや、メーカーこだわらないから安いのがいいという人は、3000円台で買えるのがあるので、そちらを買ってみてとりあえずやってみたらいいでしょう。

slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
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オススメのスラックラインキット--はじめに


スラックラインをするに必要な物はスラックラインキットと樹木の保護用のクッション材(ツリーウェア)だけです。ラインを買ってしまえば、公園などで気軽に何度も楽しめます。長さは普通は15mです。実際には木などに巻く部分にもラインを使うので、12m程度が実際に張れる最大のラインの長さになります。短い場合は4m程度でも張れます。マットはとりあえずは必要ありません。

詳しくはスラックライン開始ガイドをどうぞ。このエントリーではオススメのスラックラインを紹介します。わかりやすくするため詳しい説明などは省いています。

とりあえず一番おすすめのスラックラインは?

ギボンのジブライン(ジャンプライン)をお勧めします。伸縮性のある上級者(トリック)用ラインではありますが、難易度は短く張ることで調節できるので初心者とか上級者とかは実際はあまり関係ありません。なのでこれを選べば、まず間違いのないでお勧めします。このラインがボロボロにななるくらいにガンガン使ってから、さらにダイナミックなトリックが出来るサーファーとかロングラインの世界とかに自分の好みの方向に移行していったらいいでしょう。

もっと本気なら次に説明する30mのサーファーラインでも良い選択です。
長さに物足りなくなるのは目に見えていますし、さらにサーファーの方が跳ねてラチェットも強力。
値段的を重視するなら、もっと安いラインもあります。とりあえずやりたいという人なら、そいういうラインでもほとんど問題なく遊べるので、安いラインで始めるのもアリです。ただ、自分の周りでは結局ギボンやエレファントを使っている人が多いです。ノーブランドやコピーメーカーを買ってしまっても、見た目や周りの目を気にしたり本物志向の人は買い替える羽目になるかもしれません。

ギボンはドイツのメーカでスラックラインのリードメーカーです。ポリエステルの5cm幅ラインをラチェットと組み合わせる事で誰でも張れる製品を生み出しました。

以下、三種類を少し詳しく解説します。

ギボンGIBBONのスラックラインキット

ギボン クラシック 15m


ギボンのスタンダードで一番廉価なライン。厚みがあり、耐久性が高い。伸縮率が低いので、まだ歩けない人には若干歩きやすい。
耐久性が高いので、不特定多数の人が乗る場面などでも活躍する。イベントや室内常設、教育現場などには一番向いている。ラインのプリントはインクで色が付いているだけ。デザインは現在三代目で赤色もある。

生地は一番柔らかく、裸足でも気持ちいい。ライントリックはもちろん、ジャンプもできる。本格的にバットバウンス(おしりで跳ねる技)なども可能だが、本格的に回数を多くやるならジブラインやサーファーラインのほうがやりやすい。

最初の一本に使い倒す用途にもオススメのラインとも言えるけど、そこまでヤル気があるならジブラインを最初から選んだほうがいいと思う。クラシックは25mタイプもありますが、長いのをどうせ買うならサーファーラインの方をオススメします。

長さ:15m(12.5m+2.5m)
厚み:2.4mm
強度:ライン4t、ラチェット2.5t
重量:3.2kg
特徴:厚みがあり耐久性が高い。伸びにくく初心者向け。トリックもできる。

※スペックは自分が測ったものやネットで拾った数値です。
※楽天とアマゾンのウエブサービスを使いリアルタイムに商品リンクを表示していますが、楽天の商品がタイミングにより生成されない場合があります。その場合は、ページを更新してみて下さい。

ギボン ジブライン(ジャンプライン)

ギボンのトリック用ライン。色は黒でゴム印字プリントが乗っている。クラシックよりも薄いので、歩くたびに伸び縮みする。反発も強いのでトリック、特にバウンストリックはやりやすくなる。ライン生地の織り方はクラシックよりも細かくて、サーファーラインと同じ織り方だが、ライン生地自体はジブのほうがサーファーラインよりも少しだけ厚い

歩けない人には若干難易度は上がるけど、慣れればどうにでもなる。ダメなら短く張ろう。なので、最初からこのラインを買ったらいいと思う。

長さ:15m(12.5m+2.5m)
厚み:1.5mm
強度:ライン3t、ラチェット2.5t
重量:2.8kg
特徴:少し伸びやすくジャンプやバウンストリックがしやすい。

ギボン サーファーライン

近年のバウンス系トリックに適した新定番ライン。長いのでロングラインとして楽しむことはもちろん、トリック用の長さでガチガチに張って高反発を楽しむことができる。

トリックガチ勢には最初の定番ラインといえる。その大きな理由は長さと大型ラチェット。

ラバーコーティングもアリ。ライン生地は薄く傷つきやすいのが欠点だが、バウンストリックを頻繁にやるならこのラインが一番いいと思う。運動神経に自身があったり、今後も続けるヤル気があり、周りに上手な仲間がいたりするなら最初からこれでもいいかもしれない。

ラチェットはクラシックやジブラインと違い、通称デカラチェと言われる大型タイプ。レバーが大きいので通常タイプよりも強く巻くことが可能。ギアも二重で強くなっている。また、ラインの巻き取り量が多くなると、ラインがどんどん斜めに巻き取られてしまう現象を軽減するために巻き取りガイドがついていて綺麗に巻ける。他のラチェットとは巻く方向が逆で、ラインの通し方を誤るとリリースできなくなるので、最初はテストしてやり方を確認した方がいい。

ただ、巻き取り量が多いだけに、リリース時にラインを痛めないように注意が必要。長い距離でバウストリックをする際は別にもう一個ラチェットを用意してダブルで使うことになります。

※リリース時にラインを痛めないようにスローリリースを使う方法もあります。強力なテンションで張る場合は、ダブルラチェットやスリングシャックルの設置なども検討してください。

長さ:30m(27.5m+2.5m)
厚み:1.4mm
強度:ライン3t、デカラチェット2.5t
特徴:ジブラインよりも少しだけラインが薄く、伸縮しやすい。ラチェットも大型で高テンションが確保できる。重い。

やっぱりギボンのスラックラインが良いの?

歩き方的にはギボンのスラックラインをオススメします。トリック用としては世界の標準ライン。

他のメーカーの物も幅が同じ5cmのスラックラインキットなら、基本的には商品そのものの構成は同じです。違う点はデザインやラインの厚さ(素材・織り方)です。値段的にはギボンより安いものもあるので、財布を気にするなら他のメーカーでも実際には大きな無いと思います。安いのでも楽しもうと思えば普通に楽しめます。極端に安いのには業務用を流用しているものもあり、ライン生地の品質やラチェットの品質のばらつきが多かったりします。

また、品質は問題ないのですが、ギボンと同じモデル名で売っている紛らわしい品があります。ギボンと間違って買った人もいるみたいなんでご注意を。小型ラチェットで強く張れないタイプもあります。トリックをやりたいなら、どうせ欲しくなるだろうからギボンのジブラインかサーファーをオススメします。

ギボン製品は優位性やデザインなどで優れていますが、普及活動やイベントを開催してスラックラインを世界的に広めたメーカの製品というって意味も大きいです。その点を考えると、他が足元にも及ばない様なアイデアと実行力を備えた素晴らしいメーカーです。

※長いラインやデカラチェットの製品は日本ではギボン以外のメーカーは扱っていません。ギボン以外が欲しいなら個人輸入することになります。

※小さいラチェットやラチェットを使わないでカラビナで張るスラックラインキット(摩擦締め込み・プリミティブ方式)もありますが、強く張れないので使っている人は少ないです。軽量なキットが欲しい人には適しています。自分は細いラインも大好きです。細くても歩くことに関しては難易度はあんまり関係ないです。

安めで問題なさそうなのはこれ

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道具の基本用語

ライン–平べったい歩くスラックラインの本体の部分
ラチェット---ラインを巻き取ってキツくラインを張る金属製の器具
トリック---ラインの上で座ったり、ジャンプしたりすること
バウンス系トリック---ラインの反発を最大限に利用し、お尻や胸で体重をラインに預けて、その反発を利用し飛ぶトリック。
ラバーコーティング---ラインの片面にゴムのプリントが乗っており、グリップ力が多少ある。使っているうちに少しずつ剥げるし、効果も絶大ってほどじゃないので、デザイン的な意味合いの方が大きい。
リリース---ラチェットでの巻取りを解除する動作。撤収するときに行う。
ツリーウェア---クッション材はマジックテープで素早く字準備ができる既成品もありますが、長い厚めの布状の物など家にあるものでも代用できます。