下関市長府で自然観察でプラナリアとユーカリとアケビコノハ

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slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
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スラックライン初めはまだオアズケ

まだ31日にスラックラインおさめして以来、今年はまだラインに乗ってません。今年一発目は山口県下関市の長府で小川ごそごそやってきました。下関は長府を中心としては幕末ゆかりの史跡が点在していおり、龍馬や高杉晋作の縁の地があちこちにあります。中でも、中心地は長府という地域で、巧山寺や毛利庭園、乃木神社(乃木将軍を祀っている)があります。

そこは海も近いのですが、山も近くホタルも生育しているみたいです。その川の上流でカゴと網を持って小川ごそごそをやってきました。目的はプラナリアの捕獲です。切っても切ってもプラナリアという本によるとプラナリアという生物は綺麗な川に生育していて、分裂で自己増殖する特殊な生物です。なんと半分に切っても、5つに切ってもそれぞれの細胞が増殖して成虫にまで育つという面白い生物なんです。再生医療を研究する上で、とても都合の良い実験生物でもあり、各研究機関でプラナリアの研究が行われています。単に細胞を増殖させるのではなく、各器官を再生させるプラナリアは絶好の研究対象みたいです。このプラナリア、じっくり見ると結構可愛いということで捕獲を第一目標にして行ってきました。

プラナリア

プラナリアの画像

プラナリア


たぶん下に目が2つあります。大きさは1cm少々。小さいのは水温が低いから?餌のレバーを与えて大きくしてみよう。

ユーカリ

ユーカリの幹1の画像

大きく樹皮が剥がれるのが特徴


ユーカリの幹の画像
ユーカリの葉の画像

ユーカリの葉

お寺の横にある川なのですが、なんだか皮がぼろぼろに禿げたミスボラシイ木が・・・。一目見てユーカリとわかったんですが、場所が場所だけにあれ?って思っていました。でも、河原に落ちていた枝を拾ったらユーカリと確信できました。葉をちぎると、強く爽やかな香りです。ユーカリはアロマオイルとしても商品化されています。なんとも良い匂い。ユーカリばかり食べるコアラのうんちがさわやかな良い匂いというのが想像できそうでした。ユーカリの木は成長も早くて普通の公園に異様な樹皮の木が一本あったりしてます。あと、見分けるとき下から見ると全部ではありませんが一部の葉が、細長くなっていて、葉の裏が白いです。白いのはワックス分が多いことと、葉の裏の気孔が大きくて目立ちやすいからです。

アケビコノハ

アケビコノハ擬態画像

アケビコノハ擬態02

近づくとようやくわかる。とことん変な蛾で足も変。


アケビコノハ擬態

木の葉にほんとよく似てる

アケビコノハの目

複眼が気持ち悪い。どの角度から見てもこう見える。

アケビコノハ01

下に置くとこんな感じ


羽を開いたアケビコノハの画像

羽根を開くと鮮やかオレンジ。実際見ると動きも独特。

なぜこんなとこに?木の葉が?羽根を閉じているとどこから見ても木の葉にしか見えません。アケビコノハという蛾です。幼虫はアケビやムベの葉を食べて育ち、成虫が木の葉そっくりなのでアケビコノハと名付けられています。幼虫もかなりショッキングな見た目。成虫になると果実を求めて飛び回るそうです。見つけたときはチョンチョン触っても動きませんから死体かと思いました。そりゃ擬態しているんだから動いたらバレてしまいますよね。なので、羽を持って持ち上げると動き出しました。かなり気持ち悪い動き、羽根を開くと鮮やかなオレンジ色。成体のまま冬を越す蛾です。昆虫は冬あまり寒い場所にいると体液が凍って死んでしまいます。なので、少しでも温かいところを探して隠れているのですが、この蛾が選んだ場所が小川近く。つまり、冬の川の水や風は地表よりも比較的温かい(特に冷え込んだ朝は温かい場所)ので意外と昆虫がいるようです。さらに冬の昆虫は基本的に餌をあまり食べません、食べると水分が体内に増えるので凍りやすくなるので餌を食べずに少しでも暖かい所でじっと動かないってのが越冬する昆虫の基本パターン。

DongPongという雑貨屋

近くにDongPongという雑貨屋があり、買い物しました。小さい店だけど、雰囲気のいい店です。新生児用の木のおもちゃと、フェアトレードの商品を幾つか購入しました。

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