転送速度が遅いとどうなる?
DJIのマビックミニに刺すマイクロSDカードがあまりにも遅いスペックだと正常にSDカードに録画できません。新規に買うならぜひ、高速単層タイプを選びましょう。遅いカードの場合は、正常な録画が不可能でアプリの動画キャッシュの方がましな場合もあります。
マビックミニは4k撮影はできずに、最高画質は2.7K2720×1530です。このサイズはSDカードの転送速度は特別要求値は高くありませんが、4k撮影可能なドローンやカメラがオーソドックスになっていることを考慮すると、今後のことも考えて新規に買うなら必ず最新の高速タイプを購入するべき。
というのも、価格差はさほどなく、知っていて高速タイプを買うか、知らずに通常タイプを買うか、の違い。だからぜひ、高速タイプを購入してほしい。
簡単で高速お手軽な転送方法
SDカードを紹介するついでについでに、転送方法も紹介する。
ドローンで録画したデータをPCに入れる場合は、カードリーダーを利用すればできる。まぁこれは当たり前。問題はスマホに転送する場合だ。
スマホにデータを転送するにはドローン、送信機、スマホの電源を入れてDJIFLYアプリを使い、アプリ上のアルバムからスマホに転送させる必要がある。送信機を介してデータをダウンロードするのだが非常に時間がかかる。下手すれば一本の動画に10分以上かかる(まぁ、そんな大容量のデータをスマホに保存できる余裕が有るかどうかも問題なのだが)。動画をダウンロードする間は、マビックミニと送信機の電源は入れっぱなしで待機させて無駄にバッテリーを消費してしまう。一本だけならまだしも複数を転送するとなると非常に手間と時間がかかる。
これを解決する方法がある。スマホにカードリーダーを接続して、そこに直接マイクロSDカードを刺して転送すればいいのだ。時間も早いし、ドローンをいちいち起動させるひつようもない。転送方法は、接続してカードを差し込んだら標準の画像アルバムアプリに読み込み等の項目があるのでそこから必要な動画データをダウンロードする。
iphoneのSDカードリーダー
アップル純正は高いのでこちらで。SDカードアダプターを使えばもちろんmicroSDカードもok。
iosとandroidどちらも
マビックミニにおススメの高速マイクロSDカードはV30が目印
SDカードの規格は進化しており、一昔前に高速タイプと思われていたclass10などは、もう遅い部類に入る。これらはアマゾンや楽天や家電量販店で最も売れているタイプだが、今後のドローンの動画撮影には適さないと言える遅いタイプだ。動画撮影なんてしないよ~という人が買うカードだ。
ミニの場合はclass10でも現実に録画エラーは起こらないののだが、今後新規に買うなら V30と記載されているタイプを選ぼう。30MB/1秒という4kに対応した高速モデルとなる。これはclass10の三倍の数値である。価格以上に性能差が大きいので、今後のことを考えたら高速モデルを選ばないと損。
V30のマイクロSDカードはいろいろなメーカーがリリースしているが、サンディスクのエクストリームから選ぶのが一番安心。ほかにもたくさんあるけど、海外パッケージを買えばかなりお安く買えるので、あえて他メーカーを選ぶ必要もない。
容量は自撮り用途のライトユーザーには32GBで十分足りるが、ミニの最高画質で丸一日撮るような人は64GB以上を選ぶといいだろう。飛行中は常に何でもかんでもドライブレコーダのごとく録画する人は128GBで。当然ながら、通常の大きいタイプではなくスマホなどにも使われているmicroSDカードを選ぼう。4k撮影ができる機材とカードを共有したいなら、容量は多めのを選ぶことになり、最低でも64GB欲しい。
マビックミニの場合はFullHDで撮った場合の録画分数の目安は、32GBで1時間20分、64なら2時間40分、128なら5時間20分。HD画質でいいやと言う場合は、だと二倍になる。つまり32GBで2時間40分撮れる。
最高画質の2.7kだと32GBで50分。
公式に動作公認されているマイクロSDカードの一覧も公開されています。ミニのSpecページの下部です。
サンディスクのEextremeから選ぼう
サンディスクのExtremeというモデルは銀色のExtremeと黒地に金文字のExtremeProがあります。Extreme(60MB/s)でも十分高速ですが、より書き込み速度の速いExtremePro(90MB/s)がよりおすすめです。
V90という8K対応の高速タイプ
参考までに、超高速タイプのV90も紹介します。マビックミニにはここまでハイスペックなものは必要ない。