毎日ドローン飛ばしてます
トイドローンのTelloとDJIMavic2ズームの二台体制でドローンライフを楽しんでいます。ほぼ毎日飛ばしているんですが、主に近所にある田んぼや河川敷で飛ばしています。慣れてくるともっと風光明媚な場所で飛ばしたい!となるんですが、いわゆる観光地で飛ばすのには目立つし問題も起きそうで気が進みません。
自分は空撮よりも飛ばすだけで楽しいから、まぁ田んぼでもいいかと思ってはいたのですが、ネットで適当に調べていると家から車で2時間で行ける熊本県南小国町にドローン手形というのがあるではありませんか!
早速、予約して行ってきました。結論から言えば最高でした。あれで天気が良く風も弱ければどんだけ素晴らしかったんだろうと、今からまた行きたいと計画を練っているくらいです。とても素晴らしい手形なので記憶が新鮮なうちに紹介したいと思います。ただ、自分は空撮はあまり録画ボタン押さずスポーツモードで飛ばして満足するタイプなので画像は参考程度にしかならないレベルですいません。
まずはサイトや仕様紹介
簡単に説明すると、南小国町観光協会で受付して3000円払えば指定の空撮スポットで堂々と飛ばせるという権利を得ることが可能というプランです。手形は実物は立て看板でデカいです。それを立てながらであればドローンが自由(実際には各種制限アリ)に飛ばせる!
毎日4名限定ですのでネットで予約が必要ですが、簡単にできます。雨などでのキャンセルも自由にできるのでかなりお手軽。
自分が訪れた2019年8月は空撮スポットは5カ所+試験運用1カ所の計6カ所でした。時間は9時から17時までですので、飛ばしたい個所を選んで回る形になります。メインは何といっても押戸石の丘と平野台展望所です。この二カ所で飛ばすだけでも九州でもほぼトップクラスのフライト経験となりそうなくらいの絶景スポットです。
効率的に回るために、行く前に道順や場所は下調べしておいた方がいいです。道順など不明なことがあれば遠慮なく受付の時に聞きましょう(受付場所が観光協会だから何でも答えてくれます)。9時に受付をすれば時間的には3か所たっぷり+食事+温泉くらいの余裕はあると思います。最終的には17時までに観光協会に手形などを返す必要がありますので、ドライブコースを周遊するプランがお勧めです。
適したドローン
ドローンが飛ばせるといっても何でもいい訳じゃない。高原で風も強く広大なので信頼性の低いドローンは避けた方が無難です。公式サイトにはドローンが指定されています。それ以外は要相談。Telloも指定ドローンになっていますが、自分が行ったときは風が強くTelloは2秒で消え去って回収不能そうな雰囲気でした。車には乗せていましたが、一度も出番はなかったです。
【ご利用可能なドローン】
https://dronetegata.com/ Q&Aより
DJI社:Spark、Mavicシリーズ、Phantomシリーズ、INSPIREシリーズ、Tello
Parrot社:Bebopシリーズ、ANAFI、3DR社:Solo
指定場所とおススメ順序
手形で利用可能な場所
- 押戸の石
- 平野台高原展望所
- 親水公園
- 三愛レストハウス
- 旧星和小学校グラウンド
- 小萩山稲荷神社(試験的)
現在はパンフレットで紹介されていない稲荷神社を含めて6カ所で飛ばせます。すべて熊本県南小国町にあります。使用目的は練習でも大丈夫となっており、小学校や親水公園は練習や機材チェックなどに適しています。それ以外は絶景スポットなのでぜひ空撮したいところです。看板を立てれば観光客がいても飛ばせるのが夢のよう。もちろん、第三者への迷惑にならないような配慮は必要です。
グーグルマップに空撮スポットをまとめました
2019年8月現在です。
おススメ順序
受付→押戸の石→三愛レストハウス→平野台→小萩山稲荷神社→(押戸の石二回目)→受付
という順序がお勧め。メインの押戸の石と平野台が離れているのでそれをどうつなぐかということですが、ドライブがてらにやまなみハイウェイを使って周遊して戻ってくるのが満足度は高いと思います(ただし少し遠回り)。
空撮目的なら旧星和小学校と親水公園はパスしてもいいでしょう。小学校はグラウンドで近い距離で飛ばしたい場合には適していると思います。親水公園は平野台のすぐ下ですし、上に飛ばしてパノラマ的に使うか、木々の間をアクション飛行するとかなら使えそう。
押戸の石はかなりの良スポットですので、週末などは人が少ない朝に行くことをお勧めします。観光協会からも15分から20分ほどでつくので、近いです。バッテリーや時間に余裕が有れば午後の16時前に行くのも良いアイデアです。ただ、押戸の石は入場料200円が必要ですので、同日二回行く可能性があるときは受付の人に説明しておいてください。午後はタダにしてくれる可能性があります(自分の時は、まぁ仕方ないねという感じだったので、受付の人によって違うかも)。
小萩山稲荷神社もスゴイ絶景です。マイナースポットだし、パワースポットだし。個人的には最もびっくりした場所でした。こんなとこに神社が!
バッテリー管理は重要
手形を受け取るときに、有難いことに1日ポータブル電源を貸してくれました(数量限定?)。100Vコンセント、USB、シガーソケットの差込口があります。ハッキリいってこれは必須。最低でも3本はバッテリーそのものが必要です。それを充電して何度も使いましょう。
さらに車でも充電した方が良いです。というのも、例えば押戸の石と平野台では二本は使いたいから。これだけで計4本。明らかに足りません!自分の場合は5本分は使いました。Mavic2だと1本で20分少々ほどのフライト時間ですので5本なら100分くらい飛ばしたということになります。
このポータブル電源はマビック2だと2本受充電したら電圧低下で充電不可となりました。電源のインジケーターが3個になった時点で要求電圧の高い高性能バッテリーは使用不可になります。その後はUSBなら充電できました。万全を期すならシガーソケットタイプとどちらも併用すべきです。つまり、車ではシガーソケットタイプを使い、貸してもらったポータブル電源は100vで使う。
ドローン手形の受付、南小国町観光協会の場所
それでは実際に行った各スポットのレポート
押戸の石の丘
まずは、観光協会から近い押戸の石の丘に行きましょう!カーナビには入っていないと思います。なぜなら道が細い未舗装の私道を行く必要があるからです。不安な人は観光協会できいてください。道順は簡単で、曲がり口には看板もあります。
ここは個人的には20年ぶりに再訪した場所。当時はマゼノミステリーロードが無くて、かなり細くて未舗装の道を延々と走る必要があったのですが、新しい道路のおかげですっかりアクセスが便利になり観光地になってしまいました。しかしミステリーロードから丘までの道は当時のまんま、細いダート道はとても懐かしかった。今は受付場所ができており、大人一人200円必要です。丘からの景色は絶景。マゼノ、つまり馬背野を満喫してください。波打つ草原はここだけの絶景!阿蘇の大噴火の際の火砕流が作り出した景色です。
ただし、制限があるので丘のエリアは進入しないように。
自分が行ったときは風が強く。送信機には強風警告も出るので、とりあえず飛ばした。。。という感じでした。画像を撮っても傾く。。。明らかに風が強く歩くのも大変というくらい。満足に飛ばせず、せっかく手形買ったのに今日一日飛ばせるのかなとかなり不安でした。雲もあり、阿蘇も九重も見えず。いやー、残念でした。
三愛レストハウス
さて押戸の石の次はやまなみハイウェーに入らなければなりません。ミステリーロードを戻る、もしくはそのまま北山レストランまで出てから阿蘇の外輪山の極上ドライブルートを通って大観峰を過ぎてやまなみハイウェイに入りましょう。
時間効率だけを考えるなら押戸の石からまた観光協会方面に戻り、黒川温泉方面に行く方が早いです。本格的に空撮に時間を割きたい人などは、そうしてください。
鼻歌歌いながら九州のドライブルートのハイライトを快適ドライブ。九州に住んでいてよかったーと涙が出そうになるルートです。バイクが多くて無理な追い越ししてくる輩も多いのでそれは注意。ひやひやする様な運転の人も多くて警察の白バイも週末は必ず走っています(仕事とはいえ気持ちいだろなーと毎回思う)。制限速度を守って安全ドライブで進みましょう!
三愛レストハウスも空撮スポットになっています。交通の要所なので、阿蘇くじゅうに通う人にはおなじみの場所。キャンプ場のグラウンドで飛ばせますよ。だけども他のキャンパーがいるから思うように飛ばせない。シーズン外だとここでキャンプしている人はほとんどいないのでそういう時期なら、自由に飛ばせるんだろうけど、夏の週末なんかはあんまり飛ばせないです。
今回はとりあえず、タイミングを見てクィックショットで自撮りしたって感じ。押戸の石よりも風が強く。こんなんでドローン飛ぶのかなと未体験くらいの強さでした。にしてもマビックの耐風性のにはびっくり。ポジショニング的には何事も無いように飛ぶ。ただし、撮影には支障あり。警告もでるからすぐに下ろした。なんせ周りにはテントあるし。
撮影方法としては50mまで上がれるので、レストハウスや車とかテントを撮ったり、もしくは久住の方を撮るとよいでしょう!ちなみにくじゅう方面で最も近い大きな高い山は扇ヶ鼻。
それから昼食どーしよーかなーという時間帯になります。迷う。
平野台展望所
さて、三愛レストハウスから黒川温泉街の上に車を進めます。カーナビにはこの場所は入っていないので迷わないように。黒川温泉の帆山亭という宿があるので、ひとまずはそこを目指してください。帆山亭は温泉好きにはメジャーなのでの看板カーナビもフォローできます。
ただし、帆山亭まで行くと行きすぎなのでその手前で左に上がっていきましょう。高原の宿の看板があるので、次にそれを頼ります。ほどなく左手にトイレと駐車場がある親水公園に到着。ここもドローンスポットなので一応飛ばせます。公園横に上に上がっていく道があるので右折して細い道をあがります。1分も行けば行き止まりになり平野台展望所です。
とっておきの絶景パワースポット小萩山稲荷神社
小萩山稲荷神社は試験的に使えるそうです。HPには乗っていませんでした。実は今回の南小国ドローンスポットで一番印象に残っているのがこの神社。
まず、場所がわからない。一応説明は聞いていたんだけど、神社ということで集落近くと思い込んでしまっていました。ファームロード入ってすぐに看板があるので、入っていくのですが、そこからもう一回曲がって山に進むみちに看板が無いのです。そのまま行くと黒川温泉街に行ってしまう。茅葺のバス停に地図があったのでそれで理解しました。見えないくらい山に上がるのねと。どうりで神社ないかなと見てても無い訳だ。
黒川方面(平野台)からなら茅葺のバス停から川を渡り、道に合流したらすぐ近くの山方面に行く道を上っていきましょう。小国町中心(観光協会)方面からならファームロードに入って100mそこらで右に行きましょう。
時間が余るなら温泉や二回目の押戸の石
朝、押戸の石に行ったが風が強かったので、17時返却の前に再び丘に寄りました。一日に二回行く場合は、丘の受付で一応相談してください。入場料200円不要になるかも。まぁ、駐車代と思うなら200円は許せるのでさほど問題は無いんですけど。
温泉はいろいろあるので迷いますね。同じように食事も。ドローン空撮スポットめぐりとドライブと観光、とにかく大満足。
まとめ
南小国ドローン手形は最高。今回は南小国のドローン手形で絶対に訪れるべき押戸の石と平野台展望所+小萩山稲荷神社を中心にうまく回るコツや順序など紹介しました。バッテリー足りないと悲鳴を上げたくなる周遊コースです。
ドローン持ってる人はぜひ極上の空中散歩楽しんでください。なんせ、九州のもっとも景色の優れたともいえるエリアですからね。
最後に今回使った機材はDJIのMavic2zoomでした。