あれれ。ラインの長さが足りないぞ。そんなことより1㎝離れたところも感じ取れる感覚を体験しよう。

この記事は約 4 分で読めます。 投稿から 9年。最終更新から 4年経過。
作成に約 63 分かかりました。
slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
このブログはAmazon他のサービスを通じて収入を得ています。

歩き方をフォローする

夜に時間ができた

ロングライン
しばらく夜が自由時間になったので、さっそく夜スラックラインに出発。

ちょっと趣向を変えて以前使っていたプーリーにグリグリを組み合わせたロングラインセットを持っていく。このセットいつも使ってないから、新鮮。どれとどれを組み合わせたら一番スマートか検討するのが楽しい。

しかし、あれれな事態

時々昼間に張っている公園へと足を向かわせる。
到着したら42mのところにツリーウェア巻いてライン伸ばしてプーリーとつなげようとする。

だけど、ラインの長さが足りずにラインロッカーに入らない。
プーリーのついていないスタティックアンカーの方にラインを余らせすぎたかなと思い、スタティックアンカーの方に行ってラインをギリギリのところで通すけど、それでも長さが足りない。

※プーリーのついた方のアンカーをダイナミックアンカーといいます。ついていない方をスタティックアンカーといいます。

短いラインを持ってきたかと思うが、60mより短いホワイトマジックは持ってない。となるとここは60m以上???プーリー区間含めると65m?むっちゃ混乱。
違う木に張ってしまったかとあたりを見回すが、他にそれらしき木がない。
そもそも、何度も来たことのある公園で65mという美味しい長さを見逃すわけがない。

そこで、ツリーウェア巻くときに違和感感じたことを思い出す。木は同じケヤキだけどなんか違う。

ここで答えが分かった。なんと以前張った木が引っこ抜かれて無くなってる。
公園内を偵察すると5本ほど切り倒されたというか抜かれてることが判明。ラジオ中継で張った木も消滅。
42mと65mと結構違うから気づかない方が鈍感なのかもしれないが、夜だからさっさと張ることばかり考えてしまっていた。

モミジバフウの大木二本もきれいさっぱり撤去されていた。これにはちょっとショック。この公園のシンボル的な木だったのにこうもあっさり消されてしまうものなのか。。。大好きな木だったのに。

ちなみに、在りし日のモミジバフウがこれ。紅葉してる木です。ほんと勿体ない。なんか虚しくなってしまう。もしかしてコロコロ転がる実が踏んだら危ないとかの理由で撤去されたのかなと思ってしまった。
悲しいかなスラックラインと公園は一期一会ということをまたもや実感してしまう羽目になってしまった。

P1080322

そして本来張るはずだったケヤキがこれ。奥のラインが張られている木です。

ランクルソニック

しかたなく違う木に張る

とにかく、60mラインじゃ足りないので別の場所を探す。
他の木の枝などがじゃまになるけど40m少しの箇所があったのでそちらにようやく張れた。

それで歩き始めるけど、うわー難しい。片側が斜面だし、すぐ横に別の木の枝が迫ったりして本来なら張りたくない環境。
すぐ落ちちゃう。やっぱり夜は難しいなぁと思い何度も乗ってると、なんとか歩ける瞬間が来た。

感覚の集中、移動をやってみようよ

 
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
夜は視覚に頼ってはダメ。
ありとあらゆる感覚を総動員する。

感覚を広げつつも、足先に感覚を集中。
普段は感じない微妙な圧力が感じ取れる。足の裏を前後ろ右左に広く使ってラインを繊細にコントロールする。

別にこれはスラックラインに限ったことでは無い。例えば、どんな時でも足先や指先に感覚を集中させることが出来るはず。

それでは試してみよう。右手の小指に集中して感触や温度を感じさせる。そして次は左足の小指に集中する。
移動させることで、意識がどこにあるかさらに実感させやすくする。体のいろんな部位に感覚を移動させてみよう。もしこれが苦手な人は、「NO」と声をだせばあらふしぎ移動させやすくなる。人間の脳ってこういう単純さもある訳。

そこで、更に感覚を敏感にさせる。
指から1㎝位離れたところでも感じ取れる気がする。本当はそんなことなんてできないハズだけど、気分的には感じ取れる気がする。

いままで生きてきた経験がそうさせるんだと思う。

微妙な感覚を感じ取れるトレーニングやってみよう。
「NO」の声と共に次々と体の中で集中する箇所を移動させる。
いままで気づかったことに気づくかもしれない。

自分の体と対話する。これもスラックラインならではの楽しみ。

今回の道具

ライン、ランドクルージングのホワイトマジック 2
スリング、slack.fr2m 2
12mmステンレスオタフクシャックル
10mmデルタクィックリンク

12mmストレートシャックル
スラックプロラインロッカー2
2-3/8ダブルプーリー2
10mmツイストクィックリンク
小さいシャックル
22mSRスタティック10.5mm

コング1インチプーリー
カラビナ
ペツル ベーシック
ハンドアッセンダー