雨に濡れ、水に濡れたら確実にラインを乾かそう!

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slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
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濡れたら乾かそう

濡れたスラックライン

夏は突然の雨でラインが濡れたりします。
もちろん、ウォーターラインをやった場合も濡れます。

高テンションラインがずぶ濡れになると、ラインを弾くたびに水しぶきが盛大に飛びます。濡れた状態だと強度が落ち、ラインが伸びやすくなります。通常は濡れたからって切れることは無いでしょう強度が落ちるのも僅かな数値です。だけど、一応知識として強度が落ちるってのは覚えておいたほうがいいかも。凍った状態だともっと強度が落ちます。

ラインが濡れたまま使うのは問題無いとしても、そのまま放置していたら繊維にダメージを与える可能性があります。濡れたら家に帰ってなるべく早いうちにきちんと乾かしましょう。

ラインの乾かし方

洗ったスラックライン (2)

理想的には網のようなところに置くのが一番効率がいいですが、現実的には物干し竿かな?できるだけ日陰が良いです。干す期間はなるべく余裕思って長く干したほうが良いと思います。ガッツリ濡れた場合は、一見乾いていても奥のほうが濡れている可能性があるので24時間以上干したほうがいいかもしれません。

ロープは入念に乾かす

ロングなどで使うスタティックロープが濡れた場合は、2日以上は乾かしたほうが安心です。というのも、芯(コア)部分は別素材だし、ぎゅっと詰まって撚られているので、かなか乾きません。乾いたと思ってもさらに念を入れて干しましょう。48時間以上、湿気の多い季節はもう少し長めにしてください。

ロープは濡れたまま太陽に当てると、ゴワゴワになりしなやかさが落ちます。また、濡れて乾かすとロープは短くなり、コアのよりが戻り少し太くなるそうです。
ロングのプーリーシステムは、固いロープでも特に問題はないです。最近のロープはかなり柔らかくしなやかな物もあります。あまり柔らかいと、リギングで締め込んだ場合にロープが変形する時があります。そのようなロープは、一度水につけて乾かすと少し硬くなります。自分の持っている一本のロープは、雨に濡れてから乾かしたら手触りが硬くなり、変形しにくくなりました。

海水の場合

海のスラックラインいいですね。塩分が残ると繊維にダメージを与えるので、十分に真水ですすいで乾かします。
同じように砂浜でやった場合も、砂が入り込んでいるはずですのでラインを洗ってあげましょう。

ラインなら洗濯機でも問題ない?

海水につかった場合や、泥や砂で汚れたりしている場合は、洗濯機でラインを洗いましょう。汚れたら必ずってことではありませんが、たまには洗ってあげたほうが気持ちいいです。洗濯機だと楽です。、濯ぎメインである程度の汚れは落ちます。ずっと洗ってないラインはびっくりするくらい綺麗になります。脱水も問題ないはず。乾燥機はダメです。

スラックラインの場合は、そんなに長くないのでライン同士が擦れる可能性位は低いから洗濯機で問題ないと思います。あんまり長い100mクラスのラインは重みで擦れが大きくなる可能性もあるので、ある程度まとめるかネットに入れるなどしたほうが安心かもしれません。詳しくは不明です。

ただ、大きくほつれて痛みのあるラインはほつれが大きくなる可能性があるので、手洗いが安心。

※ただし、ギボンによるとスラックラインは手洗いが推奨されています。

ロングのロープの場合は、洗濯機の中でロープ同士が擦れて外皮が毛羽立つので洗濯機は使わないほうが、良いとされていますが、自分はある程度まとめてキンクしたり絡まないようにして洗濯機で洗っています。

洗濯洗剤は?

洗剤は入れなくてもいいですが、どちらかと言えば液体洗剤がいいでしょう。粉末だと細かい粒子が中に残るらしいです。柔軟剤を入れると心持ちラインがマイルドになります。乗っているうちに忘れますが、確かに実感出来ます。
ロープの場合も柔軟剤を入れてしなやかさをアップできるらしいです。

クライミングロープ用の洗剤もあります。もちろん、ラインにも適しているはず。ロープ用の洗剤によっては、洗濯機が推奨されています。