ロングラインを張る時のアンカーの高がわかる計算
ラインにかかるテンションslackline tensionの強さ予測計算+早見表は長さと沈み込み量からテンション量を計算するフォームですが、この計算フォームは長さと体重とテンションから沈み込み量が計算できます。
つまり、何が解かるかというと、ラインのアンカーの高さを算出することが可能な訳です。数値は張ったラインの一番沈み込み量の大きい中央地点で、静かに立った場合の数値です。また、ラインによって伸び率も違います。なので、その数値より少し余裕を持って高く張る必要があります。
テンション量のkN(キロニュートン)は張る予定のテンションを入れてください。ロングラインなら5kN~10kNくらいです。
*PCとスマホで正常に計算できます。
注意点
システムのテンション量の上限は使っている道具によって変わりますが、地面に接地するからといって更にテンションをかけ続けるのは危険です。特に多重プーリの倍力システムを何重にも使っている場合は、想定外のテンションを掛けてしまう可能性があります。なれない場所や道具の場合は、無理せずあらかじめアンカー位置を高くしておくのが安心かと思います。
また、ラインの通常時の100cmをマーキングしておき、ある程度テンションをかけたら100cmがどの程度伸びているかを測ってテンションを算出することも可能です。例えば私の持っているスラックプロのラインなら100cmが15kNで5%、つまり105cmに伸びます。
テンション早見表—-体重70kgの場合
沈み込み量m→ ↓長さm |
0.25m | 0.5m | 0.75m | 1m | 1.5m | 2m |
---|---|---|---|---|---|---|
10m | 7kN | 3.5 | 2.3 | 1.75 | 1.16 | 0.87 |
15m | 10.5kN | 5.25 | 3.5 | 2.625 | 1.75 | 1.31 |
20m | 14kN | 7 | 4.66 | 3.5 | 2.33 | 1.75 |
30m | 21kN | 10.5 | 7 | 5.25 | 3.5 | 2.62 |
50m | 35kN | 17.5 | 11.66 | 8.75 | 5.83 | 4.37 |
75m | 52.5kN | 26.25 | 17.5 | 13.12 | 8.75 | 6.56 |
100m | 70kN | 35 | 23.3 | 17.5 | 11.6 | 8.75 |
125m | 87.5kN | 43.75 | 23.3 | 21.87 | 14.58 | 10.93 |
150m | 105kN | 52.5 | 35 | 17.5 | 17.5 | 13.12 |
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