ラインのメンテナンス
公園などで使っていると結構汚れてきます。
基本はクライミングロープなどと同じで付いたドロや砂を払うだけでOKです。ブラシなどで表面をなぞれば小さな砂や汚れは落とせます。ひどい汚れで気になる場合は中性洗剤とお湯で洗っうとイイかもです。特に泥がこびりついた状態でそのまま使うと、ラインの伸び縮みの時に更に奥に入り、土に含まれるガラス質の粉がラインにダメージを与える可能性があります。こびりついていてもブラシで何度も擦ればすこしずつ撮れますので試してください。
あと海水に使った場合も、なるべく早く洗ってあげたほうがいいです。
洗濯機で洗うのもokかと思います。自分は一回洗濯機で洗ったことがありますが、特に問題は無かった気がします。裏技ですが、柔軟剤を入れて洗うと、ラインの乗り味がマイルドになります。マイルドになると言っても、実感できるのは最初使ったその一日だけです。柔軟剤によっては、ラインを傷めるかもしれませんのでおすすめしません。
干すときは日陰干しです。雨で濡れた場合もそのままにせず、日陰で干してください。
どのようなラインも、ずっと使って痛みがひどい場合は廃棄してください。
設置の際、木やラチェットと擦れて痛む場合があります(というかこの場合がほとんど)。ラインの養生はきちんとしましょう。ゴムコーティングの劣化は仕方ないですね。
ジャンプラインなど伸縮性の大きいラインの場合は劣化が早いと思われます。。傷んでいる箇所が多くなったら、注意して使いましょう。多少のほつれなら、ほつれた小さな糸は切ってゴム系接着剤で丁寧に固めるか、シニュー糸で縫ってください。少しひどいなら、ラインの端切れをあわせてシュー糸で縫い合わせましょう。縫ってラインの補修するエントリーを参照してみてください。
ダブルラチェットの場合(特殊なケース)
特殊な例ですが、ダブルラチェット(両側で巻き取りを行うので非常に強いテンションを掛けることが可能)使用の場合でテンションをかなり強くしている場合、バスンス系のトリックのなどの衝撃で断絶する場合があります。ダブルラチェットを使用する場合は、ラインの状態を常に気がけてください。ブチブチなどの音が出始めたらそのうちすぐ切れます。注意しましょう。
ラチェットや摩擦機構のメンテ
ラチェットならスチール製がほとんど。濡れた場合、さびに注意です。。歯車が堅かったり、テンションの開放(リリース)が堅くなったら市販の潤滑スプレーを吹くとスムーズに動くようになります。たとえスムーズになりすぎても、ロック機構には影響ありません。
摩擦で止めるタイプはクライミングギアと同じような感覚で多分長持ちします。あからさまに変形した場合は寿命でしょうね。まぁそんな事はないと思いますが。
ロングラインの締め込みシステム
50mを越えるようなロングラインで、別に締めこみシステムを作ってテンションを掛ける場合、それぞれの器具が正常であるかチェックしてく下さい。締め込みをラインとは別のスタティックロープで行いましょう。締め込み用のロープは強力なテンションとアッセンダーなどのロック機構の歯で簡単に痛みます。切れた際のバックアップも考えておくほうが安心です。ロープ・スリングの回し方もなるべく負担のかからないやり方で行ってください。また、カラビナは強度に優れてたスチール製のものか大型のアルミカラビナを使ういましょう。