エレファントスラックラインズのラインについて
エレファントのスラックラインは最近は特に露出が高くて、使っている人も増えている感じです。「エレファントってどうです?」って福岡のメンバーやSNSのメッセージで尋ねられたりします。
そんな時はまず、ほつれにくくて丈夫と答えています。それからトリックでも好みの人が多いし、実際に確かによく跳ねる気がするって感じに答えています。
耐久性と強度は本当に高い。リリースでほつれることも少ないし、砂地などで乗りまくっても盛大に劣化しない。ラインが厚めだから、それはそうなのかもしれませんが、それでトリックも気持ちいいってのは、ライン自体のバランスと品質の良さを最近改めて実感しています。
目立つポップな色だし、多くの人が乗る体験ラインにも向いています。
要するに場面を選ばずにオールラウンドに使える感じです。
フラッシュラインの25mがあればロング以外はほとんど対応できます。しかもフラッシュの25mはラインのみでも販売されています。お得です。
エレファントラインには性格が異なる3種類のライン有ります。キットは長さが15m、25mがあります。
ということで、エレファントのライン3種類のまとめて紹介します。
※これらは個人的な感想です。
フラッシュライン(ピンク・イエロー)
モデル名:フラッシュライン(ピンク・イエロー) Flash Line
幅:2インチ(50mm)
破断強度:45kN
厚み:1.8mm
伸び率:2%-7kN
備考:複数のスラックラインキット。ラインのみの販売もあり。
感想:エレファントのスタンダードラインでありながらも何でもこなす定番ライン。耐久性が高いのに、トリックで気持ちよく跳ねる。伸び率が低くく、適度な厚みなのでラチェットで高テンションが確保しやすい。伸び率が低いけど、トリックでは高反発で跳ねやすいというバランスの良さもある。とにかくオールラウンドに使えるので、これ一本でなんでもこなせてしまう。
これで10m程度で張ってバウンストリックを頻繁にやるようなシュチュエーションは個人的には少し苦手(短いラインでバウンストリックする人は最近は少ないでしょうけど)。あんまり跳ねる回数(100回以上)を重ねるとひ弱な体にはダメージを実感するときも。そういうきはもう少し長く張れば気にならない。
ウィング3.5
モデル名:ウィング3.5 Wing3.5
幅:35mm (実際は33mm)
破断強度:30kN
厚み:1.7mm
伸び率:5.9%。7.5kN。
備考:ウィングテクノロジー、特に柔らかい生地。
感想:他のラインと明らかに生地が違う。柔らかいので少々毛羽立ちやすいが、ウィングテクノロジーもあるので裸足での気持よさはおそらく最高クラス。ラインはフラッシュと性格が違い、伸びやすい。もっと細いブルーウィングよりも伸びやすく、フラッシュラインと比べると約+4%ものびるので、かなり性格が違うライン。
マイルドな乗り心地が好きな人は一度乗ってみてほしい。長いほど体感しやすい。
強く張れば短いラインでもバウンストリックがしやすい。10m前後の長さならならフラッシュラインよりこっちの方が好み。
幅が33mmなのでライン自体は持ち運びもコンパクト。ラチェットの場合は、幅が狭いためにスペーサーを付けて巻き取ることになるので、強く巻こうとすると斜めに巻き取りやすい。二人以上だと、協力しながら綺麗に巻けるが、一人の場合は何度かやり直すつもりで慎重にやったらいい。
ブルーウィング
モデル名:ブルーウィング Blue wing
幅:25mm
破断強度:30kN
厚み:2.7mm
伸び率:3.6%-7kN。7.2%-15kN。
備考:ウィングテクノロジー。30mキットとラインのみ販売がある。
感想:ポリエステル素材のロング用ラインとしては最も高品質なラインの1つ。トリックもやれるが、位置づけとしてはロングやウォーター用。細くて軽いので長くても持ち運びしたりしやすい。ウィングテクノロジーに加え、重さや伸び率のバランスが良く、超ロングでも歩きやすいはず(たぶん)。ポリエステル素材のロングラインの世界記録340mを保持しているライン。
これ以上の記録を持っているロングラインとなると、他メーカーのダイニーマや新素材ラインになってしまいうので、価格が跳ね上がる。http://www.exaler.com/では15m区切りの切り売り販売がなされています。最長200mですが、2013/08/28現在は在庫がないようです。
共通部分
素材はポリエステル。
エッジ部分は別の糸でホツレにくく、デンセンしにくい。
エンドループの幅が狭く、小さめのシャックルなどにもフィット。幅28mm。
ラインは光沢があり、目立つ色でロゴはインク印字(50cmごとの印字)。特徴的なエレファントの色は野外で視認しやすい色を選んでいるんだそうです。
ラインは今どきには貴重なドイツ製。
ウィングテクノロジーとは
通常のオープンタイプ(一枚物)のラインのエッジがわずかに袋状に縫製されてる。なので、テンションがある状態でエッジを触っても少しやわらかく少し盛り上がっている。歩く感触にこだわった技術。
オープンタイプ(一枚)とチューブラー(チューブ状)の中間的なライン生地とも言える。他メーカーでは採用されていないエレファント独自の技術。
まとめ
乗り味的には各人の好みもあるとは思いますが、スラックラインの特性上体がラインに慣れるので、あんまり上達とか技術には関係ないかもしれません。ですけど、ほんとうに上手い人は、ラインの違いもよく感じ取れるかもしれない。自分はそこまでの感覚はないです。自分が単純に好きなのはwing3.5、でも実際乗るならFlash。
イチオシはフラッシュライン!これからやる人にも上級者にもおすすめできるラインです。
一味違うのがいい人はウィング3.5。
これからロングやろうって人は、ブルーウイング。
エレファントではライン以外の道具も展開されているというのもデカイ。通常の店では買えないスラックライン用のアイテムが通販で買えるから心強いです。
以前紹介した関連記事
エレファントスラックラインズのブールーウイングは一味違う独自ライン
福岡市のど真ん中、天神中央公園でエレファントのウィング3.5を使いスラックラインしました
※他のアイテムやセット違い、ご購入はEXALE エレファントスラックラインズ正規代理店から。