26日に届いてた
amazon.comでギボンの新モデルであるX13サーファーラインを買いました。2010年9月に買ったサーファーラインが寿命っぽいので更新です。公園用はこれとエレファントのどちらかを使う予定。
トリックはへたへたなんですが、古いサーファーはボロボロでそろそろ寿命と思いながらも、意外としぶとく延び延びになって家で使っています。
中身
マニュアル二冊(内容は同じ)とクイックガイド。小さい紙ステッカー二枚。袋やラチェットカバーは付属していません。
正規輸入品ではありませんから。日本語チラシはありません。
以下少し細かく紹介。
歩行用ラインとアンカー側ラインが違う
アンカー側がもし切れるとラチェットミサイルになるためアンカー側のラインが厚くて丈夫になっています。織り方はクラシックラインと同じと思われます。これでアンカー側の耐久性が格段にアップして安心感が増えました。また、大きな木にもも回せるように長さが2.5mになっています。これはこれで嬉しいのですが、細いアンカーの場合は複数回アンカーに回したほうがラチェットがじゃまにならないはずです。
アンカー側が厚くなっている改良点は、旧サーファーラインの最後期モデルでもそうなっていました。なので、手持ちのサーファーがこれと同じ仕様になっているのを持っている人もいると思います。サーファーラインは自分が知るかぎり、3回程度マイナーチェンジしています。初期はセーフティリリースができるラチェット、中期は巻取りガイド付きで逆巻ラチェット、後期はアンカー側が厚くなっている、という感じです。
旧ラインとX13は違う?
確実に違う点は縦の織り目の数
左の旧サーファーと真ん中のX13 はほとんど変わりないように見えすが、厳密にみてみると縦の織り目の数が違います。おそらく普通には気づかないと思います。実際数えないとわかりません。ラインの5cm幅は同じですが、縦方向に細かい織り目です。およそ20%ほど縦方向に織り目が多いです。これはつまり、伸び率が高くなっていると予想されます。織り目が増えると、同じ1mでも繊維が微妙に長く必要になります。つまり、伸び率・弾性、そしてマイルド感がアップしているはずです。
厚みも違うと思う・・・
歩行側ラインの厚みを計ってみると旧サーファーと違います。X13のほうが0.05mm~0.1mm厚くて約1.4mmとなっています。この点から、わずかに丈夫になっていると思われます。
ラインの生地の色は若干暗めになっています。
※厚みは新品の旧サーファーと新品のX13サーファーで比較しました。何度も計ったけど、X13のほうが0.05mmから0.1mm程度厚いです。でも、0.1mmまでしか測れないスケールなんで正確なところは不明です。
自分が知るかぎりの5cmラインの厚み
トラベル 1.1mm
旧サーファー 1.3mm 1.35mm?
ゾンビライン 13.5mm ゴスラック
X13サーファー 1.4mm アンカー1.8mm
旧ジブ 1.5mm
フラッシュ 1.7mm エレファント
クラシック 2.2mm
※適当な独自情報です。微妙に違う可能性があります。
X13サーファーの肝心の乗り味は?
まだ本格的に乗ってないので不明です。乗り味に関しては比較できるほどの実力も感性もありませんし。
しかし、縦方向に織り目が増えているのは事実です。これによりよりダイナミックなトリックがさらに可能になりながらも、マイルドな乗り心地を実現しているんじゃないかと予想。極上とも言われる乗り心地の1インチのプロラインは横方向に織り目が多いのですが、縦方向に織り目が多いことでダイナミックさとマイルドさを両立しているような予感がします。
アンカー側のラインは確実に丈夫さが増しています。歩行用ラインの厚みに関しては微妙なんで、丈夫さには関係ないかも。些細な違いかもしれませんが、今後買う予定の人はどうせならX13が良いと思います。そのうち日本でも買えるはずです。
この春はエレファントジャパンも始動しますし、悩ましいですね。各種ラインを色々乗り比べて好みのラインを探すのも楽しいと思います。
今後使う機会が増えて、他の人も含めた評判や思うことがあればまた紹介します。
■レビューしているのはX13というギボンの2013年モデルのサーファーラインです。今のところ普通には買えません。