自作のスラックライン用ツリーウェアの作り方-木の保護材

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slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
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ツリーウェアについて


いまやスラックラインをするには必需品なのが、木を保護するツリーウェアです。ツリーパッドともイイます。その用途は単に木の樹皮を守るだけでなく、ライン保護にもなります。人工物に設置する際にも使った方がいいです。

自分は最初、古いバスタオルや、キャンプでのスリーピング用の銀マットなどを使っていました。その後は、滑り止めマットを使って、それらをクリップやテーピングテープでつなぎあわせてました。

でも、面倒だったので結局ギボンのツリーウェアを買って使っていました。設置も撤収も手間がかからなくなり、これならもっと早く買えばよかったと思ったほどでした。
ギボン製のツリーウェアで専用品とはいっても実際の構造は単純明快。ただ、マジックテープがついているだけです。でもこれが木からずれ落ちないし、長さが足りないなら簡単につなげることもできるし、便利なんです。
それで、今回二回目の自作です。前に一回自作したので、もう十分に量を持ってたんですけど、意味もなくまた作ってみました。

自作しよう

ツリーウェアとものさし

自作すると安上がりに好きなサイズで作れる

自作すると大量に作れます。しかもかなりお安い値段で作れるのでオススメです。色も自分なりの好みの色のものが選べます。

材料

量り売りカーペット 1m~1.5m 価格(幅90cm、約400円/1m)
切り売りマジックテープ カーペットの幅と同じ長さ (幅5cm、約400円/1m)
接着剤 布に使えるもの  →縫い付けるなら要らない

※量り売りのカーペットは適度に厚くて、マジックテープが付くものがベストです。フェルトは多分マジックテープが付かないし、厚みがちょっと薄いです。

■追記2011-10-16
100円ショップのフェルトでマジックテープが着く商品もあるようです。コメント欄で教えていただきました。
※マジックテープは自分は5cmの幅が広いのをギボンのツリーウェアに習って買いましたが、一般的な細いのでも大丈夫かもしれません。5cm幅のは結構高いんです。

サイズを決めてカット

製作途中のツリーウェアとナイフ

線を引いてお好みの大きさにカット

せっかく自作するなら、幅も広めで長さも長く作ったほうがいいかもしれません。よく他の人と複数張るような人は幅が広いと楽です。微妙に高さをずらす場合も、ツリーウェアは動かさなくていいので手間が減ります。ギボンのツリーウエアと組み合せて使うなら、幅は同じ15cmですね。

幅90cmの切り売りカーペットなら幅15cmで6本もつくれます。これだけあれば本当に十分すぎるほどです。

幅を広く作る場合は、23cm程度で4本つくれます。
長さは1mでも十分でしょうが、1.5mくらいあると文句なしです。それ以上の長さが必要なときは複数をつなげて使います。1.5なら一本を更に半分に切って短めの75cmも作りましょう。

マジックテープを接着or縫い付ける

ツリーウェア製作途中、マジックテープも

ツリーウェアはマジックテープがあると便利。接着もしくは縫い付ける。

ツリーウエアは切っただけでほぼ完成しています。この状態のままでも、マジックテープでつなげだり大きめのクリップ状の物やピンなどを用意すればつなげて使うことが可能です。
でも今回は既製品と同じようにマジックテープをつけると設置も撤収も早くなるのでマジックテープをつけてみます。

量り売りのマジックテープのオス側を買って接着or縫いつけます。

接着するなら徹底的に

万力でさらに圧着

接合面を強く十分な時間圧着することで強く接着できる

接着剤は布に使えるものを選びます。最近接着剤はすぐ貼りつけるので無く、10分ほど乾かしてはるタイプがほとんどです。説明書をよく確認して使ってください。

接着の一番の肝は、とにかく強く圧着すること。できれば、クランプ等でしっかり押し付けるのが理想。なければ、しっかり重量のある重しを乗せておいて下さい。
24時間から48時間くらいの時間をかけてつけておくと本当に強く接着されます。

完成

ツリーウェア完成品

完成したスラックライン用の自作ツリーウェア

さらに、マジックテープのある角を少しカットしておくとマジックテープの接着がさらに外れにくくなります。
そして、自作なら間違われないでしょうが、名前を書いて置くと紛失防止になります。

自分はギボンのをいつの間にか二枚なくしちゃいました。