フルコンボジャパンはあらしいルールだった
小布施のフルコンボジャパンカップ。
てっきりISIルールと思い込んでたらオリジナルらしいということで、勝手に1 on 1 と思い込んでたら点数形式とのこと。
点数は7段階でコンボが増えるごとにボーナスが増えるというルール。
1コンボで1.1倍になり、3.5倍を上限にボーナスが増えていく。かなり特殊な点数加算方式であり、トリックラインのコンペというジャンルから一歩踏み出し、コンボに特化した世界的に見てもこれまでなかった新しいルール。
トリックコンペの新しいジャンル
欠点としてスタティックなどのトリックはほぼやる意味がない。コンボをつなげるという性質上フィートで終わる技が使いにくい。同じ技が出てくる。等々。しかし、このルールはコンボに特化した新しいジャンルのコンペと思えば、その特異性が魅力的。
今回もネット観戦
小布施のフルコンボの凄いところは、ネットで番組形式の生中継が見れるところだ。アナウンサーや解説、リポーターなど本格的。
カメラワークも素晴らしくてとても見やすい。
しかも今回はコンボ数表示と技レベルも同一画面で見える。
情報面では現地で見るよりこの番組見た方が満喫できるのではと思えるほど。
全てひっくるめて小布施の運営がもうほんと神。いや、仏だ。
ただ、ハルキ君以外のギボンライダーが軒並み参加していないのが超残念。
前回の同点優勝の決着がつくのを期待したけど、日本オープンまでのお楽しみになってしまいました。
確かに二日間にわたる大きな大会が二週連続で行われるというのは、選手には厳しいよね。
スラックライン フルコンボジャパンカップ 2018 スーパークラス決勝 – YouTube
2回目の視聴でも楽しめる。
というのもトリックをどう選手が繋げようとしているのか?もしくは繋げなかったのか?などの事情が2回見るとよく理解できる。
大会進行中はおそらく誰も90秒全てコンボでつなぐということを考えてなかったはず。
しかし、エンドレスにつなげて90秒フルコンボ可能なんだという目線で見ると、また違う。
そしてこれがハルキ君のフルコンボ51
長年見たかったシーンがようやく見れたという思い。最後もフィートで終わるという、およそ人間の仕業とは思えないレベル。
自分が好きじゃないのがトリックやった後失敗して落ちたわけでもないのに、ひょいって降りてラインを譲る行為。せめて30秒は乗ってほしいけど、可能なら時間全部落ちずにトリックしているところが見たい!!!!と思ってたのがやっとっ見れた。だって、スラックラインっていかに落ちないかが、根底でしょ?しかも今回見れたのはすべて技がつながっている。
素晴らしい。
惜しいのがハルキ君に対しては若干ラインが緩い、もしくは高さが低いという点。
体重軽めの女性やジュニアには軽やかに飛びつづけられる好テンションとおもうけど、ハルキ君たちだとすこしダビング気味になてしまう。最終盤でラインも伸びててしまったのも関係あると思うが。
テンション同じでも高さはあと10センチ欲しい。
来年は世界規模で参加者を募るそうです
2019年はワールドカップと冠せられる大会になりそうです。
世界中からコンボの猛者が集まってフルコンボ達成者が何人も出るような大会になるかもしれない。
ほとんどの選手が50コンボを目標にトリックルーチンを組み立てるにちがいない。
それを当然としていかに高レベルの技を入れ込むか。想像もつかない。
技のループも挟みつつもどんどん跳ねが大きくなり勢いをつけて大技ズドンなんてのも開発されるかも。
ジュニアや女子も台頭に戦えるルールでもある。
例えばエイシン君とリクト君だ。
フルコンボ50を目標にトレーニングしたら恐ろしく進化しそう。
めざせエンドレスコンボ。
スラックラインの可能性は何処までも広がっている。