皆さん大好きなスラックライン用品の自作についての記事です。だたし、マイナーな道具。1インチでしか使えません。
ラインスライダーとか、ウェビングプーリーとかいうやつです。
これ何に使うの?とか注意事項はすっ飛ばして早速自作の仕方を紹介します。
以前から、自作品は一つ持っていましたが家具用のプラスチックのベアリングを使っていたので、今回金属製激安ベアリングを買って交換し、さらにもう一つ作ってみました。
まずはプーリーを壊す
プーリーのサイドプレートが必要です。
なのでプーリーを壊すしかない。
これが一番の問題です。
壊すプーリー買うなら、ハイスライドかハングオーバー買った方がいいじゃんかという。もっともなご意見。
もう使わないプーリーがあるならやってみてください。
安いのをアマゾンで買ってもOK。
家にあったサンダーでくらい削って壊しました。本体傷つけないようにちまちま10分くらい削れば、軸部分が抜けるようになるはずです。
上の画像は今回壊したコングのプーリー。仕事で収まりの悪い場所で使ってしまい、プラスチックのシース部分がギザギザに波打ってしまったので遠慮なく壊す。
以前から使っている最初の自作スライダーはこちらを分解。これは小さすぎてリギングに使うとギーギー五月蠅い。
ベアリングのサイズ
ベアリングのサイズは外径22mm、内径8mm、厚さ7mmのベアリングを使用。JIS規格では608というサイズになります。
このサイズはスケートボード用のウィール用と同じサイズです。これを4個。
ホームセンタで買うと一つでも高いですが、アマゾンで中国の一個35円の激安を買って交換してみました。
しかし後で思ったけど、どうせ自作するなら軽く回るはずのスケボー用使えばよかったなぁと。せっかくスケボーと互換サイズ使うんだから、スケボー用として売られている安いのがオススメです。激安は勧めしません。
何を使うにしろ、とにかく608ってサイズなら何でも使えます。
手持ちの既製品が錆びて回りが悪くなった場合もこのサイズを買えばピッタリ。
もし、濡れたりしたら自由にクリーニングして油させるのも、利点。
ボルトのサイズ
ボルトの長さは45mmか50mm。
太さはM8を使用。スパナは13mm。
今回は長さ45mmでギリギリなので50mmでもよいと思います。
左下のが45mm、右が50mm。ホームセンターで買えます。
50mmを使うならねじの飛び出し部分を削って滑らかにしたら完璧。何かの拍子にラインと接触しても被害が出にくくなります(強いテンションで張られたラインは鋭利な部分と接触するとすぐに傷つくから)。
六角やドライバータイプだと、頭も小さく薄くなるのでそちらの方がいいかもしれません。
ナットは緩み止めナイロンナット
ナットのサイズはM8で、スパナのサイズは13mmです。
ナットをきつく締めるとベアリングが回りません。
なので緩みにくいナイロンナットか類似の製品を使う必要がアリ。
ナイロンナットとはねじの一部がナイロン素材になっており、締めこんだ時にねじ山を切ります。摩擦が大きいので緩みません。複数回閉めたり緩めたりを繰り返すと、効果がなくなるので交換する必要があります。
スラックラインのラチェットにもこのようなナットが使われています。
振動で普通のナットは外れちゃいます。
組むのは簡単
部品さえそろえれば組み立ては簡単です。
ハイ出来上がり。
ベアリングよりサイズが小さいワッシャーを二枚挟むのは必須。これがないと、ベアリングの側面がプーリーのサイドプレートに接触してしまう。
また、締め付け過ぎるとベアリングが回りません。固くなる一歩手前。
もっと外径がデカいベアリングも使えそう。
無限ロデオなどではデカい方がよい?
組みわせるカラビナはオーバル型。
スラックラインでは何に使うにしろ、オーバル型がベスト。
でもアルミのオーバル型は今はあまりないですね。スチールならあるんだけど。
自作DIY記事では定番の見積もり予算
小型プーリーのサイドプレート1セット | 1500円 |
ボルト、ワッシャー | 100円 |
ナイロンボルト | 50円 |
608ベアリング4個 | 500円 |
合計 | 2150円 |
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ラインスライダー大集合
最後に既製品を紹介します。
ハングオーバー以外は個人輸入。しかもハングオーバーはカラビナ一体化の便利製品。
スラックイノブの商品はブレーキ付き。
終わりです。
プーリー壊せる方はチャレンジしてみてください。