スラックラインの歩き方がスラックライン入門という有料アプリにされて売られていた
たまにはこういうネタも。以前公開した、WordPressのカスタマイズ記事とかCSSの記事はアクセスが多いんだけど、スラックラインとは関係ないのでも最近は書くのをやめました。でも、これはちょっと関係あるので少し迷ったけど公開。
スクリーンショットで嫌な予感。購入後ダウンロードして中身をみてみると、テキストは歩き方の内容が99%、0.5%ウィキペディア、05%オリジナル(目次の説明だけ)という感じ。グーグルプレイは15分以内ならお金を払っても返品できるので、スクリーンショット撮って返品。テキストはほとんど歩き方を削っているだけ。しかし、最初の方だけで途中からは全く同じところも。画像はどこかで見たようなもの、もちろん歩き方からも。
明らかにパクリでさらに有料という。
グーグルに著作権侵害の申し立てをしてみる
中国製アプリかなと思いましたが、以外にも所在のはっきりした日本の会社でした。
この会社のアプリはほとんど怪しい。他のを一個調べたら、同じように被害にあったサイトが簡単に見つかりました。会社や社長のfacebookも見ましたが、独立開業してスタッフをハローワークで募集、その人達と徹夜でこういうアプリを作っているそうです。社長自身が、簡単なアプリしか作れない怪しい会社って他の人のやり取りで評していました。というか、ただのパクリなのに徹夜とか笑えます。
最低価格なので安いけどこんなの買う人いるのかなと素直に疑問です。制作会社には悪い気がしましたが、モノは試しと著作権侵害の申し立てをしてみました。
Google からコンテンツを削除する – Google ヘルプ
ここからgoogleplayを選び、いくつか該当項目をチェックしたあとに、実際にどの部分が問題かを指摘適して申請します。
テキストや画像、アイコンなどが対象です。
一部でいいので、具体的にどの部分かを指摘します。
著作権の所有者しか申し立て出来ません。
一ヶ月ほどでようやく認められてグーグルプレイから削除された
最初の返事が来るまで1週間、具体的な部分を返信、また一週間後にメールが来たので、また同じように指摘。そして、さらに一週間後にインデックス削除しましたのメール。実際に確認するとグーグルプレイから消さていました。およそ一ヶ月かかりました。
とにかく、レスポンスが遅いのでゆっくり待つしか無いです。該当しないと判断された場合は、最初の返信が来ない場合があるようです。返信で更に突っ込んだことを聞かれたらそれに答えるように返信します。でも、どれもテンプレのようなメールなので、悪質だとか心情的な部分を訴えても効果はないと思います。コチラからの文面も特に考える必要はなく、機械的な最低限のことで問題ないと思います。
アップルのiOSでのAPPストアではこういう申告フォームはなく、直接制作・配信元と交渉する面倒くさい方法しか提供されていません。この場合は、アプリの配信元の連絡先をアップルが教えてくれるので、その連絡先に直接交渉しなくてはなりません。グーグルと比べると格段に面倒です。
今回は、グーグルプレイの削除に気づいて制作会社がAPPストアから自主的に消したっぽいです。
パクリアプリはこんな感じ
アプリといっても、単なるウェブページ。htmlとjsだけでプログラム的な部分は一切ありませんでした。つまり、ウエブページをスマホ用に編集してアプリと冠しているだけです。双方向的な部分がないことを考えると、ブログにさえ及びません。
とても有料のクオリティは無いです。画像はいろんなサイトから拾ったものです。ソースのクレジット表記などは一切ありません。
ってことで
自分のサイトがパクられてアンドロイドのアプリにされていた場合は、著作権侵害を申請してみましょう。削除してもらえる場合があります。iOSは面倒くさそうです。
多くのこのようなウエブサイト風のパクリアプリは、古い所有者のわからないようなサイトをのそままコピーするケースが多いようです。最低価格だと購入者のダメージが低いので、詐欺ぽい内容でもたまに買ってくれる人がいるらしい。なので、底辺悪質アプリ作成業者で流行っているみたい。ちなみに、3割グーグルなどに入るから業者に入るのは一人に売って70円程度だそうです。
株式会社アローズにはくれぐれもサイトをパクられないようにご注意ください。