再生回数がすごい、登る月をバックにハイラインを渡るディーンポッターの動画
場所:ヨセミテCathedral Peak(大聖堂ピーク) 標高3325m。
ライナー:ディーンポッター
命綱:無し
機材:EOS5D Mark II +800mmf5.6+2倍テレコンでの撮影 撮影地からの距離1.9km
説明は抜きにしてとりあえずご覧下さい。
1月7日に公開されて、早くも35万回の再生がされている素晴らしい映像です。もともとはナショナルジオグラフィックの特集番組で1分もないシーンで使われていたのですが、改めてこうやってゆっくり登る月とみると何とも不思議な動画です。しかも命綱なしのスリル感。スピード感も何とも言えないです。しかも計算しつくされた日時とカメラの場所。本当にすごい動画だと思います。
ディーンポッターはスピードクライミングや命綱なしのフリーソロというクライミングの分野で世界的に有名な人です。2000年にヨセミテのロストアロースパイヤーで命綱なしの歩行を成功させて(この動画も見たことない人はぜひ)、スラックラインはクライミングをやっている人に知名度が上がりました。去年は中国でも同じようなこともやって日本のテレビニュースにも取り上げられました。
あ、もし落ちたらどうなるのか気になります?
彼はハイラインキャッチ(彼の動画もあります)という技も持っています。つまり、落ちる際にラインをつかむことができるんです。もちろん、それも失敗したら死が待っています。まさに命がけ。
ディーンポッターの言葉
彼はなぜスラックラインのハイラインで命綱なしにこだわるのか?
こういうふうに言っています。
「I’ve always been a ‘free soloist.’ Whatever I do, I long to be untethered and fre.」
意訳:私はいつどんな時もフリーソロイストだ。自分がやることは何であっても、自由で綱から放たれた状態でありづける。
かっこいいです。
クライミングもスラックラインもロープから自由でいたい。もちろん、彼自身の生き様もずっと自由でいたいという事なんだと思います。
untethered(アンテセッド)って単語の意味を調べると、「[形]〈潜水者が〉ロープでつながれていない,単独潜水の」と記載されていました。
詳しくは、ナショジオのページを見てみてください。
Extreme Photo of the Week — National Geographic
そもそもはナショナルジオグラフィックチャンネルのテレビ動画
注:この番組は今は見れません。DVDでみてください。
2分28秒。
これはThe Man Who Can Flyというディーンポッターの特集番組の動画ダイジェスト。前半にムーンウォークのシーンが入っています。メインはベースジャンプですが、クライミングやスラックラインのシーンも入っています。この番組は去年の二月に放映されています。本編は下記動画になります。
48分の番組が全部見れます。
ムーンウォークのカットは3分35秒くらいから、わずか50秒ほどだけです。でも、すごく印象的なシーン。
スラックラインは20分以降にも登場します。場所はコロンビア州の山。当然アンテセッド。このシーンも緊張感がすごいです。専用ラインじゃなくて太いロープを渡ってます。