パックラフトの記載もアリ「無人地帯の遊び方」の感想

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無人地帯の遊び方の内容

無人地帯の遊び方
無人地帯の遊び方、グラフィック社 2021/5/7発売

この本は毎年無人地帯で遊んでいる人たちが、その時の写真をもとに遊び方の紹介をしている本。その遊んでいる人たちというのが、その道の有名人?(でも自分はだれ一人知らなかった)。

無人地帯というのは主に南の島にとなっている。また、すべてグループ行動前提。教科書的に計画の立て方から、装備、食事、などの記載がある。

もくじをみればかなり幅広い内容があることがわかる。主に宿泊と遊びについての内容が豊富。道具も多く登場し、道具が好きな人は楽しめる。ただ、あくまでグループ行動なのでかなり、どうでもいいような装備も紹介されている。それもそのはずで、遊びがメインになっているから。移動や宿泊が目的ではなく、宿泊地での遊びがメインで楽しんでいる人たち。

人力移動と野営術というサブタイトルなので、パックラフトの記載もある。川下り用の装備の紹介や、ラフトベットを使用した宿泊などが紹介されている。あくまで紹介程度だが、パックラフトの軽量さはこれまでになかった新しい移動手段の方法と言えるだろう。

今後、無人地帯やアドベンチャーでの利用はもっと増えていきそうだ。実際、カヌーでは下れない川もパックラフトなら割と簡単に下れたりする。沢の源流域などでの使用機会も増えてくるに違いない。

総評すればパックラフトでキャンプが好きなら、だれもが好きそうな内容の本ではある。この本はグラフィック社というところが出している本だけあり、文章や差審のレイアウトがとても良い。これ一冊である種の作品。しかしながら、自分はグループ行動が前提という点では無人地帯という言葉が似つかわしくないとも思う。無人地帯でソロなら、何をしても自由だが、グループだと自由は感じられない。無人地帯にあこがれて読むとガッカリするだろう。乱暴に言えば、この本の内容はおっさん探検部の合宿の様子をまとめて参考書的な本にしましたみたいなかんじ。

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