川下りのキャンプ地で高確率でとれるテナガエビ
水が綺麗で海までつながっている川だとテナガエビが生育しています。河口堰があると数は減りますが、堰の上にもいます。
イメージとしてはウナギがいるような川だとテナガエビもいる感じです。我が家では大きな川の本流にもいますし、海の近くのクリークにもいます。
パックラフトでキャンプするような川でもよほど源流域でない限り生育していると思います。昼間は石や構造物などの陰に隠れ夜に出てきて活発に動きます。梅雨から8月くらいまでは昼間でもテナガエビ釣りができるくらい活発です。
テナガエビの獲り方
- 日暮れを待つ(日暮れすぐはカゲロウなど羽化タイミング。光に集まってきます。あまりに多い場合は1時間ほど待つと羽化が終わり光もokになります)
- ひざ下で流れが少しある所でヘッドライトで探す。
- 光る眼を見つけたら、エビの後ろにエビダモを置き前から足などで追い込む。
- 鍋などで水を入れてキープ。たまに水を替える。
テナガエビの生態など
- 夏は上流、冬は下流にいる 快適な水温を好む
- 瀬の少し上流(瀬肩)あたりが多いけど、いろんなところにいる。
- 昼間は20㎝から25㎝くらいの石と石の隙間にいる。
- 3月から11月までが捕獲のシーズン。
- 5月6月のエビが一番おいしい。8月になるとエビが痩せる。冷夏の方がエビが美味く、猛暑は味が落ちる。
- 年に3回脱皮する。脱皮したても美味しい。
- 産卵は4~7月、9~10月にする。年に複数回産卵する。
- テナガエビは頭に内臓があり、頭が美味しい。頭だけ出汁にしてもいい。
- 雑食で藻や昆虫、小魚を食べる。
テナガエビの食べ方
テナガエビは素揚げがシンプルに美味しいです。
高温だからハサミや頭がカリカリになって食べやすいからです。茹でたり焼いただけだと、大きい個体は頭とお尻にツノ(捕食されにくくするための防具)があり、口の中で刺さる時があります。ツノが苦手な時はハサミで切り落とします。目と目の間の部分としっぽにツノがあります。
味付けは塩で十分美味しいです。
しかし、ただ、それは家での話でキャンプで油を沢山使う揚げ物は難しいです。特に川旅のようなツーリングキャンプでは、揚げ物は無理。
なので、茹でるか焼くことになります。
前回は茹でたので、ホイルで包んで包んで焼いてみた
日が完全に沈むとテナガエビが動き出します。キャンプをしている河原の目の前で次男と二人でテナガエビの捕獲タイム。強力ライトで川を照らすと目が光るのでエビダモで捕獲します。ヘッドランプはペツルのアクティックコアが一押しです。
夢中になって20匹以上取れました。河原は広いので獲ろうと思えば100匹行けそうでしたが、もちろんそんなに食べれないので20匹をいざクッキング。
今回は焚火台とアルミホイル、調味料を持ってきているのでいざホイル焼き。味付けはマヨネーズと塩。
まず、今回は鍋の中でエビたちに焼酎を飲ませて酔わせておとなしくさせました。味も良くなります。10分ほどで動きが止まったら、アルミホイルの海にエビを並べてマヨネーズと塩をかけて焚火に放り込みます。何か他の食材いれてもok。
ポイントとしてはアルミホイルは2重にしてください。縦に巻いて、次に横に巻くと良いです。ホイル焼きは蒸気が逃げないようにすることが上手く作るコツなので二重にして密閉度を上げましょう。
火加減は弱めで20分ほどすれば出来上がり。ひっくり返したりはしなくていいです。
頭もハサミもそのまま食べれます。大きな個体はミソもあるのでマヨネーズとの相性も良いです。大成功です。
川旅でのテナガエビレシピ
- 味噌汁
- 網焼き
- ホイル焼き
- 温麺(テナガエビでだしをとる、しょうゆを少し入れてそうめんを茹でる)
味付けは塩でも醤油でもマヨネーズでもなんでもok。
皆さんもパックラフトやカヤックでツーリングした時は河原でテナガエビを獲って食べてみてください。5月から9月ぐらいが適期ですが、それ以外の時期でも潮のタイミングなどでとれます。卵を持っているメスがいたらリリースしてください。大抵はオスがよく獲れるはず。
必要以上に獲ることも避けましょうね。
お勧食材など
いろんな味の小分け調味料を以前買ったのですが、選ぶ楽しみもあって便利です。小分けなので必要な分も持っていきます。もちろん家にある塩でもいいですよ。小さなジップロックにオリジナル調味料を適当に作って持っていくのも吉。
↓小分けのやつはアミノ酸は入っていません。