2023年に発売された新しい本です。東日本編と西日本編があります。
紹介されている川は二本の旧河川109本のすべて。一級河川のみの紹介ですから、例えば山口の錦川などが抜けています。
九州には1級河川が多いのですが、その理由は洪水被害が多いかららしい。
この本の特徴は多くのドローン画像と、地質的な目で川を紹介している点です。かならず地質の名前が出てきます。我が家は矢部川のすぐ近くですが、日向神がデイサイトとかいう岩だということ初めて知りました。
いつも遊んでいる公園も紹介されていてうれしかった。
とにかくこれを読むと地質的な面で川の奥深さが理解できます。長い目で見ればドラマチックなんですよねぇ。どの川も河口の写真が必ずあるのも嬉しい。旧河川とかショートカットとか河川争奪とか。
パックラフトで下れるかどうかや、観光船の川下りの情報などは全くありません。それでもグーグルマップとにらめっこして下れそうだとか、厳しそうだとか検討するは楽しい。ま、パックラフトならほぼ下れますね。
ダムの情報は多いです。大きさや工法が記載されています。
巻末にある川が作る地形30選がとても興味深い。
ドローンの画像が多くてわかりやすい。画像サイズが小さいこと。ハンドブックサイズですからね。
川が好きな人にはお勧めします。持っていて損はしません。
他の本でお勧め川紹介の本。↓脱ダムやアユ釣りの視点だけど、なぜ高津川にダムが無いのかなどの答えもワカル。