SOTOのポケトーチって?
山岳キャンプには不要ですが、焚火をするオートキャンプだとポケトーチがあると着火が楽です。
下に向けて炎を当てたり、ロープを炙って工作するときなどに便利。無きゃなくていいんだけど、あったら便利な存在。今現在使っているのは2代目。
ポケトーチの点火できない原因
原因は4個。火花を飛ばすイグナイターに関する故障です。
- イグナイター先端金具の汚れ→掃除
- イグナイター先端金具の位置不良→先端の針金を調整する
- イグナイターの感圧素子周りの部品故障→諦める。買い替え。
- イグナイターの漏電(リーク)→分解して絶縁する
対処方法
1:イグナイター先端金具の汚れ→掃除。
イグナイター先端の汚れは細かい金属ブラシとか、要らない歯ブラシとかで掃除します。花火の導火線とかに点火をすると煤でで汚れやすいです。
2:イグナイター先端金具の位置不良→先端の針金を調整する。
先端の金具が明らかに横を向いている場合は真ん中付近に調整してください。奥に折り込む必要はありません。真下に曲がるか、少し手前でもいいです。
3:イグナイターの感圧素子周りの部品故障→諦める。買い替え。
イグナイターの素子は寿命で壊れることはほとんど無く、大抵はスイッチ部分のプラスチックやバネの故障です。カチッ、カッチ、と連打する人が多いですが小さくて華奢な部品なので壊れやすいです。この構造は100円ライターと大差ないので運が悪いとすぐに割れて壊れます。
4:イグナイターの漏電(リーク)→分解して絶縁する
ポケトーチはイグナイターから火花を飛ばすバーナーまで少し距離があり、絶縁コードで伸びています。このコードが傷つくと、そこから高圧の火花がリークして本体の金属部分とのあいだで火花が発生します。リークしていると当然ながら先端のバーナー部分では火花が飛ばないか、非常に弱くなります。これは分解修理可能です。以下で、説明します。
イグナイターの漏電(リーク)→分解して絶縁する
リークする原因ですが、ボタン押し込みの金具がコードを擦って破る、もしくは薄く削ることが原因です。火口が遠く、電圧が高いので薄くなった箇所からすぐ近くの金属部分にリークしてしまいます。
このチェック方法は簡単で、ライター部分を外し、暗い所で点火ボタンを連打すれば中のほうなどで火花が飛んでいる様子が確認できます。
リークしている場合は、手あたり次第ビニールテープで絶縁して組み立てればokです。あまり厚くテープをまくと組み立てられません。
コード部分と、本体の金属部分、裏のネジ部分、押し込み金属板バネ部分などを絶縁します。最初から全部をする必要は無いので、まずコード部分を絶縁してそれでもリークすなら他の金属部分を絶縁してください。
ポケトーチの替えライター
ポケトーチの替えライターは東海ライターのCRML-17 か、SOTOのPT-CRです。
ホームセンターにもポケトーチは売っていますが、大抵は替えのライターも置いています。100円ショップのライターなど多少サイズが違うライターもスペーサーをそこに挟むなどすれば使えますが、途中で消えたりするので指定物もを買いましょう。
SOTOの純正品でさえひとつ100円少々の安さです。東海ライターのCRML-17はお店でいざ探すとなると難しいのでポケトーチを置いているホームセンターで買うのがイイです。もちろんキャンプ用品店にもあります。※このライターは使ってなくてもガスがどんどん抜けるので注意が必要です。
でも、もう次は買う気はない
ポケトーチもマイクロトーチもスライドガストーチも点火トラブル多すぎ。点火部品が使い捨てレベルなんだよねぇ。
ふつうにライターあればok。
追記:2本目のライターに切り替えて少しで完全に壊れました。交換式の意味ないっつーの。