タンデムのパックラフト愛用中!
パックラフトは一人用の船が普通ですが、二人用のタンデムも存在します。
パックラフトを買うにあたって、子供と乗りたかったので他の選択肢は考えずにタンデムタイプを買いました。二人乗りはもちろん、一人でも乗れるからです。
それに自分がパックラフトでやりたかったのはツーリングだったので、キャンプの荷物も沢山詰めそうだし沈しにくそうだったから。
そんなこんなでフロンティアパックラフトのCW-320というモデルを購入しました。CWとはCalm Water、穏やかな水という意味で、320は全長を表しています。普通のソロ用は180cmから250㎝ですので、+50㎝から1m長いのです。
二人乗り用ですからしっかり椅子となるクッションも二つ付属ししています。大きめのフロアマットと、後ろだけ背もたれも付属。
タンデムのパックラフトでやったこと
Tシェイプシート?
カナディアンカヌーのようにシングルパドル×2人で漕ぎたい人はTシェイプシートを買えば座面が高くなり漕ぎやすくなります。しかし、ファミリーで使う際はダブルブレード×2で運用した方がイイでしょう、シングルパドル×2人にの場合は同時に漕ぐことが前提です。一人でもシングルパドルで普通に漕ぐと曲がってしまうので、曲がりを補正しながら漕ぐJストロークという方法で漕ぐ必要があります。
必要を感じたらシートも検討してみましょう。
大きさはこんなに違う!
タンデムのパックラフトの長所
- 二人が乗れる。さらに子供+1も可能。3人乗りもできる。家族で乗れるのは素晴らしい。
- 一人でも乗れて荷物がたくさん積める。余分な付属品は外してもいい。
- 一人で使えば、昼寝しながら下れる。
- 全長が長く直進性が高い。一人で乗ってもソロ用より直進性は上。
- 船体が大きく、パドルの力が推力に反映しやすい。力を入れて漕ぎやすい。
- 重量的には大人二人でソロ艇2よりも軽量。
- 浮力がパックラフトでは最高クラス。他の艇が沈するようなのところでも突破可能。
- ソロでも余剰スペースが多く、釣りやドローン飛行など行う余裕がある。
タンデムのパックラフトの短所
- 。パックラフトとしては重く、嵩張る。付属品も二人分。
- 一人で乗ると後ろに重心がかかりすぎて、流れが複雑な場合に回転してしまう。真ん中付近に座ろう。お遊びで一番前に座ってもok。
- 一人で乗る場合、パックラフト先端すぐ下の隠れ岩が見えない場合がある。おかげで、チューブに穴開いて沈没するところだった(恐ろしや)。海の岩は貝がたくさんついていて、すごく鋭利な場合アリ。
- 大人二人で一緒に乗るより、一人乗り用に別々に乗る方が楽しい。
- 荷物を積ま無いなら一人で使うには無駄が多い。
- 長さがあるので膨らましたまま陸地の持ち運びがしにくい。でも長距離でなければ特に問題は無い。
- 膨らますのが大変。マットやシートなども多い。電動エアポンプが便利(なるべくパワーあるやつで)。
- 大きいので乾かしたりのメンテナンスがしにくい。
- 堰などにつかまり水が入ってきてバスタブ状態になると最悪。水の量が多いのでひっくり返して抜くことはほぼ不可能。カヌーやカヤックと違い船体が柔らかいので二人いても力だけではひっくり返せないし、船体が破れそう。もし、バスタブ状態になりそうなときは、すぐ沈するべき。沈したほうが100億倍ましです。安全な浅瀬までいってもバスタブ状態になると人力では水が抜けないんです。もし、水が抜けない時は船体の空気を半分ほど抜いてください。そこまでしないと水が抜けません。もしくはドライバックなどで汲み出してください。
タンデムを一人で操船する場合
タンデムを一人で使うなら、中心部分に座るのが最もバランスはいいです。ただ、シート等の問題があり、後部に座って荷物を前に置いて前後の重量バランスをとるのが一般的です。この場合、先端(バウ)が浮き上がり後部(スターン)が重くなります。バウ側が浮くと直進性が低くなり、回転性の高い船になります。回転性が高すぎて瀬で一回転したりするので注意が必要です。
逆に先端に座ってバウ側が重くなると直進性は上がりますが、フロントが沈む分スピードが遅くなり、回転性も悪くなります。
タンデムをお勧めするのはこんな人
タンデムのパックラフトををお勧めするのはアウトドアが大好きなファミリーの方々です。
うちは根っからのアウトドア一家なので、例えば水のきれいな●●行こう!となれば、パックラフトを当然のように持っていき、長男は釣りやガサガサ、他のメンバーはパックラフトって感じです。
ツーリングで使いたい人にもお勧めできます。一人で使う場合でも、長いのはやはり直進性は上。長距離漕ぐ際はソロ用よりも楽です。ソロで使う際は、荷物満載で長距離下るって時は浮力が高く荷物が多く積めて安心感が高いです。だけど、ソロ用のパックラフトでも十分荷物は積めます。少し大きな250㎝クラスなら余裕なはず。しかし、3m以上あるタンデムタイプは昼寝ができます。
購入できるタンデムタイプのパックラフト
自分が使っているのはフロンティアのモノです。シンプルですが、ファミリー用途では十分な気がします。
↑これはパックラフトじゃないから重いけど。
わざわざタンデムを買うならは小さめななのより、大きめの方がいいと思う。さらに通常カヌーに近い形状の方がいいとともう。
まとめ
タンデムパックラフトはイイです。我が家では稼働率は高い。
一番の注意点はバスタブ状態にしないこと。余裕がある時試してみて下ださい。まじでひっくり返して水を抜くことが不可能です。
タンデム艇でホワイトウオーターに挑戦するときも注意が必要かも。