ハヤ(オイカワ・カワムツ等)の飼育は簡単・キレイ・楽しい

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ハヤという魚

いわゆるハヤ(大きいのがカワムツ)やタナゴ、ムギツク

ハヤという魚は川魚の少し小さいイワシみたいな魚の別名です。

一般的にはハヤといえばウグイ、オイカワ、カワムツ、ヌマムツ、アブラハヤなどの小型から中型を総称しています。これらの種は稚魚の段階では少し模様に違いがありるものの、フォルムや顔や目の形がほどんど同じ。多少大きくなれば見分けはつきますが、稚魚の段階では見分けは付きにくいです。飼い方もほぼ同じです。

さらにハヤの甘露煮なんて売っていますが、この場合は更にいくつかの種類が混ざっています。ムギツクなども含まれています。甘露煮の場合は中くらいの川魚というざっくりとした括りです。

捕まえ方

ハヤは釣ることも可能ですが、稚魚なら断然捕まえるのが簡単です。春から秋にかけて小川や水路でたくさん泳いでいる小さな魚がいわゆるハヤになるので捕まえましょう。それらはハヤの稚魚である可能性が高いです。小さな水路などタナゴがいる場合はタナゴの場合もあります。

場所にっては網のひとすくいで10匹以上取れます。時折大きな川には水量が減って水たまりになった場所に数百匹取り残されて取り放題みたいな場合もあります。

捕まえる場合は虫取り網でok。自作の仕掛けや罠でも獲れやすいです。罠でよく捕れますし、小川ガサガサでもよく獲れます。サイズ的には3センチとか、5センチくらいまでは簡単です。よく魚を捕る人は捕れすぎて即リリース対象の魚。

釣る場合は10㎝以上になりますが、成長したオイカワやカワムツ餌釣りでもルアーでもつれます。少し流れがあるような川、小さな山の渓流には定番の魚種です。

飼う準備

30㎝キューブ30㎝×30㎝×30㎝。稚魚時代から飼ってオイカワが5センチ以上まで成長。

川魚の代表ともいえるハヤは比較的丈夫な部類になります。稚魚は数日なら問題なくバケツで飼育が可能です。我が家でもプラケースでエアレーションもなしに1カ月以上一匹も死ぬことなく飼育できていました。

暑い時期の水温だけは注意が必要です。また暑いと水の劣化が早く、週一の水替えは必要です。

本格的に飼うなら水槽やフィルターが必要になりますが、特別な器具は必要ありません金魚と同じ感覚で飼育は可能です。

捕ってきたら

死んでしまった小さいハヤ(オイカワの稚魚)も見える。小さいうちは各種ショックで気を失い死ぬ場合もある。

川で捕ったらバケツか何かに一度入れることになりますが、川の水をまず汲んでからハヤを入れてください。ハヤは丈夫な魚ですが、サイズの小さい稚魚はこの段階で数匹死んでしまうことがあります。
水槽に入れる際は、水合わせという作業を行います。

やり方はハヤの入ったバケツの水を少なくして、そのバケツに水槽の水を徐々に増やす方法がいいでしょう。30分以上かけてバケツの水を増やしたら、少量のバケツの水とともに水槽に入れてください。

我が家では30㎝キューブと60㎝規格で飼育

オイカワ日淡30㎝キューブ水槽の紹介
オイカワ日淡30㎝キューブ水槽の紹介 – YouTubeうちの小学生の長男が編集した動画です。

この動画は稚魚から育てている30㎝キューブです。成魚だと60㎝規格が必要。

必要なもの

  • 水槽
  • フィルター
  • 床材
  • 水草

水槽

ハヤのサイズや数にもよりますが、3㎝程度が10匹いるなら最低でも30㎝は必要です。15㎝ほどの成魚を飼うなら60㎝規格水槽でないと無理です。成魚だと60㎝規格水槽で5匹で限界でしょう。
大事なのは水槽のフタです。驚いたり、喧嘩して飛び出る事がとても多いです。特に水面をギリギリまで上げている場合はピョンピョン飛び出ます。できるなら上部から5㎝くらいは余裕を持たせたい。

とにかく飛び出るので市販の付属の蓋に隙間がある場合は、対策する必要があります。面倒でも対策しておかないと後悔します。なるべくきっちり隙間を減らしたい。

鉢底ネットを張り付けて隙間をふさぐ。このような対策は必須。

フィルター

60㎝規格にGEXの上部

60㎝規格なら日本淡水魚定番の上部フィルターが最もおすすめです。汚れやすいので簡単にろ材が変えられる上部が絶対いいです。

我が家の30㎝キューブは小型外部フィルターのスドーエデニックシェルトを使用しています。このフィルターは静かでいいのですが、性能的にはギリギリです。

稚魚の飼育で30㎝以下の場合は外掛け式フィルターで良いと思います。

これらのフィルターを使う場合は、水面が少し波打つようにしてエアレーションも兼ねるようにしてください。そうすれば別途エアポンプを使う必要はありません。
もしエアレーションを別にしたいなら投げ込み式フィルターを併用したら良いでしょう。追加サブフィルター兼エアレーションとなります。

床材

床材とは下にひく細かい石などのことです。大磯砂か、それより少し小さいいわゆる田砂が雰囲気がマッチします。それより小さいと水替えで床掃除するときに砂まで吸い込むのでお勧めしません。というのも、ハヤや日淡の飼育では水替え時に床掃除するのは必須だからです。それに動きの激しい川魚たちが普段の状態でも舞い上がらせてしまいます。

何も床にひかないベアタンクという方法もありますが、ハヤはなるべく自然に近い雰囲気を再現して飼うことこそが魅力だと思うのでストレス軽減のためにも床材は引いてあげたい。
ソイルは非常に優れた床材ですが、頻繁に床材を掃除するのでハヤには向きません。

水草

セキショウモとウォーターバコパ

なんでもいいので水草は入れましょう。金魚は水草を食べたりしますが、ハヤは食べません。種類は川でよく見かけるアナカリスで十分ですが、アナカリスは様々な生物の家と化して、そのまま入れると水槽に虫、貝や病気を入れることになります。よく洗って数日バケツで様子を見て入れてください。買っても安いので近所で売ってる場合は買うのがおすすめです。

個人的に好きなのはセキショウモ(バリスネリア)で、上の水槽の細長い水草。川でも獲れます。

石、隠れ家

これはタナゴのアブラボテ。

ハヤはどちらかといえば隠れ家は必須ではありませんが、身を寄せる石は必要です。成長して成魚になると、稚魚時代より隠れたがるのでパイプ状のものなども入れてみるのも良いでしょう。

餌 えさ

サイズが小さいハヤならば餌は何でもよく食べます。捕獲した魚は最初は餌を食べない種類もいますが、ハヤはすぐ何でも食べます。大きさに合わせて餌を選びましょう。最初はメダカ用を選び、次に川魚、タナゴやザリガニ用がいいでしょう。浮かんでばかりの金魚でもいいですが、理想はしばらく浮いて沈んでくる餌です。基本的には底に沈んだ餌はあまり食べません。我が家ではキョーリンの川魚のエサと乾燥赤虫を主に食べさせています。

成魚を捕まえて飼う場合に餌を食べない時は冷凍赤虫や乾燥エビを食べさせて、徐々に人口餌に切り替えてください。多くの場合、数日でおなかが減ってきて人口餌を食べるようになります。

餌の銘柄は深く考えずに安いのでokですが、底に沈んだ餌はほとんど食べないので浮くタイプが良いです。あまりに小さいパウダータイプや細かいフレークタイプは気づかないので食べません。

餌の回数は2回から3回。餌はいくらでも食べるのでどんどんやるとドンドンでかくなります。一斉に水面に群がるのが楽しいのですが、やりすぎないように注意。

ベタや金魚のように餌くれダンスはしません。

メンテナンス

水替え

ハヤは汚れには比較的強いので神経質になる必要はないのですが、なるべく1週間に1度ペースで3分の1の水替えは必要です。
プロホースなどの床材の掃除もできる専用器具が便利です。

掃除

掃除はガラス面のコケ取りと、水替えの際の床材掃除。

コケ取りはスポンジ等でこすりましょう。ほおっておくと取れません。 床材はプロホース等で水替えと同時に少し掘りながら糞を回収してください。

コケ

いわゆる水槽内のコケはよく生えます。餌が多いから。明らかに増えてきた場合は、コケ取りをしてから餌と光の量を減らしましょう。ガラス面のコケ取りで60㎝規格サイズならマグネット式が便利です。

病気は?

川魚は丈夫で病気にも罹りにくいです。熱帯魚や金魚よりもよりも確実に丈夫です。水合わせも、雑で構いません。ヒーターもいらない。
注意すべきは飼育密度と水替え。密度が高そうなら早めに捕ってきた川に逃がすことをお勧めします。

混泳、タンクメイト

ヤマトヌマエビは食べ残しもコケも食べるのでお勧め。30㎝キューブなら最大5匹くらいを目安に。ミナミだと食べられてしまう。本当のおすすめはミゾレヌマエビ。子の水槽に一匹だけ入っているが、餌は食べずにコケばかり食べる。ヤマトは餌を見つけると必死に食べようとする。
ドジョウはかわいいし一緒に飼おう。沈下性のエサならハヤに取られない。ただ、エビにはとられるが・・・

コケ取り要因として石巻貝とヤマトヌマエビはぜひとも入れたいとこです。ミナミヌマエビは食べられるのでダメだし、水槽内で爆殖させない限りコケはあまり食べません。

ハヤはそこまで攻撃的な魚ではなく、多くの魚と混泳できます。動きは激しいですがおとなしい部類です。タナゴやドジョウとの混泳は十分可能ですが、なわばりをもつ魚からは攻撃される場合があります。なるべくハヤを群れさせて1匹がいじめられないようにしましょう。特にオヤニラミとの混泳は厳しいものがありますので、ハヤのサイズが一回り大きくない限りやめた方が無難です。

まとめ

ハヤは丈夫な魚でザ・日本淡水魚という感じです。

地味な魚と思いがちですが、飼育してみるとキラキラ光ってとてもきれい。特に水流のあるレイアウトにしてみるとキラキラ感が増して見惚れてしまいます。

成魚になると大きな水槽が必要なのですが、稚魚なら小型でも飼えます。餌やりの瞬間はとても賑やか。どんどん大きくなるのでそれも楽しみです。

ぜひぜひ飼育してみてください。よく飛び出すので蓋だけは注意が必要です。

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